アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

入手簡単なレア曲

2019年01月15日 | ピアノ
先日の練習会で、私はグラナドスのスペイン舞曲集より「8. サルダーナ」を弾いたけど、この曲は知らない(聞いたことがない)人が多かったようです。

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一方、ショパンエチュードのop.25-1「エオリアンハープ」のほうは、知らないとか聞いたことない人は皆無ですね。むしろ耳タコ曲(この練習会の中でも被っている)。

人前で弾いたことある曲を、めっちゃ知られてるのと、あんまり知られてないのに分けると:
知られてる→ショパン「舟歌」、シューマン「子供の情景」、ドビュッシー「月の光」、モツソナk.v.545(ドーミソシードレド)、フォーレ「ドリー」…
知られてない→ベネット「スキップとセイディ」、吉松隆「プレイアデス舞曲集」よりいろいろ、モツソナk.v.533第二楽章、プロコフィエフ「別れの前のロミオとジュリエット」、アルカン「ファ」…

めっちゃ知られている曲を人前で弾くときって、まぁとにかく間違えたらどうしたってすぐバレるという難点はあるんだけど、知らない曲だってそりゃあまごまごしてればバレバレだし、あんまりそこを気にしてもしょうがないというか。

知られている曲のいいところというと、もちろん有名なだけあって素晴らしい魅力ある作品だというのがまずあるのですが、それだけではありません。みんなが何度も聞いたことがある曲だからこそ、各々がその曲の素敵ポイントにアンテナができてて、心に届きやすいんですよね。たとえば、私がベルクのソナタを初めて聞いたときって、なんかその良さを受信するアンテナがない状態で、仮にもんのすごく素晴らしい演奏をしてくれても「なに?」ってなっちゃうわけで、それが何度も聞いてみたらばようやく「あぁいいなぁ」と受け取る素地ができてくる。

なので、みんなが既に持っているイメージを土台として、私はこの曲のこんなとこがこんなふうに好き…というチャームポイントをお届けしやすいと思うんです。モツソナk.v.545(ドーミソシードレド)を弾いたときも「一周回って新鮮だった」とか「実はいい曲だった」とか言ってもらったし(^^)

怖いところは、みんながイメージ持ってるだけに、それをぶち壊すような演奏をすると「その曲そんなんじゃないから」と言われるってことだよね。確かにそういう面はあるんだけど、元々完璧な演奏をすることを期待されていないアマチュアとしてはソコはそんなに気にしなくていいような気がする。

それに対して、知られてない曲というのは、みんながイメージ持ってない、ってのが強みでもあり弱みでもあるんだけど、
「そんないい曲あったんだ」
って思ってもらったときはやっぱり嬉しい。そうなんだよ!! みんな弾いてみて!!(普及委員会活動)
(往々にして、曲は褒められるが演奏は褒められない-笑)

知られている曲というのは、いいところがあるから知られているんだけど、逆は別に真ではない。知られていないからといってつまんない曲ではないのだ。ピアノの曲いっぱいありすぎるから、忘れられてるってことは、よくある。

レア曲といっても、ほんとに知られてない(出版されてない)曲を掘り出すような時間もスキルも根性もないわけで、そうではなくて、それこそ全音や音友で出てるような、入手簡単な曲で、案外みんな弾かない曲。

モツソナk.v.533第二楽章なんて、きっとその場にいた誰もが楽譜を持っていたはずで、でもノーマークな曲。
(実は、ソナタの緩徐楽章って狙い目)

・楽譜は入手簡単(ポチッとな)
・楽譜は高価でない
・長すぎない
・難しすぎない
・そしてとっても素敵な曲!!

今後も、「入手簡単なレア曲」についてせっせと普及委員会活動に努めたいと思うんですが。で、そういうこと考えてあれこれ探していると、どんどん弾きたい曲過多になってしまって収拾がつかない…(あれ? 曲を絞るんだよね?? 汗)


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コメント (2)
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