米朝の6月12日開催予定の首脳会談は本当に実現するのだろうか。先の南と北の「板門店宣言」の融和ムードでは問題なく開催されると思っていたら二転三転、やっと22日、北朝鮮の金正恩の呼びかけで、文在寅との電撃会談が行われ、実現されるようだ。これとて、下駄をはくまでわからない。産経新聞の28日付け1面トップ記事の見出しは”米朝 6月12日会保障談へ意欲”である。
22日の南北首脳会談では、金正恩は非核後、果たして米国が確実に今の「金王国体制」を保証してくれるかの心配だったという。おそらく、金正恩にとって、これが本音であろう。文在寅がどのように保証したか不明だが、お互いに百年の友人の如くハグしあっているところをみると、金正恩も”保証”を得て安心したのであろう。
昭和天皇の敗戦の詔勅には“朕(ちん)はここに国体を護持し得て”とある。ポツダム宣言受諾をめぐって天皇制の国体が護持できるかどうかが国論をわる大問題であった。幸い、国際間の取り決めでわがくには2600年の国体は維持できた。同じ民族の国家である。将来、統一問題が出てきた時、南の国民が、たかが三代、百年にも満たない「金王国」の国体を護持するだろうか。北朝鮮は国連軍との間の休戦協定さえ、締結していない。米国ファーストのトランプである、自分の都合が悪ければ、簡単に取り決めをホゴにしている。
かりに米朝会談で成果があがり、ノーべル平和賞の候補にあがったとしても「金王国」の将来の国体の護持はだれも保証できない。
22日の南北首脳会談では、金正恩は非核後、果たして米国が確実に今の「金王国体制」を保証してくれるかの心配だったという。おそらく、金正恩にとって、これが本音であろう。文在寅がどのように保証したか不明だが、お互いに百年の友人の如くハグしあっているところをみると、金正恩も”保証”を得て安心したのであろう。
昭和天皇の敗戦の詔勅には“朕(ちん)はここに国体を護持し得て”とある。ポツダム宣言受諾をめぐって天皇制の国体が護持できるかどうかが国論をわる大問題であった。幸い、国際間の取り決めでわがくには2600年の国体は維持できた。同じ民族の国家である。将来、統一問題が出てきた時、南の国民が、たかが三代、百年にも満たない「金王国」の国体を護持するだろうか。北朝鮮は国連軍との間の休戦協定さえ、締結していない。米国ファーストのトランプである、自分の都合が悪ければ、簡単に取り決めをホゴにしている。
かりに米朝会談で成果があがり、ノーべル平和賞の候補にあがったとしても「金王国」の将来の国体の護持はだれも保証できない。