漂泊の旅人さまが、東郷平八郎と日本海海戦について解説を書いて下さいました。
日本海海戦は世界海戦史上最大唯一の完全に勝利した戦いでした。
世界最強の艦隊、バルチック編成艦隊に対し、圧倒的に劣勢の東郷平八郎率いる大日本海軍との闘いであった。
日本の戦艦の数はロシア艦隊の半数にすぎず圧倒的に劣勢にあると思われた。
しかし、東郷は丁字戦法、その後「トウゴウ・ターン」と呼ばれる戦法を使って海戦に完全勝利したのだ。
ロシア側の艦船はほぼ全滅(戦艦8艘を拿捕または沈没、逃げ遂せた軍艦は3艘)、戦死者5046名と惨憺たる結果となった。
一方、日本の損害は砲撃ではなく横波によって転覆した水雷艇3艘、戦死者116名という結果だった。
この勝利によって海上の覇権は日本のものとなり兵站が確保された。
そして東郷はアメリカ独立戦争の英雄、ジョン・ポール・ジョーンズ。トラファルガー海戦のネルソン提督らとともに世界3大提督の一人に列せられたのだ。
この勝利は日本中を沸き立たせたし、戦意は大いに向上したでしょう。と、同時に多くの有色人種に称賛と希望を与えることとなったのだ。
戦艦三笠の甲板で指揮を執る東郷提督や坂の上の雲の秋山真之のイラストはあまりに有名である。
大本営には「天気晴朗なれども波高し」と打電し「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」とZ旗を掲げ士気を鼓舞したこともあまりに有名である。
ともあれ、アドミラル東郷は日本人の矜持を大いに高めた英雄であることは世界の認めるところである。
これで私もよく理解できました。
漂泊の旅人さま、ご多忙のところをありがとうございました。
漂泊の旅人様、Ken様、これは国士おふたりの「出会い」です。
私はもっと勉強しなくては・・・。