ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

名古屋行き高速バス

2007-01-06 11:19:18 | Weblog
姉の所で生活を始めた母に会いに行く。これから時々、行く事になるのでバスで行く事にした。今日に限って天気は荒れ模様。

夫に頼んだら中央高速回りの高速バスのチケットだった。中央高速は雪がボタボタと降っている。そして渋滞。東名高速の方が良かったかなと、思いながら窓の外を見る。

雪国生まれの私なのに、こんな雪を見るのは本当に久しぶり。

最近は田舎でもあまり雪は降らなくなったが、子供の頃は沢山積もった。特に1月半ば頃からの本格的な降る、積もる雪は半端ではない。

サラサラと無音の音を立てて降る雪。目に雪と認識出来ないような粉雪。すぐ向こうの立木が白一色の世界で白く浮かんでいる。時が止まったように、世界は雪の降り積む音だけになる。魅入られたように見ていると、ダンダンと庭の降った雪の量が増えて行くのが分かる。

小さい頃、よく降り積む雪を時間も忘れて見ていた。TVも無い子供の頃、いつも子供らしい妄想の世界で遊んでいた。そして、予告も無く、ファっと浮かび上がった人の姿に驚く。雪を踏む密やかな足音。

バスの窓から外の降り続ける雪景色に、貧しいけど平和だった子供の頃を思い出す。自分の住む村だけが世界だったあの頃。情報はラジオと村人のウワサだけ。

今は世界中の、日本中の隅々の事を知る事が出来る。特に最近は、怖い事、不快な事、嫌な事、暗い事ばかり目に触れ耳に入って来る。

何も無く、皆が貧しかったあの頃よりも、ありとあらゆる物や事が溢れている今、子供達は幸せなのだろうか。

毎日が不思議な事、知らない事、知りたい事、ビックリする事だらけの私の子供の頃より、直に知る事が出来て、直に手に入れる事が出来る今の子供達は、毎日を楽しんでいるのだろうか。

この年になっても、まだ知らない事を知りたく、不思議な事が無くならなく、感動に心を震わせている。今年もそんなイロイロを楽しみにしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする