ふみさんの日々雑感

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ヘラクレスの塔の思い出

2011-10-08 08:05:18 | Weblog
NHKのBSで世界遺産の「ヘラクレスの塔」 を取り上げるというので見た。

楽しかったFC東京のスペイン遠征に付いて行ったラ・コールニァを思い出す。

ホテルは、海のそば。ホテルの裏の散歩道のずっと先に、ヘラクレスの塔は見えていた。

マドリードなどが気温40度近くになっているという真夏に、避暑地のラ・コールニァは過ごしやすかった。

朝は毎日、海からの朝霧でヘラクレスの塔は見えなかった。ジョギングをしている人達とすれ違いながら塔に向かって歩いていると、太陽が昇って暖かくなって霧が晴れる頃、塔に着いた。

TVを見ながら、行く前にこれを見ていれば中に入ったのにと思った。

その時は、他に行きたい所が一杯あった。

ホテルの前の道のバス停でバスを待っていると、その下の浜辺に多くの海水客がいた。そして、トップレス!の人も。

電車にも乗りたかったけど、観光する場所や時間の関係で乗れなかった。

ラ・コールニァは小さな町。歩いてどこへでも行ける。娘と二人で地図を見ながら路地を歩きまわった。小さな教会での結婚式で、可愛い花嫁さんに手を振った。

疲れれば、オープンカフェでお茶をしながら、歩く人々を眺めた。

水族館大好きな私達は、地図に水族館を見つけ、そこへも行った。

市役所の広場で友達と待ち合わせをして、お昼を食べた。

イロイロな種類の料理を食べたいので、一人分づつを頼むのに苦労した。注文を取るおじさんのスペイン語は早口で、娘と友達は聞き取れなくて、当然、英語は通じない。

隣のテーブルの男性が見かねたように、英語で通訳してくれて、おいしそうな料理が並んだ。スペイン料理は、何を頼んでも基本的に日本人の口に合うと言われたが、本当にその通りだった。

私達は、自分達が行って来た所の事を夢中に話していたら、隣のテーブルの男性のお母さんらしい老婦人が、私達を見て笑っていた。

私が、無意識にパンを小さくちぎって食べていたのを、「日本人はパンを小さくちぎって鳥のように食べる」 と言ってるよと娘が言った。

なるほど、身ぶり手ぶりで私にも分かる。そして、笑いながら足元に寝そべる犬にパンを小さくちぎって与えていた。

娘が 「ザラの本社に行きたい」 と言う。ところが、行ったら日曜日だったので休みだった。そうなのだ、日曜日は、ほとんどのお店が休み。

その代わり、夕方になると通りも路地も沢山のテーブルが出され、どこから?というほど沢山の人達が出て来る。お祭りのよう。

私達も歩いていたら、必ず、東京サポーター達に会った。東洋人は私達しか歩いていないから直ぐに分かる。

そして、選手達にも会って一緒に写真を撮った。

TVを見ていると、その頃の楽しかったラ・コールニァにタイムスリップした。選手達は、そのヘラクレスの塔に見守られて練習をしていた。

その、“デボルティボ・ラ・コールニァ”には梶山の勝ち越しゴールで勝利した。2-1。

楽しかった、本当に楽しかった。スペインに、又、行きたい。




コメント
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