ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

庭付き一戸建て

2007-01-10 23:41:51 | 年老いた母
姉の家はかわいい庭付きの一戸建て。コタツに入ってガラス戸越しに庭を見ながら、母とお茶を飲む。太陽が暖かく降り注ぎ、そこここにガーデンシクラメンやパンジー、ビオラなどが植えてある。夏のペチュニアがまだ元気に咲いている。白とピンクの山茶花も枝一杯に咲いている。田舎の冬と違って、色彩が溢れている。

暖かい部屋の中から見ていると、外が寒いとは感じられない。落葉樹の裸木だけが冬だよと主張している。滞在している時、雨の日があったが、草花や木々に降り注ぐ雨脚を見ているのも心地よい。

母は、田舎の大きく広いだけの庭より、姉の庭の方がいいと言う。ほうきで掃くほどのスペースも無いし、草取りもチョッチョで終わりそうだしと笑う。

いいナ、庭があるのは。思う存分に土いじりが出来て、花も沢山植えられる。東京では、とても庭付き一戸建てなんて無理。

でも、家に帰ればやっぱり狭いながらもウチが一番。第一条件の駅まで3分。私が、終の棲家を探していた時の、譲れない条件が駅に近い事だった。バスや車に頼らない生活がしたかったから。だから、結婚してから所有していた車も手放した。車の無い生活は、お金もかからないし、自由で気楽だ。

姉の所から帰って来たら、すぐに私の花達に水をやりながら“ただいま”と声を掛ける。そして、フッと思った。家を購入する時は、私の好みと私の希望でここに決めたようなものだけど、夫は本当はどうだったのだろう。いつも私の気持ちを優先してくれる夫は、本当は庭付き一戸建ての方が良かったのかしら。真面目に聞いた事は無かったけど。

コメント
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