「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

総理秘書官の国会喚問と「北」の米国人釈放 TV中継の違和感

2018-05-11 05:19:50 | 2012・1・1
昨日、徒然なるままに朝から「加計」問題についての柳瀬唯夫.元総理秘書官への国会喚問の質疑をNHKテレビで見たが、午前の衆院質疑でうんざり、午後の参院質疑は失礼ながら見るのをやめた。この問題について大方の国民は、柳瀬氏の喚問がなくとも、安倍総理の直接の関与があったかどうかは別として、周囲の”忖度”があったと推測しており、正直いって、問題山積の現在、早く幕を引きたいと思っている。

午前の衆院での旧民主党系の質疑は三人が三人とも同じような質問。家計学園の理事長といつ会ったとか、安倍総理と理事長とのゴルフやバーベキューの費用はだれが支払ったかなど、政策秘書が関与する問題ではない。それに申し訳ないが、三人とも今は政党名こそ違っているが、国民から見れば、旧民主党の”同じ穴のムジナ”である。午後の質疑でも同じ面々が登場したので、一緒にテレビを見ていた老妻の勧めもあって民放に切り替えたら、「北」から釈放されてポンぺオ国務長官と共に帰国した米国人3人をタラップ上まで迎えるトランんプ大統領夫妻の姿を中継していた。

日中韓三国サミットの合間を見ての柳瀬元秘書官の国会喚問である。昨日一日、国会喚問に立ち会った安倍総理は昨夜中に札幌入りし、今日は李克強中国首相の希望で、北海道の自動車工場と農業施設の視察に同行し、日中地方行政フォーラムにも参加している。「北」の非核化、ミサイル放棄をめぐって国際情勢は急展開している。同じテレビ中継だったが、国会の喚問質疑と深夜にもかかわらず、釈放された同胞を迎える大統領の姿を放映する違いに違和感を感じた。