東京の新規コロナ感染者が19日5534人と過去2番目に高い数字を記録した。入院患者数は3864人で、前日に比べ49人も増え自宅療養者が急増しているという。購読紙の都内版に毎日都内の市町村別の表が毎日載っているが、19日には新しく100人を超す区が世田谷区の395人を筆頭に100人を超す区が23区のうち17区、八王子市まで193人を記録している。感染初期の頃には夜の繁華街がある新宿区が断然トップだったが、19日の記録は227人と高位5にも入らない。感染経路が変わってきているのだ。
第5波の猛威は東京だけではない。全国の記録を見ると、新規感染者ゼロの県は一県もない。最も少ない鳥取県でも14人あり、全国各地に拡散している。しかし東京と違って感染100人以下の県が14もある。政府は「緊急宣言」「蔓延防止」の二つの策を実施中だが今のところ実効が出ているとは思えない。しかし、手を抜けば東京の二の舞である。やはり、基本的かもしれないが、人の流れの抑制の配慮が必要な感じがする。