ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

早くも片山虎之助氏(たちあがれ日本)から、メルマガが届きました。

2011年01月14日 | お知らせ

              菅第2次改造内閣、スタートへ

 菅首相は、14日午前に内閣改造、民主党役員人事を決め、14日中に
菅第2次改造内閣が発足する運びとなりました。

 党役員人事は、党代表代行に仙谷氏、国対委員長に鉢呂氏に代って
安住氏がなり、内閣は退任が仙谷、馬渕、岡崎氏に、すでにやめた柳田氏の
4名、新しく、枝野、与謝野、江田、中野氏の4名が入るというもので、党、
内閣ともに小規模な入れ替えで、首相のいう最強の布陣とはとても思えない
ものです。

 もとより、目玉はマスメディアが報じるように、「たちあがれ日本」を離党して
入閣する与謝野氏でしょう。経済財政相のうえに、社会保障、税制の特命相
まで兼務するとすれば、やり方にもよりますが、大変な重責です。

 首相は、与謝野氏に社会保障、税制の抜本改革に向けた与野党協議の
橋わたし、とりまとめをさせたい考えでしょうが、そうは問屋が卸すかです。
同氏は自民党からは除名されているうえに、公明党との関係もかって程で
ないと聞きますし、「たちあがれ日本」との関係もかなり冷えています。消費税
引上げ積極論者だけに、消極的なその他の党との関係もスムーズでなく、
民主党内の反応も当然に複雑で、与謝野起用効果は相当に疑問です。

 また、内閣を統括し、党内や野党との折衝の窓口となり、マスメディア対策
を司る官房長官に枝野氏が適格かどうか大いに議論がありますし、参院議長
までしながらまだ入閣したいという江田氏の姿勢にも強い批判が寄せられて
います。しかし、一番の問題は、この内閣が何時まで続くかです。

平成23年1月14日  



コメント (4)
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G. Verdi ATTILA 名歌手カップッチッリの矜持!!国士漂泊の旅人さまへ♪

2011年01月14日 | オペラ
G. Verdi ATTILA "Tregua 醇Q cogl'Unni...Dagl'immortali vertici"


カップッチッリの素晴らしさは、国士の誇りを歌ったら右にでるものはいない、気高く堂々としていて、それでいて自然である凄さ!!

ヴェルディ「アッティラ」から・・・全ヨーロッパを支配しようとして侵略を繰り返すアッティラに立ち向かったのはローマ提督エツイオ、「最後のローマ人として」彼の誇りは敵のアッティラに「気高き使者よ」といわせたほどだった。

これは多分カップッチッリの最晩年のコンサート、さすがこれに続く激しいカバレッタは歌っていないが、聴いていて心が震える。(自転車暴走族のカップッチッリはやがてヴェローナで交通事故にあい、美声を失い、引退)
決して大きな声で輝かしく歌うのではない、切々と訴えるのだ・・・。

私はこれで保守の考えになってしまった・・・。(三国志がこれに追い打ちをかけた!)

昔、父の友人の野口さん(1月13日に書いた「ラジオ放送・学徒出陣」参照)に「どうしてイタリアの音楽をするのか、音楽といえば普通ドイツだろう?」ときかれた小学生だった私。

父は「イタ公なんて三国同盟ですぐに降伏した情けないもんだぞ」とからかい、野口さんは「そうだそうだ、しかも戦争中なのに、平気でオペラやっていたそうじゃないか」と<風の中の羽根のように、いつも変わる女心>と歌った!!

そこで私は言った。
「私の誕生日はね、イタリアの祖国統一運動のガリバルディ将軍の凱旋の日なのよ!ミラノには9月20日通りっていう道があるのよ!!
野口さんの歌う<女心の歌>はヴェルディが書いた軽薄な公爵の歌、原作はユゴー、アンドレア・シェニエの弟子よ。この公爵を道化のリゴレットは殺そうとするの。」
なんて一気に反論した子供の私。

野口さんは驚いて「ガリバルディ将軍は救国の英雄だ、どうしてそんな名前を知っているのか?」ときいた。

「本で読んだのよ、<クオレ>という本、イタリア統一運動はヴィットリオ・エマヌエーレ国王を中心に、ガリバルディ将軍が外敵と戦った、って。
そして作曲家ヴェルディはⅤERDI、ヴィットーリオのV、エヌマエーレのE、王のイタリア語のREのR、Dは~の、という意味のD、Iはイタリア、なのよ。」と文句を言った。

父は「昔のローマ人は偉かった、だけど今のイタ公はなんだ!昔はシーザーなどいた」と野口さんと言った。実は私のオペラ熱に困っていたのだ。

「ローマ人」・・・それを思い出しながらカップッチッリの歌う最後のローマ人、を今、聴いている・・・。


カップッチッリは元水泳選手、そして建築学を学び、オペラ歌手になるという経歴であった。知・情・意を兼ね備えた歌唱。


☆このころのカップッチッリは70歳近い、しかし、イタリアの誇りを彼ほど素晴らしく歌うものはいない。
テノールよりカップッチッリのほうが人気があった。国民的英雄だった・・・。
コメント (18)
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