関東地方が梅雨入りした昨日、家の近くのホールで、目黒区合同の老人会の発表会があり、老妻がお仲間12人と一緒に参加した。毎年、僕も”応援”に駆けつけていたのだが、今年は雨で残念ながら欠席した。以下は、帰宅した老妻から話。老妻たちは毎週1回、20人ほどが集まって童謡を歌っている。70歳代から90歳までだが、男性はゼロ。最初は数人いたが、やめてしまったそうだ。
老妻は昭和8年生まれだが12人の中では高齢になってきた。発表会では川田正子さんが戦後の21年に歌ってヒットした「みかんの花咲く丘」を披露した。童謡というと、老妻の年齢では戦前国民学校(小学校)で習った小学校唱歌が多いのだが、最近の老人会は70歳代が多くなり、後半でも「二宮金次郎」のような歌は習ったことがなく、郷愁がなくなってきたようだ。
孫も皆成長して、幼児と接触する機会がなくなってきたが、最近の幼児たちはどんな歌を歌っているのか。昔のような子供だけの童謡があるのだろうか。二宮金次郎、児島高徳、広瀬中佐など僕らが学校で習った唱歌は軍歌と共に”お蔵入り”されてしまうのであろうあるのだろうか。それより、百年先、童謡という言葉があるだろうか。
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音楽の教科書にもジャパニーズポップス(通称J-POP)が載り、それを歌っています。
だから後世まで歌い継がれるような歌がありません。
完全なる個人の趣味が先行する世の中なので、老人会で歌うなども無いのでしょうね。
小学唱歌の名曲や童謡は大正から昭和初期が多いそうですね。この時代、経済的には恵まれていなかったですが、心が豊かだったのですね。老人会でたのグループは「お山の杉の木」(昭和19年)を歌っていたそうですが、老人会でも戦前の小学唱歌を知っている世代が少なくなってきました。平成31年には後世、みなが歌える童謡はあるでしょうか。時代ですね。