アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ほどほど効果的な隔離(クルーズ船)

2020年02月21日 | 生活
2009年1月29日、我が家は異様な緊張に包まれていた。

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三日後の2月1日は、こじろう中学受験ド本命一発勝負の日であるから、そりゃかなりの緊張感があることは当然なのだけど、それに加えて…

よしぞうから電話があって
「さっき会議があったんだけど、それにいっしょに出てた人で、既に具合が悪くて病院行って、インフルエンザの確定診断も受けてたって人がいたことがわかった」(o_o;;

会議室という密閉空間で、しばーらく一緒にいたとなるとそりゃーうつっていても全く不思議はない状況である。
ご丁寧に、確定診断受けてから何もいわずに会議に出るとはなんと迷惑な(受験生を抱える人にとっては特に)。

通常ならば、家族が誰かかかって、ほかの人にうつしたくないという場合、寝ていてもらう部屋を決めて、なるべくそこにいてもらう。食器とかタオルとかの扱いも混ざらないよう注意する。けど、もちろんだけどトイレにも出てくるし、その同じトイレや廊下を家族も使わないと生活できないわけで、完璧隔離とは程遠い(その割に、マジでめんどくさい)。

程遠いにしても、気を付けないよりはいい(ような気がする)。

とはいえ、この場合(中学受験を無事に受けさせたい)は何かあるとホントに嫌なので、よしぞうはビジホに泊まることにした…


何がいいたいかというと、完璧な隔離と、そうでない隔離があって、でもテキトーな隔離というか注意でも、やらないよりマシだったりするんじゃないかってことです。

クルーズ船の中の「うつらないための用心」がちゃんとしていたとかいないとか、いろんな意見? 見方? があるようなんだけど、
某副大臣さんがツイートした(そして消した)写真とか、
船内の客が撮った写真とか、
感染症対策専門のお医者さんがアップしてた動画とか、

ニュースなどで見た範囲を総合しますに、
「いちおう用心してた」
「完璧からは程遠かった」
と、両方正しいのかなと。

副大臣さんツイートの写真だと、入り口が分けられてて、でも入った先の空間はいっしょで、ロープで仕切られていると。

ロープ…

「結界かよ」とか揶揄されていましたが、動線を分けるということで、そりゃ分けないよりいいはずです。もちろん「結界(?)」はないので空気はつーつーですけど。

エボラも扱っていたようなホンモノの感染症対策専門医からいわせたらこんなのちゃんちゃらおかしいレベルでしょうし、「ゾーニング」(コロナウイルスがいるかもしれないゾーンと、いないゾーンを分ける)の基本は、レッドゾーンで防護服着ることと、それを安全に脱ぐことが両方大事なのですよね。防護服着たままグリーンゾーンに入ってきたりとか、防護服着たままスマホいじってるのとか、そりゃありえないってわけです。

防護服もマスクも、それは「魔除けのお札」じゃなくて、その外側は汚染されているのですから、形式上身につけていればいいって話ではなくて、それをグリーンゾーンに持ち込まず安全に始末するというのがキモです。

でもそのへんを「きちっと」するのってほんとに煩雑なことですから、身についてないとなかなかできない(やりたくない)。そこをやいのやいの、規則を守れ!! と口やかましく徹底させようとしたらたぶん嫌われます。ただでさえ、手一杯、忙しいし、仕事は真剣にやってるのに、邪魔されたくないですから。

で、そんな感じで「(完全とはいえない)用心」をしていた場合、実際のところどのくらいうつってしまうのか、というのがとても気になるところだったのですが、その解答(の一部)にあたるニュースを見ました。

クルーズ船 客室待機後も感染広がったか 国立感染症研究所

新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船について、国立感染症研究所は船内で検疫が行われ、客室での待機が始まったあとも、感染が一部の乗客や乗員で広がったとみられると、研究所のウェブサイトで報告しました。

国立感染症研究所がウェブサイトに掲載した報告によりますと、今月18日の段階でクルーズ船内で感染が確認されたのは乗客と乗員、合わせて531人で、▼276人に発熱などの症状が出た一方、▼255人は症状がなかったとしています。

この中で、発症した日の記録があるのは184人で、このうちの23人は乗客の客室での待機が終日で始まった今月6日以降、感染が確認された乗客がいる部屋にいたとしています。

特に今月13日以降について見ると、発症したうち13人は乗員だったほか、5人は感染した人が同室にいた乗客だったとしています。

研究所は、船内で実質的に感染が広がったのは、客室での待機が始まる前だったとする科学的な根拠があるとしていますが、その後、検疫期間の終了日に近づくにつれ、感染のほとんどは乗員や客室内の乗客どうしで起きたとみられるとしており、乗員は業務を続けなければならず、すべての人を隔離することは困難だったとしています。
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つまり、「客室での待機(隔離)」後にも新しく感染は起こっていたけれど、うつった人の「ほとんどは」乗員か、同じ客室にいる人ということなんですね。

だから、「かなりがんばった」「完璧ではなかった」その結果、新たにうつった人は「そこそこ」で済んだ。

完璧かまったくナシか、ということでなく、その間のどこか。やらないよりだいぶいい。「無茶苦茶だ」とただ批難するのも気の毒だし、「しっかりやってます」と胸を張るのもどうかという程度?

でも、封じ込めは無理そうですね…


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コメント (4)
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