ふみさんの日々雑感

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長渕剛の詩画展「殺気」

2013-03-22 19:02:06 | Weblog
「殺気」ー黒い血が流れる日ー

何とも凄まじいタイトルの美術展。まあ、彼らしいが。

予約の時間よりも早くに着いた。そんなに込んでいそうもないので、早く入ってもいいかと聞いたら、どうぞというので、入った。

初回の人達が、もう、帰ったのか、あまり人もいなくて一人占めのようにジックリユックリと見れた。

作品は約100点あるという。

TVで見た 「鯉のぼり」 は圧巻だった。その大きな大きな白い紙に、緑色と赤い鯉が躍動している。そして、溢れ出た言葉が書き連ねてある。

声も無く佇んでいるのは私だけではない。

そして、大きな紙に大きな真っ赤な日の丸。そこに書かれた詩は彼の父と母を詩っていた。それを読みながら、涙もろい私は、自分の心の中の思い出に思わず涙が溢れた。

ほとんどが詩と画だけど、「成人式の君へ」のように言葉だけの物もあった。

大きな作品には、沢山の言葉が書いてある。読むのが難しいからか、その詩を書いたパネルがある。助かる。

どのように、この詩画を作成するかを、ビデオで流していたが、凄い!

大きな筆(大筆は40kg、墨を付けると50kgだそうだ!)を振り上げ、叩きつけるようにして書いている。途中で、筆がポッキリと折れても、折れた筆を抱きかかえるようにして書く。

文字を書く時には、ブツブツと念仏を唱えるように、ハイスピードで書き連ねて行く。

絵も字も書き始めたら、立ち止まらず一気に書きあげるのだそうだ。立ち止まったら、次に進めないと。

時には、字余りのように、空白に向かって走って行く文字たち。

絵も凄いけど、日本語も凄いなと思う。漢字・ひらがな・カタカナ交じりの文字の存在感が凄い。

娘に「お母さん、長渕好きだね」 と笑われるけど、見に行って良かった。











コメント
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