アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

旅支度

2011年07月23日 | 生活
…といったらまずはこれだよね。

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金曜日、会社から帰るときに、本屋に寄って文庫本を買い、百均に寄ってウェットティッシュを買い、コンビニで「お泊りスキンケアセット」を買って帰った。これらすべて「ダッシュ買い」なので、本も中身見ないでインスピレーション。おもしろいかどうかわからない。去年はいまいちだったので今年はどうかな。

お化粧は普段からしないけど、顔を洗ったあと化粧水だけ使う習慣があって、ミニボトルに移したりするのが面倒なので、一泊分だけ薄っぺたいパックになってるのが便利。

あと、夏の旅行に欠かせないのがペットボトルホルダー。冷たいお茶はどこでも買えるけど、それを直接かばんに入れるとびちゃびちゃになるからね~。去年の秋田のときは暑くてほんとに何度も買ったわ。今度の広島は余計暑くても不思議はない。

それから和菓子やさんに寄って新幹線のおともをちょこっと。


お弁当は新横浜で買うからいらない。

一泊なので着替えは最小限、下着のみでOK。あんまり大きくないバッグにすべての荷物がおさまった。

今度の旅行ははなひめの「夏休み自由研究」を兼ねてるから、いちおう世界遺産がらみもみておかねば…と思うが、時間がないのでプリントアウトのみして詰める。あとは新幹線の中で読むことにする。

明日初日はのぞみにのって広島で降りて、原爆ドームと宮島。夜は広島在住の友だちと合流して広島風お好み焼き(?)、二日目は「しまなみ海道」がメインとなります。わくわく(^-^)

そして旅じたくって、「行く先」のことよりむしろ「ふだんのことをしない」ことの始末のほうがやっかいだったりするんだけど。

今回は、またろうの試験も終わっているので、日曜日は男三人で楽しく外食でもなんでもしてもらうことにして、月曜日はまたろうに頼んでおしまい。

それから、二日間楽器を触らないのでいつもより念入りにバイオリンとピアノ…って、それも旅じたく!?

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1stか2ndか、それが問題だ-バイオリンレッスン(68)

2011年07月22日 | バイオリン
前回に条件付合格をしたものの、未練たらしくビバルディーばっかり弾いてた私。

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そうだホーマン忘れてた、という状態でレッスンに向かう。歩きながらホーマンの楽譜をチラ見して、譜読みチェック。なんとか弾けそう??

レッスンについて実際に弾いてみると、弾けないことはないが音痴だ(^^;;
ということで、短い課題(四の指関連で特に音痴になりやすいやつ)はもう一回になり、二重奏の課題はマルになった。二重奏の課題も最初はひどい音程で弾いたのだが、先生が2ndを弾いたときには燃えるたちなのでほとんど合ってた。

先生「これならいいですね」
私「合わせるときは本気になるんですよね~」

もちろん、ピアノ伴奏がつくとかもいいけど、先生のバイオリンと合わせるときが一番弾きやすいような気がする。

ということで、九月末にやるおさらい会(先生のお弟子さんばかり何人かで集まって弾く小規模な会)では、先生とのデュオにしようと思って「さくら(森山直太朗)」を持っていった。

このデュオ編曲、1stと2ndに明らかな難易度の差があるってほどではない。つまり、先生と生徒用というのではなくて対等なんだけれども、1stのほうが高い音が出てくるから不安といえば不安。でも先生としては、なんとか弾けるなら生徒が1stを弾くべき(発表会なんだから)と思っているようだし…

それで、両方を一回ずつ弾いてみた。

ぶっちゃけ、こういう問題である。
「1stが下手で2ndが上手なのと、
1stが上手で2ndが下手なのと、(聞いていて)どっちがいい??」


…「1stが上手で、2ndも上手なのがいい」と答えたアナタ、そんな選択肢はありません。やり直し。

この編曲は、1stが旋律+2ndが伴奏の部分と、その逆が出てきて、でも二人でハモって平行的に動くときには1stが上側、というふうにできている。

なんとなく、直感的には、目立つ「上」のほうを「いい音」で弾くほうがいいような気がしていたが、両方比べてみると案外そうでもない。豊かな響きで低音を支えてもらうと、ちょっと平板な上旋律がぐっと映えるようで、悪くない。逆に、低音が頼りないのは、響き全体が頼りないというか…

先生のバイオリンと、私のバイオリンの響きの癖みたいなものとも関係があるかもしれない。先生のバイオリンは、バイオリンと思えないほど低音にインパクトがあるし、私のバイオリンは高い音がよく響く。五月にやったバイオリン比較実験でもわかったとおり。

ということで、私としては、先生に2ndを弾いてもらうほうがよい、と結論を出したのではあるけど、そうすると問題が…1stの出だしはE線の高い「ミ」(フラジオレット)だよ(-_-;; 緊張する~

「ま、この機会に、それで練習してみるってのもいいんじゃないですか♪」と前向きな先生。

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下流の宴: 二つの結末

2011年07月20日 | 高専生活
下流の宴のドラマ放映が終わりましたね。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←ドラマを説得力もって作るのって難しいのかな

私は、家の中にいるとあれやこれやと注意力が分散しているので(^^;; 毎週のドラマを見逃さないで、放映終了と同時にフォローしてるなんて滅多にないことなんですが、今回は、こじろうが毎週「今日だよね」といってつけてくれたんでコンスタントに見ることができました。

怖いものみたさというか…こじろうも私も。

それで、途中からどんどん、原作とは違うエピソードが入ってきて、結末は、似ているようで大きく違うものになりました。というわけで、以下の話は結末について言及しますので、今録画してあってまだ見てないから言わないで~という方はスルー推奨です。

(以下、ネタバレ注意)
























話は、翔との結婚を認めてもらうために「医学部に入る」宣言をした珠緒が、二年間の猛勉強を経てほんとうに合格したあたりでクライマックスに。しかしそのまま結婚してめでたし(?)にならないところが林真理子ドラマなわけで…

翔がそこで、実際に医学部に入ってここからも猛勉強とハードワークが待っている珠緒に対して、別れようと言い出すところは原作どおり。珠緒や、珠緒の周りにできるであろう友人たちは、フリーターである翔を見下すようになるだろうし、一方、自分としては、がんばる人といっしょにいるのは、自分が責められているような気がして居心地悪いというのが理由で、これまた原作どおり。

そして、翔は(住むところがないので)実家に戻るし、姉の可奈も、エリートのはずの夫が鬱になってしまい子連れで実家に戻ってくる。そうやって家族四人+可奈の子どもが家に揃って終わりになるところはドラマと原作で一致している。

違うのは翔の母、由美子(黒木瞳)の心情で、これは真逆といってもいい。原作のほうでは、翔と可奈の現状を嘆きつつ、子育ての何がいけなかったのかまったくわからないという、まったくこれまでと変わらない由美子でいて、ラストシーンは孫に新たな期待、まっさらな夢を投影するというホラーストーリーにまとまっている(-_-;;

これだと救いがなさすぎてNHKドラマにふさわしくないという話になったのか…

ドラマのほうでは、ラストに来るまでに、幼馴染の「受験のカリスマ」と一緒に、昔住んでいた、取り壊し寸前のアパートを見に行くというシーンや、翔が珠緒に別れを告げるところを目撃してしまうというシーンを織り込み、由美子自身が、自分の考え方のゆがみや、ほころびに気づくという流れになっている。

だから、これまで見下してきた珠緒が実は「努力のできる人」であったことと、それから一方で翔はフリーター生活に安住してまったく変わろうとしないことを認め、そのように育てたのは自分であるという発言までしている。

出戻ってきた二人の子どもといっしょに、質素な食卓を囲みつつ、さばさばしてむしろ楽しげに、元気な様子で、家族も母の変りようにびっくり、というふうに描かれている。

どっちの展開も小説としてありうるものなのだろうとは思うけれど、このように現実をさっぱりと認識したうえで、また明日に向かっていこうとしている(それがまた空回りではあるにしても)由美子というのは、原作の小説とはまったく異質なものだという印象がある。

林真理子の描きたかったものは、やっぱり何が起こっても、現実と乖離した自分の「中流観」を守ろうとしている由美子であり、性懲りも無く他人(=孫)に自分の未来を率いてもらおうとしているホラーな由美子だろう。

それを離れたらいけないとまで言うつもりはないんだけど…ドラマのラストは、由美子がそのように変り、しかしこれだけのどたばたを経て翔は何も変らず、家を提供してくれる彼女がいなくなればこんどは実家に寄宿し、あくまでたんたんとフリーターをしてゲームをして、というところがなんとなくしっくりこない。

期待されたようには(高認を受けて大学へ)行かないにしても、もうちょっと続けていける仕事に変ろうとするとか、祖母への借金を返せるようにだけはがんばるとか(原作では珠緒の母が一括返済したが、ドラマでは翔が返すことになっている)、この大激震のあと何を思ったのかというのがまったくない。なさすぎる。もっとも、そこを変えたらさすがに別の話になってしまうと思ったんだろうけど。

木に竹をついだような感じで終わられてしまった。なんだか不完全燃焼…

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Music Publishing Rights Collecting Societyの謎

2011年07月18日 | ピアノ
以前、私が片っ端からショパンの前奏曲を弾いてはYouTubeにアップしていたことがありましたが…

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あれ?? あの企画はどうなったんでしょうね(^^;;
最近ちっとも弾いてないや。というか弾けそうなのがなくなってきちゃったんだけども。

今日の話はそれではなくて、ショパンの前奏曲を弾いてアップするとすかさず出るメッセージ:
-------
サードパーティのコンテンツに一致
あなたの動画「***」に、次の組織が所有または管理しているコンテンツが含まれている可能性があります:

* 組織: Music Publishing Rights Collecting Society コンテンツ タイプ: 楽曲
-------
のことです。「所有または管理」!? 要するに、この動画が誰かの著作権を侵害している可能性があるというメッセージで、とにかく即座に出るんですから人が見て判断しているわけではなく、何らかの自動判別です。

でも、ショパンさんは死んでだいぶたちますし、絵はまたろうが描いたものですから、Music Publishing Rights Collecting Societyの持ってる著作権とは関係ないと思いますけどねぇ。

そこで、私はまず、この自動判別が何を元に行われているのかを確かめるため、こんな実験用動画をアップしました。→「サードパーティのコンテンツに一致」実験

この動画は、ベランダの花を撮影したものに私が演奏したショパンを合わせたもので、いつもアップしているものと違って、動画にもタグにも説明にも「ショパン」の「ショ」の字も書かないようにして、絵もイラストが誰かのイラストに誤判定される可能性を排除して花の写真にしたわけです。

すると結局すかさず「サードパーティのコンテンツに一致」が出ましたから、それでわかったことは、とにかく音の並びで自動判別できるってことです。ついでにいえば、私の演奏が自動判別できるくらいまともだったっちゅーことで(^-^)v …いや、あとからだんだんわかってきたことには、相当下手に弾いても大丈夫判定されるようなんですけどね…

それで、自分の動画に、著作権に違反してるみたいよ的なメッセージが出てるままにしとくのは気分が悪いんで、いつもはすぐに「異議申し立て」をしていたんですけど。異議申し立てなんていうと仰々しいですけど、ポチポチ選べばすぐできます。
----
申し立て理由
この動画には問題となっている第三者の著作権を侵害するコンテンツは入ってい
ません。私の動画にこのコンテンツが含まれていると誤って判断されました。

誠意に関する陳述
私はマテリアルが誤認または取り違えにより無効にされたことを確認しています。
また、この申し立てプロセスを意図的に悪用していません。
----
異議申し立てをすると、「一致」のメッセージは消えて、動画に表示されていた広告も消えます。

一方、申し立てをしないとどうなるのかも気になったので、この実験用動画については、異議申し立てをしないで放置してみました。動画が削除されたりするのか?? とか確かめてみようと思って。すると、広告は消えませんが動画はなんともなく、また、特にそれ以上の警告メッセージなども来ることはなく、そのまま平和(?)に過ぎました。

先ほど確認したところ、広告は依然として消えていませんが、なぜかマイ動画のリストから「サードパーティのコンテンツに一致」メッセージは消えていました。

ということでいちおうの「動作確認」はできましたが、次に疑問なのは、このMusic Publishing Rights Collecting Societyというのが何者かということですね。ショパンだけでなく、バッハでもブラームスでも、なんだかいろんな作曲家について権利を主張しているらしく、ただ登録している曲としていない曲があるみたいです。あんまりマイナーなのは大丈夫みたい。

いろいろ検索してみると、クラシック音楽だけではなくて、ゲーム音楽とか、JASRAC管理下にある音楽(JASRACはYouTubeと提携しているのでJASRACに関してはOK)とかにもこの団体からの主張がつくらしい。

この問題に関していちばん参考になったのはYouTubeのフォーラム
「"Music Publishing Rights Collecting Society"の件」
(私もひとつ意見を追加しました)

結局のところ謎の団体というかどうも実態がないんじゃないか、ということではあるけれど、どうも「誰ももう著作権を持っていないか、誰も著作権を主張しないことがわかっている曲について、広く網をかけて権利を主張し、広告収入を得る」ための団体らしい…ここのやりとりや、あれこれのブログとかの意見を総合すると。

まともにHPとかはないんだけど、Facebookにはいちおうプロフィールが載っている。
Music Publishing Rights Collecting Society 基本データ

この紹介文は本物なんだろうか?? ほんとだとしたら、ずいぶん人を馬鹿にした話だし、YouTubeがずっとこの団体を放置しているのも解せない。そうすると、やはりこれはYouTubeがわかってやっているというか、YouTubeが広告収入を集めるための仮の団体名なのかなという気もしてくるが、もしそうなんだったらそんなにコソコソする理由がわからない。

ふつーに、広告打って収入を稼ぎ、この仕組みを維持していただければうれしい。えぇ、いつもお世話になってますから…

とにかく、よくわからないまま。使えるからいいけど。

(追記) この記事を書いたあとしつこく検索してたら
「Music Publishing Rights Collecting Society? Who are they? 」
というページがあって、ここでは、この団体っていったい何?? という質問に対してgoogleの人からもらった回答を載せている。

これによれば、「Music Publishing Rights Collecting Society」という団体はもともと無く、各国に存在するもろもろのCollecting Societyつまり楽曲を所有する人が著作権収入の取り立てを依頼する団体を束ねて、というかYouTubeが提携しているそういった団体にお金を渡すためにYouTubeが仮にまとめて立てている団体名だということになる。

そうだとすると、あのFaceBookの紹介文は誰かがその状況を「茶化して」書いたものだということになるかな…わりとうまく書けてるともいえる(^^;;

でも…しつこいけどあえていえば、そうだとしたらやり方がわかりにくすぎませんかね??

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夏の風物詩!? 税金の作文

2011年07月17日 | 中学生活
はっきりしたことは知らないが、中三の夏休みは「税金」テーマってことで定番なんだろうか。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←こじろうの夏休み、始まりました。またろうはもうちょっとテスト

今回、こじろうも「中学校学習指導要領準拠 わたしたちの生活と税」(企画・編集 東京都租税教育推進協議会)というパンフレットを持って帰ってきたが、確かまたろうのときもそんな感じのものをもらってきていた。

それで、社会の宿題としては、「税金のレポート」「税金の作文」ということで、しかしとっかかりも何の指導もなしに、ふだんからそういったことに関心を持たない中学生に、「さぁ書け」っていわれても無理があると思うのはうちだけ?? 少なくとも中三当時のまたろうにはまったく無理で、税金の作文なんて、とにかく「書きたいことない」の一点張りで、そもそも書き始めることができなかった。

中三の夏ということで、塾の勉強もしなければならず、さりとて内申の都合があるので「税金」も手を抜くことはできず、ということで当然ながら母のテコ入れということになった。

作文にいきなり手をつけることはできないだろうから、まずは調べ学習のレポートからね。見出しについては指定があって、
(1) 税金の種類と特徴…直接税/間接税、国税/地方税など。国、都、市それぞれの歳入内訳
(2) 税金の使い道…国、都、市それぞれの歳出内訳
(3) 身近な税金…消費税など
(4) 私の考える問題点…テーマ自由。それだけに困るよな(^^;;
(5) 他国の税制度との比較
となっている。

資料集めはもう、三年ねたろうを待ってると日が暮れるので、母がパンフレットとインターネットを駆使しててきぱき集めてしまって、まず口頭でポイントを述べさせ次に文としてまとめさせ、レポートの体裁についてガシガシにアドバイスして見出しや重要語句の強調とかなんとか。

ここまでですでに相当力尽きてるんだけれども、さすがにここまでやった甲斐があって、各項目の評価はA',A',B,A,Aとなっている。これ以上母が仕切ると母のレポートになって、さすがにふだんのまたろうの人となりを知っている先生が見たらダウトしたくなるだろうから、これはぎりぎりの線だ。

ここまでやって、さぁじゃあ次は作文を書いてみなさい、といわれてもまだ1ミリも進まないまたろう、次なる手段は「マルサの女」を見せてディスカッション。映画自体はたいへんおもしろく、税金にかかわるポイントがたくさんでてきたのだが、さて。

それでも作文を書き始めることができなかったまたろうに、母はブチ切れて今まで言の葉にのった項目をつなぎ合わせてゴーストライティング→またろうが自分の言葉で書き直して清書、という禁断ルートを採用したのであった。

--- 以下、できあがった作文
 「脱税ってどうやるとできるの?」と母に尋ねると、「基本的には収入を隠すか、かかったお金を多く見せるかどちらかね。お父さんもお母もサラリーマンだからできないんだけれど」と言う。さらに、「収入を隠すってどういうこと?」と聞くと、説明しにくいからといって、映画「マルサの女」を見せてくれた。
 これはたいへんおもしろい映画で、特に「国税局査察部の者です。法人税法違反の疑いで強制調査を行います」といって大勢でどっと入っていく「ガサ入れ」の場面はかっこよかった。
 収入を隠したり経費を多く見せたりする方法も、この映画でいろいろわかったが、これは決っして脱税を奨める映画ではないと思う。ズルをしている人はこうやって捕まえられて、元々納めるはずだった税金を取られるだけでなく、罰金にあたる追加の税金も取られてしまう。だからみんな安心して収めてくださいといっているのだと思う。
 ところで、この映画では、大勢の査察官が、長い期間の調査をがんばって、やっと脱税の証拠をつかんでいるが、査察官の給料その他、査察を行うための費用と、その結果とれる税金はどちらが多いのだろうか。つまり、査察に関係した部分だけで得をしているのか損をしているのかということだ。
 そこで財務省のページを探してみると、「査察創設以来の脱税額、処理件数、告発件数及び告発率の推移」のグラフや、査察官の人数について書いた資料が見つかった。それによれば、国税査察官は千三百人、平成15から18年度の四年間で見つけた脱税が千百九十七億円というので、一人一年あたり二千三百万円くらい。さらにこのほかに重加算税も取れるのですごく得をしているといえる。
 こんなすばらしい働きをするのだからもっと人数を増やしたらよいかもしれない。税金は公平に取られるし、脱税をしても見つかってしまうし、使われ方をきちんとしているということが国民に信頼されていたら、みんなもっとすんなりと正直に納めるようになると思う。それで完璧になったら、逆に査察官はいらなくなる。
---(「お母も」など誤記は原文ママ)

こうしてみると、私の文体がにじみ出てしまっているところと、またろうの文体が錯綜しておもしろい。それにしてもたいへんな夏だった。こじろうの中三夏は気楽でたいへんよろしい。

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