アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

記憶の瞬間蒸発と闘う暗譜実験

2010年02月23日 | ピアノ
前回のレッスンで、「個性を作るための暗譜」を提案されたのを受けて、ともかくやってみた。

レッスン中、一小節も弾けずに先生に呆れられたのは、突然心の準備がなく言われて焦ったためかもしれないのでまずは非常~に落ち着いた状態で弾いてみる…しかし状況に変わりはないようだ(^^;;

先生のアドバイスでは確か、覚えにくいところに印をつけてどうのと言っていたが、これでは覚えにくいも何もあったもんじゃない。まさか全部の音符に印つけるわけにはいかないし。

そこで、どうしても覚えられない社会メモリーチェックなどのときなどに使う手法をまずは採用。
一小節目を見て弾いて、見ないで弾いて、
二小節目見て弾いて、見ないで弾いて、
一・二小節目を見ないで弾いて、
三小節目を見て弾いて、見ないで弾いて、
一・二・三小節目を見ないで弾いて…

とやっていくという一歩一歩、あるくはやさで(アンダンテ)ともいえないほどの胡乱な方法である。

この手でえっちらおっちら半ページくらいやってみたが、忘れる速度がはやすぎて(笑)この手法でもあまり通らない。試しに、今覚えた…というか覚えようとした半ページを通して弾いてみると、思い出しながら滞りながら弾いて、ところどころ、あれ?? これじゃない、これか?? …展開形のどれだかが思い出せなかったり。ということは頭の中にある響きをなんとか聴音しようとしてコケているのだろうか。

見て弾いて修正してまた見ないで弾いてみたりして、しばし格闘。ようやく半ページ見ないで弾けるというか弾けないというか、すべての音が並んだけれどもつっかえつっかえで、すんごい下手糞になってしまったけどなんとか覚えた。

そして次の日…

忘れてるしorz いや、完璧に忘れてるわけじゃなくて、覚えてるところもある。特に怪しくなっているのは、
・楽譜の赤丸のところで、赤丸ひとつめの和音の上二つ(ドミb)と、次の和音の下二つ(シbミb)が同じ音ではないもの
・和音のお団子が縦に並ばなくて横にずれているもの(つまり、シbとドとか、隣接する音になっているもの)。

いったん覚えて忘れてみることで、どこが特に覚えにくいかはいちおう明らかになるということがわかった。

そして、譜読みのときに苦労したところはむしろ問題なく暗譜できているということもわかった。poco rit.の、臨時記号がたくさん並んでるところは、内声だけ取り出して確認したりとか、やっぱり手間かけたからいいのかなぁ。

二日目には、一日目ほどの時間はかからず、いちおう見ないでつっかえつっかえ弾けるところまでは来た。しかし、スムーズに弾けないんじゃ結局意味がないような…??

試しに、いちおう「うろ覚え暗譜」が通った部分をふつうに見ながら「演奏」の気分で弾いてみる。すると、一部はごくわずか流れがよくなったようだ…そして、見ないで弾こうとする心の動きと、見ないと怪しいぞという心の動きが微妙にぶつかるところは、わけがわからなくなってつっかえる。総合的に、現段階では暗譜に挑戦したら、(見て弾くときの)演奏が向上したとはいえないようだ。

それで、えらいかかったけどこれで半ページだよ?? あとはどうするのかわからないけど、今日はもうレッスンだ。はは(^^;;

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オタマトーンと目が合った

2010年02月22日 | バイオリン
タンゴライブがどんなものかは、以前の記事を見ていただくとして…

今回は「昼」であるせいか、あるいはこのバイオリンブログの人たちの人数が膨れ上がっているせいか(^^;; 大入り満員。そこは座席じゃないよというところまで人が座っている状態。

mako870さん率いるランチデートの面々は、前回のタンゴライブと同じく、バイオリン側の最前列からをずらりと押さえているのだが、その中でもayucoさんの弾きっぷりをガン見できる特等席は、今回初めての人になるべくお譲りして、私はmako870さんの正面に座る。

その席からだと、ayucoさんの手元やコントラバスはわりとよく見えるけど、バンドネオンの弾き方はあまり見えない。なので今回はわりと「見る」より「聴く」ほう中心でのんびり楽しんだ。口のほうも(お昼ごはん)よく動かした。楽屋さんの料理おいしいです(^-^)

私の隣には、aniaさんとGさん。aniaさんはayucoさんではなく主にご自分が習っているコントラバスの手元をガン見している模様。「細い指がすてき(^^)」。あと、好みとしてはバンドネオンの彼だといっていた(私と同じ!!)。aniaさんはふだんからタンゴを聴き込んでいる人なのだが、このライブは編曲がおもしろいと言っていた。確かに、このメンバー構成にぴたりと合った聞かせっぷりがとてもうまいと思う。

前回、飛び入りでボーカルが入って熱唱を聞かせてくれたが、今回も別の人が歌を入れてくれた。前回来たのは日本人、早稲田大学の学生さんだったが、今回は本場アルゼンチンの人。ビジネスっぽいスーツをパリッと着こなしているという、ある意味意外な格好で登場である。

歌は、もうものすごくうまいのだが、歌の情緒も技術も、なんとなく前回の日本人学生のほうが上回っているような気がする。言葉の発音とかはそりゃネイティブのほうが上手だろうけど、それは私にはわからないので。

ただ、アンコールのときにあった、妙に語りとか演技が入った歌はすごかった。あれはさすがに日本人にはやりにくいと思う…

* * *

そんなふうに、ライブで楽しく盛り上がって、バイオリンを持ってスタジオへ移動。移動はタクシー分乗で行けばあっという間。あっという間すぎて、スタジオの予約時間までには30分くらい余るという話で、お茶をするか何か?? 方針が定まらないままタクシーに乗っていると、「ヤマハ」が目に入った。タクシーの中から、あそこで買い物したいとか騒いで、もう一台のタクシーに乗っているつてぃんさんに電話をかけるが、出ない。

「何もいわずにここでタクシー降りたらびっくりされるよね??」というわけでヤマハでは降りられず、スタジオ近くまで行って降りる。そこでみんないっしょにコーヒーを飲みに入ろうとするが席が足りない…

「私、ハンズでお買い物をしてきます!!」突然思いついて、ひとり別れて目の前の東急ハンズへ。渋谷のハンズなんて何年ぶり~。具体的に買いたいものがあるわけじゃないんだけど、久しぶりに見たら突然行きたくなってしまって(おのぼりさんである)。

下の階からゆるゆると上っていくと、花粉症対策のコーナーで生姜湯の試飲をしている。飲ませてもらったら、これはとっても強烈な生姜湯。あったまる~。気に入ったので一袋お買い上げ。おまけに生姜飴をもらう。

さらにふらふらと上っていくと、今度は「オタマトーン」と目が合った。これはもう、オタマトーンがずらりと展示されているところに、階段で上がっていくときバチッと目が合った寸法になってしまい、避けようがなかった。か…かわいい。ネットで見て、気になってはいた商品だが、実物見るとさらにかわいいよ。

ライブ、合奏と音楽漬けの日にこうやって出会うのも何かの縁と思って黒のオタマトーンを買う。これ以上何かにつかまらないうちにと思って退散。

やっぱこれは宴会ネタでしょう、ということで即使えるように電池を入れにかかる。電池のフタを開けるにはドライバーが必要だったのだが、スタジオの受付で借りられた。しかし、妙にかたくて、Rewey@たくさんの助けを得てようやく電池スタンバイ。

使えるようになったところで、ちょうどスタジオに入れる時間になったので出しそびれる。中で休憩のときにでもみんなに披露しようかと思っていたのだが、休憩時間は他の人のバイオリンを触るのに忙しくて(*)出しそびれる。宴会のときにはしゃべるのが忙しくて出しそびれる。というわけで出番なし。

というわけで、うちのオタマトーンくんの披露はいずれ動画とかで…あ、私はまだビデオ撮影後その動画をアップするという技を見につけてないんだった。困ったな。ま、そこを含めてがんばります。

(*)貸していただいたカーボン弓がとっても軽くて弾きやすく、心ひかれてます。

にほんブログ村 ヴァイオリン  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ピアノ ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育

【中学受験】 こじろうインデックス
【高校受験】 またろうインデックス
ピアノ・インデックス

はなひめ昨日の勉強:
計算と一行題 第五回(2)(4)第四回(6)(7)
* 四則計算の順番と、逆算の初歩を説明して練習。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あのチェロについていけ!! のアンサンブル(録音有)

2010年02月21日 | バイオリン
昨日は、キサスタンゴライブ→東急ハンズ→スタジオで弦楽アンサンブル→宴会という複雑な経路を辿る一日でした。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←アンサンブル最高!!(^-^)

東急ハンズって何?? えーと、あまりに盛りだくさんだったので、とても一回の記事で書けません。今回はまず、弦楽アンサンブルについて…

ライブは、mako870さんの企画で、14人ぞろぞろとライブを見に行って、ayucoさんの鮮やかな弓さばきをガン見しちゃうというもの。そこからバイオリンを抱えて渋谷のスタジオに移動です。

「スタジオ」なるものも初体験。いかにも音楽やってます的な雰囲気の若者に混じって、数を頼みに気後れせず(^^;; どーっと入っていきます。中には譜面台とかもちゃんとあって、広さも十分ありました。

最初に合奏と聞いたときは、バイオリンを作ったときの「蛍の光」あたりを想像していましたがとんでもない。今回のはパート分けがあります。1stバイオリン、2ndバイオリン、ビオラ、チェロと四パートあってさらに、スペシャルゲストayucoさんのソロが入るんだって。

でもね…とにかくずいぶん前から楽譜はいただいていたのですが、この、へっくんさん編曲の楽譜、私に弾けるものじゃなかったんですよ。A線の「ラ#」とかD線の「ド#」とかの使ったことない音は入るし、前奏のとことかてきぱき8分音符を押さえていかなきゃいけないし、逆にえらい長い音符で弓が絶対足りない!! みたいな音はあるし。ま、弾けるとこだけ弾こうかね、と思ってました。

それが、13日にバイオリン発表会が終わり、カントリーロードに区切りをつけ、やおら再びこのパート譜を見たら、なんかだいたい弾けるようになってました。駒調整からバイオリン自体だいぶ弾きやすくなったことと、バッハさんのガボットをコソ練して「ラ#」あたりもいけるようになってたのがよかったみたいですね。

とはいえ、パート譜だけ見ても、音楽の全体像がさっぱりつかめず、どうも練習をちゃんとしたとはいえない状態のまま、参加。

そこへ、のっけから、へっくんさんに「1パートの人数が少ないんで」弾けるところだけ弾こうなんて不心得は不可であるとばっちり釘を刺されました。ピーンチ。。

まずいきなり合わせてみると、あれ? あれ? 拍の取り方とかノレなくって、ぐだぐだ。私だけじゃなくて、他の人もいろいろ戸惑ってるので、何をどうすれば~という感じ。そこで、へっくんさんが曲の途中で止めて、みんな調弦し直して、再スタートしてみると…

あら不思議、曲になりました。私も実力オーバーですが、お隣の2ndバイオリンでは、習いたてでまだレッスンでは開放弦しか習ってないはずのフタさんもがんばって弾いてますよ、ってか、弾けちゃってますよ。ありえな~い(o_o)

1stバイオリンと、2ndバイオリンは、自分のことを棚に上げていうと、ぶっちゃけ初心者集団なのですが(ただし例外あり)、へっくんさんのチェロ、キャリアの長い方々のビオラで下支え、そしてayucoさんのバイオリンで挟み込むとあら不思議、音程も取りやすいし音楽の骨格もみえやすく、スムーズに弾けちゃうんですね。

へっくんさんとayucoさんはみんなの前にこちらを向いて座っているので、こちらはへっくんさんとayucoさんの動きを指揮者に見立てて合わせればいいわけです。お二人とも、さすがわかりやすい動作でタイミングを示してくれています。

ところがここでひとつ問題が…なにしろあんまり練習してきてないのもあって、楽譜をじろじろ見ないと弾けないんですが、そうするとへっくんさんのほうが見られないじゃないですか。

そんなこんなでおたおたしている初心者集団に、ayucoさんはにこやかに容赦なく、「ここはニュアンス揃えたいですね~」などと言い出し、全員のパート譜にてきぱきと弓の上げ下げを書き足していきます。ごめんなさい、そこまでしていただいたあげくに言われたとおりできないんですが…キメのところ(威風堂々のフレーズ最後らへん)だけは死ぬ気で合わせるから許して。

なにしろ、私のバイオリン練習ときたら最長で30分ですから、こんなに長くバイオリンを構えていたことはありません。だんだん慣れて合わせやすくなるのと、疲れてへなへなになってくるののせめぎあいで、出来栄えの流れとしてはこんな感じ:

(1) 右も左もわからずぐだぐだ

(2) コツをつかんでまともに弾けるようになってくるがまだ周囲を見る余裕はなし

(3) 疲れて弾き方はへなへなになるが、見る余裕聴く余裕は出てくる

さて、(2)と(3)はどちらがいい演奏になるんでしょうか。けっこう微妙な話かもしれないですけど…やはり、アンサンブルは「合っている」「聴きあっている」でなんぼですから、(3)のほうがいいみたいですね。

というわけで、ラストの録音をアップしました。
(途中のコツコツいう音は、録音機を床置きしていたので、ayucoさんが足で拍子取る音がモロ入ったものです。決して1stバイオリンにダメ出ししてる音じゃない…と思う)

めちゃくちゃ疲れたんですけど、ほんとうに楽しかったです。弦楽のアンサンブルなんてもちろん生まれて初めて。バイオリン始めて半年、ようやくピアノの伴奏をつけてもらって発表会デビューしたところへ、いきなりこんな本格的なアンサンブル体験をさせてもらえるなんて思ってもいませんでした。この幸運な出会いと、ayucoさん、へっくんさん、そして企画をしてくださったmako870さんに深い感謝を捧げます。

合奏したスタジオから宴会会場までは、渋谷の雑踏の中、徒歩移動です。はぐれないようについていきます。へっくんさんのチェロは目立つから便利…以下次号。

にほんブログ村 ヴァイオリン  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ピアノ ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育

【中学受験】 こじろうインデックス
【高校受験】 またろうインデックス
ピアノ・インデックス

はなひめ昨日の勉強:
もちろんなし
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人事を尽くしたかどうかはともかく天命を待つ

2010年02月20日 | 高専生活
またろうの学年末テストはすべて終了。

テスト終了翌日にあった「ものづくり基礎工学実習」最終日と、そのレポート提出も(本人によれば)終わり、またろう側でできることはここまで。

あとは採点と、先生側の温情(?)を期待するのみである…

またろうに、「手ごたえはどうなの?? 既に確定した二単位のほかに危ないものはある??」と聞くと、わからんけどまぁ大丈夫なんじゃないのという答え。テストで一番まずいのは古文だそうである(あんだけ母が手伝ってるのに)。しかしもともと試験の手ごたえとかよくわからない子だし、なんとも言えないよね…

「あ、でもいいお知らせがあったよ」といってまたろうが見せてくれたものは「学科配属内定通知」。M科(機械)に内定したとの通知である。しかし紙の下のほうには

---------
* この内定は3月12日の課程修了判定会議の結果によって確定する
* 第一学年の課程修了が認定されなかった場合は、内定は取り消す
---------

と書いてある。要するに、後期中間テストまでの成績で決まった内々定が正式な内定になっただけで、実質的にはなんの進展もないわけだ(そりゃそうだ)。

この先は、週明けに二日間、テスト返却のためのコマがひたすら続き、そこでペーパーテストの点数は確定。そして実際の成績はそこに提出物やらなんやらがからむから、何日くらいにわかるのか知らないけど…正式に、二年生になれるかどうかが決まるのは延々3月12日までかかるということだ。

高専では、留年は決して珍しいとはいえない頻度で起きており、一年上の学年では、そのさらに前より半減したとはいえ、10人(つまり1クラスあたり2人)がまたろうたちの学年に降りてきている。

そして、入学式をはじめとしていろいろな行事のときにみるにつけ、非常に多くの子たちがまたろう電波を発しているので、私はてっきりその留年生たちにはまたろうと同じく、提出物に不自由な体質の子が多いのかと思っていた。

しかし、またろうが言うには、提出物関連で進学が危うくなっているのは知る限り自分だけで、ふつう留年は数学あたりに難がある場合に起こるらしい。「実習も演習も、レポートの中身はともかく出すだけでAになるから、ぼくのほかはみんなAなんだよ」

えーっ(o_o)
高専の中でも、結局いちばんまぬけなのはまたろうだったのかorz

数学では優秀者に名を連ね、かつ留年すると伝説の人になれるらしい。
#ならんでよろしい(-_-#

ともかく、後期中間で衝撃のDを見たあと、多少またろうも本気に(慎重に)なって、メモを取ってくる率や、提出物を出す率が上がったような気がする。この学習効果が間に合ってくれたらいいのだが…というわけで、またろうなりには人事を尽くしたようで、もうやれることはないので、あとは待つだけです。


はなひめ昨日の勉強:
計算と一行題第三回(4)(5)
社会第二回「ごみとくらし」説明読んでまとめる
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バイオリンレッスン(17): ビビラートに磨きをかけても

2010年02月19日 | バイオリン
発表会後初のレッスン。当然、発表会はどうだったという話になり…

先生は、「とてもよかったですねぇ」とおっしゃっていた。随所で(特に最後)「ビビラート(弓のふるえによるビブラートもどき)」がかかっていたことは当然わかっているのだが、初発表会の大人が緊張することくらいは織り込み済みで、想定の範囲の中ではましだったということらしい。

ところで「ビビラート」という言葉はaniaさんから教えてもらったもの。先生に教えてあげたらめちゃくちゃウケてました(^^)
#えぇ、先生に毎回何かしら喜んでいただけるレッスンを心がけています

前回までは「カントリーロード」でいっぱいいっぱいだったので、今回やる曲というのは決まっていなかった。それで、さらっと音階ひとつやってからいきなり、コソ練していたバッハさんのガボットを提示してみた!!

「カントリーロードに飽きるとこの曲を練習していたのですが…」

目的は、弓使いの謎ゾーンについて、解明してもらってまともに練習ができるようにすることと、できれば五月のホームコンサートに向けてこの曲を見てもらう了承をとること。教本の、いつもめくってるあたりを大幅に逸脱して、がーっと最後のほうまでめくっていくと先生もびっくり。「えーっ」

そんなわけでまぁ、ふだんのレッスンより緊張して弾き出した…らしい。しかも、さっきビビラートが話題に上っていたからというのでもあるのかないのか、とにかくいつもよりよけいにビビっていた。ビビラートに磨きをかけてもしょうがないのだが…

そんな弾き方ではあったが、先生の予想よりはよかったようで

・譜読みできてる
・音程とれてる

五月だったらちょうどいいんじゃない、といってもらえた。ただ、この曲は二巻の最後に出てくる、いろんな弓使いの集大成みたいな曲なので、先生としてはイイタイコトがてんこもりにあるらしい。

・基本は、音の切れ目でも、弓を浮かせず、弦にのったままで止めて安全に次の音をスタート。
・とりわけ強調したい音の前とかは、意図的に弓を上げてアタックつけて弾き始める。
・長くて息切れしそうなフレーズは、その中でも意味のある小フレーズに分けて意識。
・そのほか、弓を使う分量や音の伸ばし方について細かい指示がいっぱいあったのだが、覚えてるかどうか自信なし。

で、いろいろ注意を聞いたあとにもう一回弾いたら、さっきと違ってビビラートがかからないのでとても弾きやすかった。先生は、「格段に曲らしくなりましたね!!」といっていたが、なんか、アドバイスを取り入れたからというよりは平常心に戻ったからという気が(^^;;

次回からは、バッハのガボットと、この曲に出てくる調の音階(主調と、平行調)、そして教本のあるべき位置に戻ったところにある曲を併せてすすめていくことになった。

五月のホームコンサートはバイオリン特集。先生をゲストに迎えて、「素人が伴奏を楽しむ会」企画の実現に向けて動き出しますよ~
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする