「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”多病息災” 九回目の入院

2014-11-07 05:29:26 | Weblog
横行結腸ガンで入院することになった。数えてみたら、これで9回目の入院である。80歳余の人生で、10年に1回入院している勘定になる。昨年も11月、人工膝関節置換手術で1か月入院しており、入院は慣れているというものの、老体にはいささかうんざり気味である。長生きするためには仕方がないのかもしれないが。

「一病息災」という言葉がある。健康な人よりも一つぐらい病気があったほうが長生きできる意味だが、僕の場合は一病ではなくて多病である。若かった現役時代、単身赴任の生活がたたって、急性肺炎で入院、以来、気管支拡張、膀胱ガンの4回にわたる摘出、白内障と9回も入院している。それに”持病”として高血圧、高血糖であったが、この方は昨年外科手術のさい、病院側の配慮で、入院中,低カロリー食で体重を10㌔ダウンした結果、今は薬を飲まずにでも正常である。

”多病息災”には大先輩がいる。昨年93歳で亡くなった、アンパンマンの作者、やなせ・たかしさんは67歳の時腎臓結石で入院、以来亡くなるまで、70歳では白内障、心臓病、80歳代では、膵臓がん、緑内障、膀胱がんで入院。膀胱がんに至っては亡くなるまで10回も入院、手術されている。90歳を越えてからも腸閉塞を患っているが、最期まで元気に仕事をされていた。

闘病には気力が必用のようである。107歳の長寿をまっとうされた彫刻家の平節田中さんは、100歳の誕生日の時、アトリエに30年の材料の木材を用意されていたという。とても両大先輩には及ばないが、せめて両先輩にならって、何事もプラス指向に考えていきたいものだ。入院は最大3週間だそうだが、その間、小ブログの更新はお休みにします。

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2 コメント

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頑張ってください! (chobimame)
2014-11-10 09:31:35
入院は嫌なものですが、すっかり治されて下さい。
Kakekさんなら大丈夫です。
ブログの再開をお待ちしています!
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多謝 (kakek)
2014-11-23 11:37:44
chobimame さん
無事、手術を終え、予定より1週間早く退院できました。ご高配感謝します。
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