「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「過去最多」がトップニュースでなくなっったコロナ禍

2021-08-19 09:52:30 | 2012・1・1
盆休みが明けた18日、国内の新規コロナ患者数は23,916人と過去最多を記録した。東京では5,386人、大阪でも2,796人とコロナ禍初期には思いも呼ばなかった数だ。と、言っても、国民の大半はあまり驚かなくなった。我が家の購読紙の1面トップ記事は「過去最多」ではなく塩野義製薬が東南アジアの国でコロナ.ワクチンの治験に入るという記事。僕には自分の頭のハエも負えないにという感がないでもない。

政府のトップの菅儀偉総理は昨日、経団連に十倉雅和会長を訪ねコロナ感染防止策としてテレワークのさらなる実施の強化を要請した。「緊急宣言」「蔓延措置」が感染の急増拡大の歯止めかからないままだ。その原因の一つは政府の対応策に一貫性がないことだ。人の流れに制限をと言いながら、18日松山で催された巨人、ヤクルトのナイターには1万人の観客の入場を許可している。

来週から開催されるパラリンピックに東京都では、13万人の生徒を観客として招待する案を進めている。これに対して教育委員4人が反対だという、国際的な行事であり、安全面は十分配慮されている。できれば、招待すべきだが、今のような歯止めが止まらない状況では、中止したほうがよい。