「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

豊洲市場の”汚染” 小池知事の手腕に期待

2016-09-10 08:22:44 | 2012・1・1
小池知事の金曜日の定例記者会見をテレビで見た。かっては、東京ローカルのMXテレビだけが生中継していたが、昨日はTBS,フジテレビも情報番組の中で一部ナマ中継していた。それだけ、小池知事にはタレンンと性があり、発言にもニュース性がある。とかく都政には話題性がなかっただけに好いことだ。

記者会見での小池発言は(1)待機児童対策(2)知事の年収を半分にする”身を改革”(3)行政改革の三つだったが、主に時間を割いて説明したのが待機児童対策であった。126億円の補正予算を組み、保育定員の5000人を確保しようというもので、空家を利用し、保育士の待遇改善に役だてようとするなど具体な施策のように思われる。何より、小池知事は、少し”横文字”が多い嫌いはあるが、”保育コンシェルジェ””ホーレンソウ”(方法、連携、相談)などマスコミ受けする言葉使いが上手だ。

都民が今、関心がある問題の一つである豊洲市場へ移転問題が僕が見ていたテレビ中継ではなかったので、不審に思っていたが、朝刊によると、都の幹部が別に記者を集め豊洲市場の売り場棟下の地盤に汚染対策としての盛り土がされていなかったことを初めて認め謝罪したという。小池知事は先日、豊洲市場を視察した際、安全性への懸念を示し、11月の築地からの移転日の延期を発表していた。

都民にとって、生鮮市場は”食”に関する重大関心事である。今になって移転を延期しようということは考えれない。小池知事がいう”ブラックボックス”的な問題が移転問題に絡んであるのだろうか。今月末から始まる都議会本会議での政争の具に使われるのでは困る。小池知事の手腕に期待する。

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1 コメント

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透明性の確保:利権の闇を洗い出してほしい (lordyupa)
2016-09-11 22:52:53
週刊文春の報道によれば、
オリンピック施設(バレーボール会場と水泳会場)の電気工事を内田茂氏が監査役をしている東光電気工事が受注獲得。豊洲新市場の電気工事をはじめ、都発注工事もたびたび受注。この利権構造に、鋭いメスを小池知事には加えてもらいた。

また、
東京ガスの工場跡地の売却については、もともとは、売主責任のある瑕疵担保特約のついた売却が常識的であるので、東京ガスは渋っていたにもかかわらず、最終的には、2011年3月に、
土壌汚染があった場合の補償を全面的に東京都が責任を負うような高値(1平米53万円)で、東京ガスは東京都に土地を売却した。にもかかわらず、東京都は、その後も、一向に「安全宣言」を出すことも無く、現在にいたるようです。
2005年に東京都を退職し、東京ガスの執行役員、(2005年から2009年)に天下りして、売却に関与し、その後、23区の一つの区長をしている人物の言動・関与も、是非、小池知事には、究明をして、都民に説明責任を果たしてもらいたいと願います。
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