ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ポーランド共和国国歌「ドンブロフスキのマズルカ」

2011年01月23日 | お知らせ
ポーランド共和国国歌「ドンブロフスキのマズルカ(Mazurek D醇Gbrowskiego)」


ショパンの国、ポーランドの国歌です。
マズルカはポーランドの庶民の舞曲、日本で言うと盆踊りか・・・なんて言うと叱られそう・・・私の音高時代の友人のピアニストがワルシャワ音楽院で学び、私は「蜂蜜ワイン」をお土産に頂いたことを思い出します。

マズルカってショパンの作品では、洗練されていて美しいですが、もともとはこのような素朴な味わいだったのですね。

歌詞を御紹介します。



                  (原文はポーランド語  日本語訳はWIKIソースより)



1.

ポーランドは、まだ滅亡してはいない

我らが生きているかぎりは

いかなる外国の軍勢が強奪しようとも

我らは剣で奪い返す


進め、進め、ドンブロフスキ

イタリアの地からポーランドへ

我々はあなたの指揮に従う

あなたの下に我ら国民は団結する




2.

ヴィスワ川を越えて、ヴァルタ川を越えて

我々はずっとポーランド人だ

ボナパルトがいい例だ

勝つ方法を見せてくれた


3.

チャルニィエツキがポズナンに行ったように

スウェーデンとの戦いの後

国を救うため

海を渡って戻ってきた


4.

父は娘に語る 涙ながらに

「よく聴きなさい。ポーランドの軍は今、勝利のドラムをたたいてるそうだ」


☆ドンブロフスキはポーランドの歴史において、ナポレオン戦争中のイタリア・ポーランド軍団を編成した人として知られている。
その編成を1796年、ナポレオンによりパリへ召喚された時より始め、そしてチザルピーナ共和国により新設されたロンバルディ共和国の軍隊の一部隊としてポーランド軍団を編成する権限を与えられた。
この軍団が編成された年の三年前、ポーランド分割がロシア、プロイセン、オーストリアの三国の間でなされ、ポーランドがヨーロッパの地図上から姿を消した。
しかしポーランド人部隊の編成はフランスによるポーランド独立運動の支援によって、ポーランド問題を再浮上させるきっかけをもたらした。
これにより、イタリア人がナポレオンのフランス側に立って戦争に参加することを拒否したこの時期に、イタリアでのポーランド軍団の編成は両者にとって利益のあるものであった。







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マリオ・デル・モナコ 「イタリア国歌」を歌う。

2011年01月23日 | お知らせ
Mario del Monaco - Italian National Anthem


マリオ・デル・モナコがイタリア「国歌」を歌っています。
世界最高峰の「偉大な声」による国歌です。

まあ、何と激しい情熱的な歌詞でしょう。(でも、イタリア人は一番しか歌えない、とか? デル・モナコも1.2番を中心)
イタリアの兄弟よ、と呼びかけ、祖国の為には死もいとわない、・・・ところで戦争中、オペラ好きな上司の許可を得て、オペラ「蝶々夫人」のピンカートンを歌って、米軍の海軍士官の制服の衣装を着たまま、コーヒー飲みに外へ出て、軍に捕まったのはどこのだあれ?

ねえ、マエストロ、歌ってやっと解放された、って。ききましたわよ。

わが父は学徒出陣の悲愴な決意、最後に家族とも会わず、家族の加護を願って寄せ書きの日の丸と千人針を家に置いてきた・・・。

歌は確かに、素晴らしい!
でもその「ちゃらんぽらん」のせいで、あのファシスト政権は滅んだのです!!
どうもありがとうございます。

1.
イタリアの同胞よ。
スキピオの兜         (スキピオは古代ローマの英雄、ハンニバルを破った)
頭に戴きて
イタリアは覚醒せり。
勝利の女神よ何処に坐すや。  (勝利の女神はヴィットリアというのじゃ!)
イタリアにその髪を捧げよ。
創造主はローマの僕として
そなたを創り給へるぞ。
(繰り返し) 1.
Fratelli d'Italia
L'Italia s'è desta,
Dell'elmo di Scipio
S'è cinta la testa.
Dov'è la Vittoria?
Le porga la chioma,
Ché schiava di Roma
Iddio la creò.
Refrain:
(繰り返し)
歩兵隊に参加せよ。
我らに死の覚悟あり、
我らに死の覚悟あり!
イタリアは呼び招く。
歩兵隊に参加せよ。
我らに死の覚悟あり、
我らに死の覚悟あり!         (戦争中でもオペラを歌うのじゃ!)
イタリアは呼び招く、おお! Refrain:
Stringiamoci a coorte
Siam pronti alla morte
Siam pronti alla morte
L'Italia chiamò.
Stringiamoci a coorte
Siam pronti alla morte
Siam pronti alla morte
L'Italia chiamò. Sì!
2.
幾世紀に亘る
恥辱と哂笑も
我らが合致せず
分裂せしが故ぞ。   (都市国家だったことの反省! 地方主権などいうとこういうことになるのじゃ!)
いざ聚はせよ、
一つの旗 一つの希望。
一致団結の
秋は来れり。
繰り返し) 2.
Noi fummo da secoli
Calpesti, derisi,
Perchè non siam popoli,
Perchè siam divisi.
Raccolgaci un'unica
Bandiera, una speme:
Di fonderci insieme
Già l'ora suonò.
Refrain:
3.
団結せよ、団結せよ。
統一と友愛あらば  (どうしてamoreを「友愛」などと和訳するんだ!ここは単なる「愛」じゃ!ボケッ!!)
主たるべき前途は
民族に啓かれん。
祖国の地 解放を
我らは誓はん。
神の下 一つなる我らに
敵する者 誰かあらんや。
(繰り返し) 3.
Uniamoci, uniamoci,
L'unione e l'amore
Rivelano ai popoli
Le vie del Signore.
Giuriamo far libero
Il suolo natio:
Uniti, per Dio,
Chi vincer ci può?
Refrain:
4.
アルプスからシチリアまで
レニャーノの凱歌遍し。(はな様に献呈したヴェルディ「レニャーノの戦い」、祖国、祖国って連呼)
フェルッチョの
身体と精神 我らにあり。
イタリアの若人は
是みなバリッラぞ。   (「バリッラ」とは、オーストリアのジェノバ占領で戦った少年の愛称バリッラ)           
鐘楼は並べて
晩祷の時を告ぐるなり。(ヴェルディ「シチリアの夕べの祈り」、教会の鐘の合図で一斉に侵略軍を襲う)
(繰り返し) 4.
Dall'Alpe a Sicilia,
Dovunque è Legnano;
Ogni uom di Ferruccio
Ha il core, ha la mano.
I bimbi d'Italia
Si chiaman Balilla,
Il suon d'ogni squilla
I Vespri suonò.
Refrain:
5.
傭兵の刄は
葦の如く脆し。
オーストリアの鷲
はや撃ち攘はれぬ。
かの鷲 コサックと共に
イタリアとポーランドの
生血を呑み啜れども
今やそは 焼き掃はれぬ。
(繰り返し) 5.
Son giunchi che piegano   (宿敵オーストリアに・・・何と怖い言葉を!!生き血を!キャー!!ここは歌っていない)
Le spade vendute;
Già l'Aquila d'Austria
Le penne ha perdute;
Il sangue d'Italia,
Il sangue polacco,
Bevé col cosacco.
Ma il sen le bruciò.
Refrain:









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