アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

街の小さな本屋さん

2018年09月25日 | 生活
数年前まで、うちから徒歩圏には3つの本屋さんがあったのですが…今はゼロに(o_o)

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うち2つは、明らかにやる気ないなぁというかまぁいかにもつぶれそうな淀んだ雰囲気がしばらく前から漂ってて、ダメだろうと思ってたらダメだったんであまりショックではない。けど1つは、駅ビルに入っていて明るく楽しげな雰囲気で、人もそこそこ入っていたから、なくなると思ってなかった。ショックだ。

応援する気持ちで、なるべくそこで買っていたのに…
(あとで聞いたら、うちの子たちもなるべくそこで買って応援していたとか)

我が家全員だけでは買い支えるほどの財力がなくて残念です(^^;;

ここいらへんだけじゃなくて、あちこちの「街の本屋さん」が姿を消しているんですよね。

まぁ、ア○ゾン便利だからなぁ。この本がほしいと思ったらすぐポチッて、すぐ届くんだから。

でも、用もないのに本屋ぶらついて、要りもしない本と目が合って(笑)つい買っちゃう、それでおもしろかった、なんてのも読書の醍醐味だよねぇ。これがなくなるとほんと寂しい。


月一回、書道に通うようになって、しばらくして気づいたんだけど、駅降りたらすぐ前に小さな本屋があったんです。駅前なのになんでしばらくは気がつかなかったかというと、朝、書道に向かうときはまだシャッターが閉まってて、店が開いてないときってそこが本屋だということがほぼわからないくらいの何もない外観なんです。

で、いつもと違う遅めの時間に駅を降りたときに目の前に本屋さんがあって、あらまぁこんなところに本屋さんがあった、知らなかった、それで入ってみたんですけど…

外からの見た目は、小さな街の商店街によくある(というか、よくあった)、間口も狭くて地味なタイプの本屋です。

それが、ひと足踏み入れて「おぉっ」と思いました。中もかなり狭いんですが、本が生きているんです。空気が違います。

単に新刊が並んでいる風情ではなくて、へーこんな本があるんだ、と気を引くようなものがいろいろあります。思わず手にとっていろいろ見ていると、レジではひっきりなしに本が売れるか、あるいは店員さんが電話をかけてお取り寄せ本の入荷を伝えています。レジ後ろの棚には取り置きの本がずらり。

商店街のおっちゃん(魚屋か?)が前掛けしたまま入ってくるなり、「オイこの前の本さ、もう読み終わっちゃったよ。世界一くだらないくらいの話なんだけど、いやーほんと今までで一番おもしろかったかもしれない」

店員「そうですか、○○さんあぁいうのお好きだと思いましたよ」
おっちゃん「(本棚の前で)今日は何にするかなー」
店員「ちょっとお待ちくださいね、お奨めのありますから(レジ前のお客さんの本の処理をしながら)」

当然ですが要らん本を数冊買ってしまいました…

こんな生きのいい本屋、初めて見たかも。小さくて、繁華街でもなくて、地元密着の。(私は地元民じゃないけど)

みなさんも、こんな元気のいい本屋さんみつけたら、ぜひ応援したげて!! 今や絶滅危惧種

今朝、電車の中で読んでた本「増補 書店不屈宣言 (ちくま文庫) 」(田口久美子)では本屋でがんばってる人たちのリアルが読める。けど街の小さな本屋さんの話ではなくて、ジュンク堂とかのね。街の小さな本屋さんの店主たちは、今何を考えているのだろう。

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メタモルフォーゼン~23人の独奏楽器のための

2018年09月24日 | バイオリン
前にバーバーのノクターンを「なんとか弾けないだろうか」とやってみていたとき、その関連動画で出てきた曲がコレ:
    
   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←弦楽合奏はアンサンブルの王様級

Samuel Barber - Agnus dei (Adagio for strings Op. 11, transcribed for mixed chorus)

心に染み入り揺さぶられるような響き、そして天に昇っていくような高まりにすっかり魅せられて、「お気に入り」に入れてリピ聞きしていたんだけど、これ元々は弦楽合奏曲で(と、書いてありますねよく見たら↑)

弦楽合奏版もYouTubeで聞いてみたけど。これはぜひナマで聞きたいやつやん

と思っていたところ、なんと向こうから聞く機会が飛び込んできました。
知人が立ち上げた弦楽合奏グループからコンサートのご案内が来て、曲目が、これと

ホルベアの時代より(グリーグ)
…おぉこれは去年ピアノで弾いたやつ(除く、速い曲w)

これもぜひ弦楽で聞きたいね!!

もうひとつは何…
R.シュトラウス メタモルフォーゼン ~23人の独奏楽器のための習作
ですって ナニソレ知らない

ということで行ってまいりました。

私の知らない一曲がメインなんですけどね。

「23人の独奏楽器のための」というからには23人のメンバーがいるんですけど、
というかこの曲のために23人のメンバーを集めて、
そのメンバーでできる曲としてバーバーとグリーグを入れた、という順序でしょうか。

タイトルからわかるように「変容」を表した曲なのですが、何の変容なのかというと、
第二次大戦で敗戦したドイツ…すべてが崩壊してしまった

でも「崩壊」ではなくて「変容」ですから、そこには希望もあるんだとは思います。
途中、明るい部分もあります。でも全体はもちろん「死」というか最後の「葬送」に向かっていくんですけど。

「5つのテーマを巧みに使いながら、調性をどんどん変化させ、楽器を変え、23人のソリストを様々に組み合わせながら、抒情的にまた情熱的に進みます」(今日のパンフレットより)

とにかくややこしい曲です。予習しないで行ってしまった私にはちょっと聞きどころがわからず…

しかし前半二曲は文句なく幸せでしたよ。よく合った弦のみアンサンブルが作る響きの調和というのはちょっとほかではなかなか味わえない「何か」だと思います。

バイオリン超初心者のとき(今は「超」が取れた初心者くらい)せっせとアンサンブルに出かけていましたが、そんなどうしようもないレベルのバイオリンでも何人も集まって「たまたま(笑)」音程も調和した瞬間、しかもその中に包まれている感覚というのはものすごくいいものです。

ひとつひとつの音色は紛れもなく「超初心者」同士なのですがそれがいい具合に混ざるとなんともいえん幸せグレードアップな響きになります。

今日のは、なにしろメタモルフォーゼン目的で集まった面子なのでそんな「たまたま」合うなんてもんじゃなくて(^^;; しっかりアンサンブルしていました。

憧れです。あの中(よく合った弦楽アンサンブルの中)にいつか入って演奏するのは。
#その割にバイオリン弾いてないけどな

ややこしい曲が終わってから、アンコールは「アンダンテ・フェスティボ」でした。これは目ぇつぶっても弾ける曲らしく、コンミスさんほんとに楽しそうにうきうき弾いてました。


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最初から音減らせばよかった

2018年09月23日 | ピアノ
今日は、ロッシーニの「Di tanti palpiti」合わせ練習でした。

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ソロ曲を限界までいっぱい抱えててよく練習する時間あるね、って…

いや、ないんです(o_o) ←白目

先日の「旅先でピアノ」のとき、ピアノがソロ曲の練習する感じじゃなかったんでそのときせっせと音を拾っていたんですが

それで弾けるようになるようなもんじゃなかったんで、
昨日せっせと練習、しかし
これ駄目、今日の明日で合わせ練習できるようにはならない

ということで必殺技
「音へらす」
を発動。

元々ピアノ伴奏じゃなくてオケなんで、
それをまぁひきうつした感じのテキトーな伴奏編曲で、
無駄無駄しい音をちょっと整理しても大勢に影響はない…ような気がする

整理したらだいぶ開通が見えてきて
なんとか…なりそう

流れがよくなると音楽の成り行きも見えやすくなって
弾きやすくなる。

夜、急速になんとか「近い」感じになってきて、

今日の合わせでは
「ずいぶん丁寧に練習してあって…ありがとう」(*)
なんかいわれて
ごめん…一夜漬けなんていえない…

音減らすんなら先から減らして、
見通しよくしてから練習するほうが断然いいですね。

実は今日、「これもうちょっと速く歌いたい」かなんか言われ
相当の死亡フラグ立ちましたが
どうにもならないところはピアノだけの部分だったんで、
そこは「練習しとくね」と流して
合わせ練習としては無事にできました。

どんな曲だかよくわかってなかったけど(YouTube聞いてもあんまり)
合わせてみたらいい曲だったよ!!
伴奏もおもしろかった!! 派手で楽しい(音が無駄無駄しいとキレてたところまで含めて)

歌を聞いて待つところ、
待たない感じでサクサク行くところ、
ボリューム調整など

確認したり、複数案を試したり…

これは本番楽しみ(これは10月半ば、JG歌の会で)


教訓: 指使い決めるのと、音減らすのは先にやったほうがいい


(*)…前に伴奏させてもらったときのほうがまだしも練習してあったんだが、実はそのとき今より和音つかむのが下手で、よけい危うかった。

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やっぱり合ってる曲を弾くのがイイネ

2018年09月22日 | ピアノ
今日は、全国町田ピアノコンクールの受賞者コンサートに行ってきました!! いぇぃ

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野歩くんのおっかけだから。

コンサート前、きーちゃんさんとスタバに寄り、会計をしているとき、野歩くんが声かけてきてくれました。本番前、先生とお茶してるとこだったみたい。ファンサービス怠りなし(^^)

今日の曲目は「戦争ソナタ」(プロコフィエフ ピアノソナタ第七番)の全楽章、
先日聞いたの(ベトベン熱情)よりさらにパワーアップして音がみっちり立て込んだ派手な曲ですがどんなふうに聞かせてくれるのでしょう~わくわく

今日のコンサートに登場したのは8人。いろんな部門があるので小学生から出てきます。

きれいなドレス着てちょこんとお辞儀してかわいぃ~(^-^)

小学校四年生の子が弾いたラモーがすごくよかった。「エジプトの女(ジプシー風)」って何それ知らない曲ですが、魅力的に弾いてましたよ。これはコンクールの課題曲だったようですね。

今日の受賞者コンサートでは、このコンクールで弾いた曲を弾く子が多かったけど、弾いてない曲でもいいらしいです。

課題曲だったのをそのまま弾かれた中に、
ベートーベン イギリス国家による7つの変奏曲WoO.78
という、これまた知らん曲があったのですが、これが課題曲になっていたC部門では本選の7人中5人がバルトークのルーマニア民族舞曲(^^;; いくら好きな曲でもそれだけ聞いたら飽きそう…審査員の方々もルーマニアに飽きちゃってイギリス国家をつい選んじゃった、ってことはまぁまさかないでしょうけど。

というか、この「イギリス」を弾いた子の演奏はとてもよかったです。中学一年生男子、私がショタ好きであるという点を差し引いても(笑)楽しい演奏でした。市長賞を取っていたのでこのコンクールで今年の最高賞ということですね。

さて野歩くんのプロコは、無理のない弾き方でもピアノがよく鳴る!! 最後のこれでもかって盛り上がるところもぐわんぐわんの力押しではなくてクリアでかつ迫力ある気持ちいい響きでしたよ。私この曲あんまり好きでないんですが…だってこわいしうるさいし…でも今日のはよかった。実はゆったりしたところとかとても美しい曲です。ということもよくわかりました。

野歩くんの弾き方(ピアノの鳴らし方)とか、リズム感がいいところとか、この曲によく合っていると感じました。えと、先日の熱情よりだいぶ今日のほうがよかった。

やっぱりその人に合ってる曲の演奏を聞くのが楽しい。

そういえば、ゆかりちゃんが高校生のときに「全国町田」で予選もバッハ、本選もバッハ弾いて二位を取ったときがあったけど、あれはもう合ってるなんてもんじゃなくてもう、本当に素晴らしかった。聴いているこっちも幸せになる響き。

でもバッハで優勝するのは難しいかもね。コンクール向き(評価されやすい)とはいえないでしょう。

今日のコンサートでトリはF部門一位の大学生で、リストの超絶技巧とシマノフスキ、私はシマノフスキってぜんぜんピンとこなくてどういいのかわからなかったんだけど、あれはきっとコンクール向きの曲なんだろうと思う。派手で難易度が高くて、技巧のあるなしがきちんとわかるし、バッハやショパンほど宗教論争ぽくならないで済むだろうし(笑) まぁ合わないのに無理して「コンクール向きの曲」弾いても意味ないけど、合うならばっちり勝負曲ってことだね。


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こういうのは得意なんですね、といわれた

2018年09月21日 | ピアノ
ヨガ前30分レッスンで何を見てもらうか、迷って結局「伴奏モノ」でもいいか聞いてみたら快諾してもらえたので…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←というか練習しろよって話ではあるんだけど

昨日はエックレスのソナタをお願いしました。

(まだ「無謀曲(ショパン舟歌)」を言い出す度胸がなかったw)

先生がピアノのあいてるとこで旋律を弾いてくれて合わせる感じで弾いていきました。

一楽章(ゆっくり)はおおむね無事…

先生「和音の移り変わりをきちんと意識して弾けていてよいですね」
そう、そういう曲ですよね!!(和音萌え)
音がかぶってて無駄ムダしいんだけどそこがなんか癖になるっていうか。

伴奏モノだから、ソロ曲と違って
「右手が和音、左手がベース」
というふうにおおむね進行するんだけど、

先生「うるさくなっちゃうとバイオリンをかき消すかもしれないので、左手ははっきり出して右手は抑え目にいきましょう」
ボリューム修正してもう一度。

さて問題は速い二楽章

弾けてません。落ちる。

指使いをいくつか提案してもらったり…「上だけつながってれば下の音はすぐ離しちゃっても」などと省略技を検討したり…

あと、がっつり出すところと、軽く弾くところのめりはりをつけていく。
これは、別に安全率とかとは関係なさそうに聞こえるけど、そう思って弾くだけで、多少安全になるみたいです。捉え方の問題?

なんだかんだと苦心惨憺してから三楽章へ

先生「…こういうの(ゆっくりでじわーっと和音が移り変わる曲)は得意なんですね」
得意といえるのかどうか、おゆき先生レッスンでは
「ここで何にも感じないでスタスタいかないで」
とかダメ出しされることが多いけど、たぶんそれはできてたところをいちいちいわないからで

てきぱきと音をつかめてない速い楽章に比べりゃ相対的に得意。というのは確かだろう(苦笑)

四楽章は二楽章と同じく、危険がいっぱい。

ひとりでれんしゅうのときになんとかかんとか弾けているような気がしていても、
旋律を弾かれるだけで(アンサンブルと思うだけで)
てんぱってアセアセしてふっとんじゃうからね、

おうちではメトロノームさんとかに合わせてもらうか…

ブラームスのバイオリンソナタ一番一楽章という超無謀挑戦のときは、スマホにプロの録音入れてスピードコントロール機能使ってゆっくりから合わせ練習したけれども。あれめんどくさいし、ナマのアンサンブルと違って楽しくないし、耳もおかしくなるからあんまりやりたくないんだよね。

来週また旋律弾いてもらって合わせしようかな。


家に帰ってから、寝る前に消音やまちゃんで一度だけ弾いてみたけど、レッスン前より「やや」弾きやすくなってました。


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