ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

クライン孝子氏のメルマガが届きました。 「朝日新聞」批判の厳しい現状も・櫻井よしこ氏について。

2014年09月23日 | 政治

◆【言いたい放談】朝日とテロと国連との戦い[桜H26/9/19]
http://www.youtube.com/watch?v=2hf0kaLUpMc&list=UU_39VhpzPZyOVrXUeWv04Zg<<2014/09/19 に公開
明日の『朝日新聞解体!山手線一周マラソンラリー』
を前に、改めて草莽崛起による戦後レジーム脱却の必要性と、
その可能性について論じていきます。>>

◆ 安倍外交は、今回も順調のようです。
これ全て、官邸及び外務省のトップクラスの的確な超一情報収集と情報分析の結果によるものと思われます。
〈参照:
*安倍首相がニューヨーク到着 
http://jp.reuters.com/article/kyodoPoliticsNews/idJP2014092201002326

*23日に日米外相会談
http://jp.reuters.com/article/kyodoPoliticsNews/idJP2014092201002338

*米同時テロ犠牲者悼み献花 NYで岸田外相
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014092201001287.html
*政府、プーチン氏の秋来日断念
http://jp.reuters.com/article/kyodoPoliticsNews/idJP2014092201002160

◆さても朝日新聞による従軍慰安婦捏造問題ですが、さっそく9月20日「頑張れ日本」の草の根グループによる
【草莽崛起】9.20 朝日新聞解体! 山手線一周マラソンラリー[桜H26/9/22]
http://www.youtube.com/watch?v=IZUdUumVzU0&list=UU_39VhpzPZyOVrXUeWv04Zg
行われ、大成功だったようです。
この山手線一周マラソンラリーは今回が2回目です
初回は7月26日に行われました。
http://www.youtube.com/watch?v=Hz4ed6j60o4

◆ このデモンストレーが起爆剤となって 8月5・6日、朝日新聞は朝刊にて慰安婦問題の特集記事を掲載し、吉田証言の誤報を謝罪なしではりますが、報じました。

◆これを受けてジャーナリスト櫻井よしこ氏は8月15日
自民党の議員連盟
「日本の前途と歴史教育を考えるえ議員の会」の会合で講演し「朝日新聞は廃刊すべき。メディアと呼べないプロパガンダ新聞」と指弾しました。
http://www.youtube.com/watch?v=MDm4g95dYCQ
そして、何と
◆産経、読売、朝日、毎日、日経に意見広告を行っています。
http://jinf.jp/wp-content/uploads/2014/09/14.09.17.pdf

その後の氏のアッピール〈働きかけ?)もそれは見事なものでした。、
月刊誌「Will」正論」「文芸春秋」はむろん。「週刊新潮」でも喋りまくり書きまくる!
その上、テレビ出演のお声も掛かり、まさにスター的存在で脚光を浴びています。
 
◆日本メデイア界の「世渡り名人」とはまさに櫻井氏だと感服いたしました。
 そういえば例の意見広告の書き出しも、実に大衆受けのする内容でしたね。
なにしろ
<<「慰安婦」国際中傷を跳ね返せ「日本軍が朝鮮人女性二十万人を強制連行し性奴隷とした」-。
国際社会ではこのような作り話が信じられています。
根拠は、吉田清治氏の虚偽証言でした。
吉田氏を「良心的日本人」としてもてはやした朝日新聞は、三十二年後に虚報と認めて記事を取り消しました。
この間、日本はどれだけ辱めを受けてきたでしょうか。>>
 というのですから。

◆そこでふと思い出したのが、
<<2002年5月25日(土)「しんぶん赤旗
個人情報保護法案を廃案に
志位委員長あいさつ
4野党が緊急集会
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-05-25/03_0201.html ◆この集会には櫻井氏も参加
「二十一世紀にはいり、メディアを規制しようとする法案を出す国はない」と訴えていました。
 当時、海外では例の2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件を教訓にテロを取り締まる法律作成を急いでいました。
日本政府もその動きに習って新しく法律を作ろうと模索していました。

◆そんな背景など全く無視して、ただ野党と手を組んで櫻井氏は反対の声をヒステリックに挙げていました。
 そこで、私は当時の拙日記にこう書いたものです。

<< ■■■■■■■■        発行者:クライン孝子
   クライン孝子日記
   ■■■■■■■■    URL: http://www.takakoklein.de

在独30年余のジャーナリストによる日欧比較辛口政治コラム           
第36 号 発行日:2002/06/21
◆■2002/06/21 (金) 日本のメデイアはフシ穴か?
昨日の日記で、評論家かつ拓殖大学教授=日本文化研究所所長井尻千男氏もメデイアが目の敵にしている「個人情報保護法」成立に
賛成だということを書きました。
井尻さんとはその後、電話でお話し、二人で意気投合!、早速「日本文化」誌でも一筆書く事になりました。

メデイア界ではわが身可愛さに、この法案を矮小化して、利用度の高い作家や評論家(城山三郎氏や櫻井よしこ氏など)を
前面に押し出しうまく操作しては反対大合唱!

これでニヤリとして大喜びしているのは中国や北朝鮮であることには1行も触れない。日本のメデイアはいつから、中国=北朝鮮国の
広報担当化したのだろう。

鈴木宗男氏逮捕、田中真紀子氏への自民党の処分。二人ともどうみても国の代表としては資格がないだけに当然のこと、相討ちして良かった!
と思う中で、実はメデイアがこのスキャンダルに目を取られている間に重大な事が見落とされ、密かにヤミ取引がなされようとしています。

◆北朝鮮と直結している朝銀問題で「救う会」荒木さんから次のような資料が届きました。
ちなみにこれについて産経新聞だけは報道したそうです。

”朝鮮総連系金融機関である朝銀信組への公的資金投入問題に注目が集まっていますが、金融庁が朝銀関東および近畿の受け皿となる信組に合計7800億円という巨額の公的資金を投入しようとしていることが明らかになりました。
 ◆内訳は朝銀関東の受け皿となるハナ信組に贈与3700億円、買い取り600億円の合計4300億円、朝銀近畿の受け皿となる3信組に合計贈与2700億円、買い取り800億円で、これに関しては自民党と民主党の幹部クラスの議員からの金融庁への働きかけもあったと言われています。
また、公的資金投入にあたって金融庁側は理事長及び常任理事は日本人とすることを条件としており、近畿側は了解しているが関東は認めていないとのことです。
 
なお直接拉致問題では、サミットでパウエル・米国務長官も米朝協議の場で拉致問題を取り上げると発言しており、難民問題などで国際的にも北朝鮮に対する包囲網ができつつある今、当初予測された金額をはるかに上回る公的資金が投入されれば政治的意味から言っても問題化することは明らかであると思われます。”


こんなことを許していいのかしら?
◆こういう問題を大々的にと取り上げないで目をつぶっているなんて日本のメデイアって、ホントおかしい!
一体何を恐がっているのかしら? それともフシ穴?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(Fのコメント)
◆どうも、個人情報保護法は当初の形とは違うようです。
この面では日本内部の問題があったと思うが、世界的にはテロ防止のために、やるべきでしょうね。
北朝鮮系の信組への公的資金投入は事実でしょうね。
日本のマスコミは100万人の朝鮮系の読者であるユーザを意識しすぎだと思います。
サンケイは、その人たちがユーザになると思っていないのでしょうね。>>

◆今回の櫻井氏の動きは、当時とは異なり、的を得ていて、大衆への働きかけも満点で、完璧だったと思います。
 だが待てよ!
 櫻井氏は、8月15日自民党の議員連盟の会での講演で「朝日新聞は廃刊すべき」と述べています。

そこで私はいいたいのです。
◆ここまで明確に朝日を窮地に追い詰める断定的な発言をする限り、言葉に責任を持ってほしいと・・・・。
『廃刊』にするための効果的な方法とは、

一つは読者に朝日離れをしてもらうこと。
二つは、朝日に広告を出さないこと。


ところがあれだけはっきりと『廃刊』すべきと言われたはずの櫻井氏!
もし私が櫻井氏だったらどうするか。、
例の意見広告ですが、発言に責任を持つために「朝日」だけは外していたと思います。

◆さてここからは櫻井氏の意見広告に対するクレームです。
1)「外務省にはより重い責任があります。
日本政府は平成五年(一九九三年)八月に河野談話を発表し、国際社会に慰安婦は強制連行されたという誤解を広げてしまいました。
にもかかわらず、外務省は今日まで明確な反論を一切していません」
この情報ですが、櫻井氏はどこから得られたのでしょうか?

そういえば櫻井氏に関しては、念のために櫻井よしこ氏の泣き言、中国ににみごと、巧妙にはめられたhttp://d.hatena.ne.jp/eschborn/20111210/1323512846ことがありましたよね。

2)「徹底した反論が必要な今、外務省は世界各地にジャパンハウスを建てて、戦略的対外発信の柱としてアニメや料理を宣伝するという。
優先順位はこれでよいのでしょうか」。

(筆者註:これがカムフラージュになることを櫻井氏はどうやらご存知ないらしい。残念であります)

3)日本の名誉を守る首相直轄の対策本部を置き、担当大臣と専属事務局を設け、政府を挙げて取り組むことが急務です。
〈筆者註:既にこうした対策本部は官邸に設立されているはず。
むろん現時点ではドイツ連邦情報局とは比較にならないほど小規模ですが。(以上)


◆悪友奥山氏の新著について、
【ズバリ!文化批評】人は何のために死ぬべきか[桜H26/9/19]
http://www.youtube.com/watch?v=ZDwxoH9rEmA&list=UU_39VhpzPZyOVrXUeWv04Zg

(参照:■隠れたベストセラー
悪友奥山篤信氏の新著「人は何のために死ぬべきか」感想+書評
http://d.hatena.ne.jp/eschborn/20140905/14098958969
◆◆◆トピック!!
【言志】復刊第二号は書店流通へ[桜H26/9/4]
https://www.youtube.com/watch?v=getZoWqZjlw&list=UU_39VhpzPZyOVrXUeWv04Zg
拙文のタイトルは
「敏腕・安倍総理の長期政権維持こそ日本を"普通の国"により近付ける」

========================
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

・ 上記につきクライン孝子名抜きのメルマガの転載・発言は固く
 お断りいたします。
(なお「クライン孝子」および「クライン孝子の日記」
と明記されていれば、転載・発言は大いに結構! 歓迎いたします)



★ 櫻井氏は確か共産党機関紙の「赤旗」で、語られていたこと、
「個人情報保護法」はメディアを規制しようとする法案として反対されていました。野党4党と共闘でしたが・・・。
あれからお考えは変わった、あるいは間違っていたので訂正します、という発表はされたのでしょうか。
また今回も朝日新聞を徹底的に批判するのはいいとして、その朝日新聞に広告を出すことの理由は何でしょう。

今、保守は大同団結しなければならないだけに、大変残念と思います。

★ 櫻井よしこ氏は「移民」受け入れ推進
sapio6月号より転載



来日外国人はルールを守り社会に溶け込むことが重要と櫻井氏
2014.05.28 07:00

 政府が年間20万人の外国人労働者の受け入れを検討し始めた。外国人が日本社会にうまく溶け込むには、この国の文化や習慣を理解し、「日本らしさ」の価値観を共有してもらうことが不可欠だと櫻井よしこ氏は主張する。

 * * *
 日本は鎖国して外国人を排斥すればよいということではありません。海外から優秀な人材を受け入れ、またはアジア諸国の人材を受け入れかつ育成することは非常に重要で、それが私の長年の持論です。そのためにも、外国人受け入れには国家戦略が必要不可欠です。

 たとえば、医療や介護の現場で働く人はフィリピンから、IT関係ならインドやイスラエルからというように、分野ごとに相手国を優先的に選ぶこともひとつの知恵です。

 工事現場の労働力として東南アジア諸国から人々を受け入れ、3年なり5年で彼らに日本の建設技術を学んで帰ってもらい、日本企業が現地に進出した際には彼らの力を貸してもらうという仕組みも考えられます。

 いきなり日本国籍を持つ移民として受け入れるのではなく、まずは5~10年の中期のワーキングビザで働いてもらうべきです。その期間を通じて日本の文化・習慣を理解し、ずっと働いていきたいと本人が希望し、かつ問題も起こしていないようなら永住ビザに切り替えればよいのです。さらに日本国籍を望むならば、日本人が大切にしている価値観を理解してもらっているかどうか、きちんと審査した上で認めればいいと思います。

「郷に入りては郷に従え」で、来日する外国人には日本の生活ルールを守り、日本の地域社会に溶け込んでもらうことが大事です。たとえば旅行者にしても在留者にしても中国人は地域のルールを守らず周囲に迷惑をかけることが多いと言われています。そうしたことに現状ではなかなか対処できていません。

 多くの外国人を受け入れるのであれば、ある程度、厳しい規則を課すことも必要です。彼らに日本の言語・文化・歴史・習慣を学んでもらい、ルールを守らせる仕組みと覚悟を持たなくてはなりません。

※SAPIO2014年6月号 (以上)


★ このようにはできないでしょう。ヨーロッパでも移民の成功例はありません。


では、ティータイム、こんなケーキ楽しいですね♪
 


★ パヴァロッティ・カレーラス・ドミンゴ、「兵士、愛を歌う」
The 3 Tenors - O surdato 'nnammurato

・・・兵士は故郷に帰る、喜びにあふれる楽しい歌です。


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【国際情勢】北朝鮮・ロシア・スコットランド[桜H26/9/22] ・ ロシア、択捉島に「新空港」を開港。

2014年09月23日 | 政治
 
【国際情勢】北朝鮮・ロシア・スコットランド[桜H26/9/22]


日本政府は北朝鮮に対し、先に「制裁解除」していた。
それがこの「回答」であった。
三浦小太郎氏や三宅博氏の言うとおりである。
拉致被害者を「外交カード」に利用しまともな交渉はできでいない。

プーチン氏と安倍総理、11月に会談か?
アメリカは日露の接近を嫌がっている様子。

李登輝元総統、91歳。
大阪市内で講演、「日本は憲法改正して自立すべきである」

スコットランドはイギリス残留
独立反対が55パーセントで否決。
大英帝国として多くの植民地を持っていたイギリスが建国の弱点を持っていた。




尖閣の周囲の資源があれば、沖縄も中国マネーの援助で「独立」という声もあり
用心しなければならない。

(えっ、それでは海洋資源は諸刃の剣になるのでしょうか・・・)

李登輝氏の講演はチャンネル桜で動画UPする予定。


・・・九州の大村寿司、勝利を祝う縁起物。

★ ロシアが択捉に新空港を開港ですって!!

ロシア、択捉島に新空港を開港読売新聞 9月22日(月)22時39分配信

 【モスクワ=田村雄】タス通信によると、北方領土の択捉島中心部の紗那近郊で建設が進められていた新空港が22日、開港し、ロシア国内便の受け入れが始まった。

 空港の滑走路は約2300メートルで、大型機の離着陸も可能。ロシア極東のハバロフスクやウラジオストクなどとを結ぶ定期便が就航する予定で、22日にはサハリンのユジノサハリンスクから第1便の旅客機が到着した。

 択捉島では太平洋側にある旧日本軍の飛行場が利用されてきたが、小型機しか離着陸できず、濃霧による欠航も相次いだため、天候が比較的穏やかなオホーツク海側に新たな空港を整備した。

 ロシアが北方領土を自国領として開発する姿勢を誇示した側面もあるとみられ、日露関係に影響が出る可能性もある。
.
最終更新:9月22日(月)22時39分

★ ロシアは前々からこれを計画していた、日本に返す気は全くなかったということですね!!

コメント (6)
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西田昌司 「不安定化する世界情勢と日本の最重要課題」・ 宮崎正弘氏、加瀬英明氏のメルマガ

2014年09月23日 | 政治

西田昌司 街頭活動 「不安定化する世界情勢と日本の最重要課題」

2014/09/21 に公開

1. 冷戦体制の崩壊により噴出する国境問題(2:38~)
クリミア半島、イスラム国、スコットランド…。世界各地で勃発する国境問題の原因は冷­戦体制の崩壊にあった!

2. 中国の領土的野心の背景(8:12~)
国境問題は日本も他人事ではない!安全保障の強化が日本の喫緊の課題です。

3. GHQによる占領と戦後日本の歪んだ報道(11:00~)
GHQの言論統制により戦前の否定・戦後の肯定しかできなくなった日本。現在まで尾を­引く問題の真相とは?

4. 朝日新聞問題の本質(15:08~)
ジャーナリズムからプロパガンダへ。戦後日本のマスコミに巣食う病魔の正体を暴く!

5. 求められる安倍政権の責務と国民のメディアリテラシー(22:28~)
国民が歴史の真実に気付いたときに初めて戦後が終わる!本当に独立した国になるために­必要なこととは? (以上)




★ 宮崎正弘氏が「李登輝元総統」来日講演の模様を書いていらっしゃいます。

 李登輝元台湾総統、六度目の来日。東京と大阪で講演
    会場は熱狂に包まれ、氏の日本への叱咤激励に聞き入った

****************************************

李登輝元台湾総統が六度目の来日をされた。初日は大阪で講演会。会場は超満員、1600名を超えた。
 21日には東京に移動され、サンケイホールがぎっしりになるほど聴衆が詰めかけたが、定員が600名のため、応募しても断られた人も目立った。この講演内容は産経新聞(2014年9月22日付け)がつたえた。

 その夜、オークラで関係者のみの晩餐会が開催された。招聘があり、筆者も参加した。李登輝閣下、さすがに老いたが矍鑠としておられた。
 「日本李登輝友の会」会長の小田村四郎氏が歓迎の祝辞。引き続き総統は挨拶に立って、こう言われた。

 「日本は自立を求めるために相応の軍事力を保有するべきで、「戦後レジームの克服」は「改憲」がなければ達成されません。アベノミクスだけは不十分です。現代世界は資本主義から金融主義となり、台湾はまだ日本に学ぶことが多いが、日本人は従来の引っ込み思案をやめて自らの立場をはっきり主張をすることが大事です。もっと世界に向かって発信してください」

 主賓テーブルには長島昭久・衆議院議員、総統の隣は渡邊利夫・拓殖大学学長、総統夫人の隣は曾野綾子女史。会場には井沢元彦、堤堯氏らが参加していた。

 食事の終わりかけの頃、拙著『台湾烈々』を手にされた総統から手招きを受け、資本主義から金融資本となってアメリカ、とりわけ「ユダヤ資本」に注意する必要があるなどと、たくさん質問があった。
その犀利な分析、国際金融への関心の深さに驚かされた。
 参加者全員には李総統から栞(しろり)が配られ、自筆の「我是不是我的我」と書かれていた。なお総統一行はきょうから北海道に入られる。



    
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「加瀬英明のコラム」メールマガジン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  
ようやく誤報を認めた朝日新聞がなすべきこと
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 朝日新聞が8月に、1面と16、17面を全ページ使って、これまで32年にわたって、朝鮮半島出身の慰安婦について「強制連行」したと、誤報を行ったと認めて撤回した。それでも、「報道の一部が誤まっていた」と弁明している。往生際が悪かった。
 15年前に、自社のカメラマンが沖縄の海に潜って、珊瑚に傷をつけ、スクープとして「サンゴ汚したのは誰だ」という見出しをつけて、紙面に大きく載せたことがあった。
 この時は、社長が責任をとって、辞任した。朝日新聞珊瑚記事捏造事件として、知られる。
 慰安婦を強制連行したという報道は、河野官房長官談話をもたらし、日韓関係を不必要に悪化させ、日本の汚名を世界にひろめた。
 たしかに、朝日新聞社の罪は重い。ジャーナリズムは、報道に正確を期さなければならない。多くの識者がいきりたって、朝日新聞の社長が引責辞任すべきだとか、朝日新聞を廃刊すべきだとか、非難している。だが、今回、朝日新聞は珍しくよいことをしてくれたと思って、評価した。
 謝罪したり、社長が引責辞任するよりも、これまで日本を大きく誤らせてきた報道を、つぎつぎと検証して、撤回していってほしい。
 
 金日成主席の北朝鮮が「労働者の天国」だと煽り立てて、1959年から84年にかけて、9万3千人以上の在日朝鮮人と日本人妻が、地獄へ渡った。このうち6千7百人あまりが、日本人妻とその子どもたちだった。
1958年の警職法改正や、1960年の安保条約改定に当たって、「戦争を招く」と世論をミスリードした。
 1970年代には、日中国交正常化を煽り立てた。
 72年5月に田中首相が訪中して、国交正常化が行われた時の社説を、再録しよう。

「日中正常化は、わが国にとって、新しい外交・防衛政策の起点とならねばならない。日米安保条約によって勢力均衡の上に不安定な安全保障を求める立場から、日中間に不可侵条約を結び、さらにその環をソ連にもひろげる。あるいはアジア・極東地域に恒久的な中立地帯を設定する。そうした外交選択が可能となったのである」
 まさに、憤飯物である。朝日新聞は毛沢東の中国をこれでもか、これでもかと礼讃して、「日中友好」ムードを盛りあげた。そのために、日本の進路を大きく誤らせた。

このような一連の報道によって、日本を骨抜きにして、日本の安全保障を大きく損ねてきた。そういえば、朝日新聞は「A級戦犯」という言葉を、好んで使用してきた。
 先月、私は福岡に講演に招かれた時に、中洲の古い料亭『老松』に案内されたが、玄関に緒方竹虎の揮毫が飾られていた。
 緒方は福岡出身で、朝日新聞主筆、副社長を歴任したが、終戦とともに占領軍によって、「A級戦犯容疑者」として逮捕されている。朝日新聞は岸信介首相が、「A級戦犯容疑者」だったことは書くが、ご都合主義だから、緒方についていっさい触れることはない。
 今回の慰安婦報道を撤回したことについて、社長が辞める必要はない。
 社長が陣頭に立って、日本を弱体化してきた、これまでの報道を検証して、撤回することを期待したい。
 (加瀬英明のコラム」メールマガジンから再録。かせひであき氏は外交評論家)
         
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌前号の投書欄にあった「三猫匹様」のご意見について以下感想です。
宋家三姉妹
長女宋慶齢は共産主義者で孫文夫人、妹の宋美齢は孫文の後釜の国民党指導者蒋介石の後妻になりました。
なぜ金持ちの娘の宋慶齢がモスクワよりの共産主義者になったのかは不明です。

1、宋美齢と西安事件

宋美齢の歴史的役割としては1936.12の西安事件が大きいと思います。
部下の張学良、楊虎城の反乱で捕虜になった夫・蒋介石のところに、宋美齢が南京から空路西安に到着します。
そして情報を伝え、蒋介石は釈放条件を受け入れ、南京に帰着します。
その内容は蒋介石と長男・蒋経国(ソ連で人質中)の助命の代償として国共内戦停止と対日攻撃を求めるものであったと考えられます。
この裏で宋美齢はモスクワの宋慶齢経由でスターリンの釈放条件を受け取り、夫に伝えたのではないか、と思います。

2、毛沢東の悪態デマ

毛沢東がスターリンの蒋介石釈放命令に悪態をついたというのは、スノーが宋慶齢から聞いた伝聞で、スノーも確たる根拠はないと記しています。
これはスターリンが西安事件の黒幕であったことを隠すためのデマとおもわれます。
というのは周恩来は事件の半年前に、延安でスノーに「蒋介石の対日攻撃のはじまりが、彼の没落のはじまりになる」予言しているからです。
そしてオフレコを求めたのでスノーは20年後の1957年に中共雑記でこのことを記しています。
もともとスターリンは蒋介石を生かして傀儡につかう予定でした。
戦前の中共は資金、武器、監督官をソ連に仰ぐソ連共産党の支那支部にすぎず、毛沢東も共産主義運動の世界で生殺与奪権を持つスターリンの前では共産ゲリラの隊長に過ぎませんでした。


3、ヒトラー工作と宋美齢

 蒋介石は1937.11月末漢口で、国民党の最高国防会議を開き、ヒトラーの仲介する日本の講和提案を審議します。
すると全員がこれなら戦争をしている価値はない。講和を受け入れようという意見となりました。しかし蒋介石がスターリンに電話すると、スターリンは講和するなら蒋介石を支持しないと厳命します。これはもちろん脅しで西安事件の蒋介石が降伏した内容や蒋介石に都合の悪い写真をばらすとういことでしょう。
そこで蒋介石は日本への回答を引き伸ばし、実質拒否しました。ヒトラーに講和仲介を命じられたトラウトマン大使は非常に失望したといいます。(その後ヒトラーはソ連の蒋介石取り込みを察知して、1938.7には独逸軍事顧問団を全員撤収させます)

支那事変は盧溝橋事件当時から日本は蒋介石に講和を提案していました。日本は必死
に撤退を求めていたので、当然講和の条件は表と裏があったと思われます。
しかし蒋介石は日本側の手の内を見るだけで動きませんでした。しかし彼はスターリンにより自分が損する対日戦をいやでも続けざるをえない状況に追い込まれ、結局、戦後支那を失いました。この蒋介石の矛盾した立場と方針が日本人の支那事変の理解を難しくしています。


4、宋美齢と米国

宋美齢は戦前米国で援蒋の講演をして成功しました。
しかしそれはルーズベルトが蒋介石を支那満洲進出の傀儡にするつもりだったからです。
だから戦後支那満洲が共産化し、米国の目論見が外れると、彼女は柳の下の泥鰌よろしくまた講演会を催しますが、米国かは泥棒猫扱いされ相手にされませんでした。
宋美齢は米国政府の極東方針の上で踊らされていたのです。その後の米国の台湾支援は冷戦が激化してから、戦前とは別の狙いで始まりました。

こうした内容を来月の私の講演「支那事変の真実」でお話ししますのでよろしく。
詳細は、東京近代史研究所:HP:http://www3.plala.or.jp/tkyokinken/ 問い合わせは、mochiai@sea.plala.or.jpまで。



(読者の声2) 『英国人記者が見た 連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社)
第8章 私が会ったアジアのリーダーたち元ニューヨーク・タイムス東京支局長 ヘンリー・ストークス

 ロンドン・タイムス、ニューヨーク・タイムスの東京支局長としてストークス氏はアジアのリーダーであった政治家に数多く会い、インタビューしていますが、この章ではそのうち金大中、金日成、シアヌーク、スカルノが取り上げられています。

金大中には、12回以上もインタビューしているといいます。金大中は常に民主化運動の闘士というイメージを演出していましたが、その正体になかなか気がつかなかった不明を恥じています。
1980年に一触即発の状態にある北朝鮮にアメリカが特使を派遣した時にニューヨーク・タイムズから記者一人がどうこうすることになった時に、ストークス氏が選ばれ金日成に会い、また平壌郊外の金日成の宮殿で5日間を過ごすという体験をしています。北朝鮮高官に威厳と高尚な精神を感じていたストークス氏ですが、政治犯収容所の囚人が運ばれていくのを偶然目にしてそのギャップに驚いたことも書かれています。

シアヌークには平壌の宮殿で偶然会い、インタビューしています。面白いのは、シアヌークは『ボゴールの薔薇』という映画をつくっていますが、その撮影は平壌で行われ、日本兵の役は朝鮮人民軍兵士がエキストラとして演じていることです。
この映画では日本軍は解放者としてカンボジア国民から狂喜して迎えられているということです。
この試写会に金日成は正日と現れ「素晴らしい作品だ」口を揃えて褒めそやしたそうです。
日本語原文は『英国人記者が見た 連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社)をご覧ください。
 英訳文は、下記の通り発信しました。
  平成26年9月22日 「史実を世界に発信する会」茂木弘道

Chapter 8: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/122_S4.pdf
Chapter 1: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/114_S4.pdf
Chapter 2: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/115_S4.pdf
Chapter 3: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/116_S4.pdf
Chapter 4: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/117_S4.pdf
Chapter 5: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/119_S4.pdf
Chapter 6: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/120_S4.pdf
Chapter 7: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/121_S4.pdf
Author profile:  http://www.sdh-fact.com/CL02_1/114_S3.pdf 
       

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(休刊予告)小誌は海外取材のため10月2日から7日が休刊となります。
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★ 宋美齢のことなど興味深かったので転載してみました。

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田母神氏の「イスラエル訪問」記を見て驚愕!! 「イスラム国」に日本人が9人!!!

2014年09月23日 | 政治

★ 田母神氏がイスラエルに行くということは知っていたが、その紀行文をブログに乗せられていたのを読んで、驚愕した。

イスラエル訪問記Ⅱhttp://ameblo.jp/toshio-tamogami/entry-11927690420.html

9月12日第3日目
 朝0745にホテルを出てヘルツェルの丘、国立墓地に献花に行った。
ヘルツェルというのは、戦後イスラエルの建国に努力したイスラエルの英雄である。
広大な墓地に約2万人の国家の英雄が埋葬されている。大統領や首相から一兵士までの墓があり、将軍と一兵士が隣り合わせで祀られている場所もある。その後外務省を訪問して、前駐日大使であったニシム・ベンシトリット氏を表敬訪問した。
彼はいまイスラエル外務省ナンバー2の外務次官である。日本では昨年まで6年間大使として滞在された。
毎週金曜日はイスラエルの安息日であり官公庁は休みであるが、ベンシトリット次官は、わざわざ外務省を開けて我々を迎えてくれた。

 次官の話では、イスラム過激派組織「イスラム国家」にはイギリス人などと共に9人の日本人も参加しているということだった。初耳である。
次官は軍事専門家のようにミサイルのことなども話し、パレスチナからのロケットを撃墜する「アイアンドーム」の効用についても話していた。
アイアンドームによってイスラエルの被害が最小限に抑えられ、その結果パレスチナに対するイスラエルの航空攻撃も最小限に抑えられる。
従ってアイアンドームは、イスラエルのみならずパレスチナ人民まで守っていると言っていた。(以上一部転載)


★ これを読む前にニュースで下記の記事を読んでいた。


米欧市民を「殺害せよ」=有志連合に反発―イスラム国
時事通信 9月22日(月)20時18分配信

 【カイロ時事】イスラム教スンニ派の過激組織「イスラム国」は22日、インターネット上に声明を出し、米主導の対イスラム国「有志連合」参加国の市民を殺害するよう支持者らに呼び掛けた。AFP通信などが伝えた。
 イスラム国スポークスマンのものとされる声明は「米欧や、イスラム国に反対する連合に参加する国の不信心な市民らを殺せるなら、アラー(神)を信じて殺害せよ」と訴えている。
 有志連合はイスラム国が活動するイラクやシリアで、空爆を含む軍事作戦を拡大している。これに反発し、イスラム国が連合参加国市民への暴力をあおる声明を出したのは初めてとみられる。


★ エジプトのカイロでも爆発テロがあったが、この件はこれとは関係ないのかどうかはわからない。
  ところで「イスラム国」には、欧米だけでなく日本からも9名は行っているという。
  田母神さんが「初耳」というのは、日本のマスコミは知っているのだろうか?
  イスラエルはいいかげんなことは言わないはずだ。

  欧米各国は「イスラム国」に3000人は参加しているとか・・・これも数は定かではないが。
  これらの人は「母国でテロを引き起こす可能性」があると書かれていた。
  この傭兵が「母国に帰国」についてどうするのか。
  落ち着いて情報を集め、対策を考えるべきである。

  外国人労働者・移民・大量の留学生は治安上からも反対したい。
   
コメント (4)
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