目白文化村から北へ行き、目白通りを越え、南長崎の商店街に入る。
南長崎ニコニコ商店街
所在地:豊島区南長崎3-16
Photo 2006.2.19
目白通りからそれ、江古田駅方面へ至る、昔からの道沿いにこの商店街はある。鉄道や地下鉄の駅から少し離れているため、戦後の発展からはどちらかというと取り残された感があり、正直なところかなり寂れてしまっている。
日曜の午後、開いているお店はほとんどなかった。自転車はたまに通りかかるが、歩いている人は非常に少ない。一方通行の道は抜け道になっていて、時折、車がスピードを出して走り抜けていく。
電話専門 鈴や本店
所在地:豊島区南長崎3-11
Photo 2006.2.19
閉まっていたので、どういう店なのか不明。よくあるような携帯電話屋さんではなさそう。二階の軒先が小さなタイル張りなのが目を引く。
木造アパート
所在地:豊島区南長崎2-3
Photo 2006.2.19
横丁を曲がると廃墟化しつつある木造アパートが建っている。1階の豆腐屋さんはやっているのだろうか。しかし開いている店がほとんどないのはどういうことなんだろう?
山政マーケット
豊島区南長崎3-14
Photo 2006.2.19
日曜のためかマーケットもお休みだった。ただのお休みだっただけらしいのだが、周辺があまりにも静かなので、廃業したのかと思ってしまう。
この商店街、もともとは地域の中心になって賑わっていたのだろうが、鉄道駅の方へ人の流れが変わってしまい、人があまり来なくなったのかもしれない。また大型のスーパーマーケットが周辺にできたりして、お客さんが奪われたのかもしれない。駅前の商店街は通勤通学の人々を相手に商売ができるが、駅から離れたところの商店街にはお客を呼んでくるだけの力はない。自動車でもお客さんは来てくれず、閉店する店が増える。商店街は、結局は建て替えによって、次第に普通の住宅地になっていくのかもしれない。
地域社会の構造が数十年の間に大きく変化する中、元気であり続ける商店街が下町などにある一方で、ただ取り残されたように残存し次第に衰退していく、取り残され系商店街も少なからず存在する。
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