「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          NHK 公共放送のはき違い

2008-02-18 07:40:10 | Weblog
NHKは公共放送をはき違えているのではないか?一つの問題について賛否両論を扱うのは
当然だが、歯牙にもかからぬ暴論を並列する必要はない。ときには有害である。先日、文科省
の新学習要領案の中の「道徳」について、これに反対の立場の大学教授に発言させていたの
には驚いた。小学校5,6年の”集団や社会との係わり合い”について”そんなことを教えても現
実の社会を見てみよ。自己中心で、教室で教えても白々しい”ーといった意見だ。本末転倒も
よいところだ。こういう大學の先生がいるから「道徳」が必要なのだ。

神奈川県教委が全国に先がけて「日本史」や「郷土史」を必修科目に決めた。大賛成である。
同時に、今まで「日本史」が必修でなかったことに驚いた。このときもNHKは組合出身の若い
先生に「国史」の復活だと反対意見を述べさせていた。「国史」を学んだのは70歳以上の僕ら
の世代だけだ。たしかに「国史」は戦前の史観でおかしなところもあるが、変な自虐史観で歴
史を学んだ連中よりは日本の歴史を知っている。

偏見を承知の上で書かせてもらうが、こういった暴論の発言者は共通点がある。たいてい髭
をはやして変な服装をしている。つまりめだちがり屋なのだ。容貌や服装が風変わりだけなら
いいが、発言は困る。公共放送だからといってBizarre(異様)な意見まで紹介する必要は毛頭
ないと思うのだがー。