ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

【国連演説】安倍晋三と朴槿惠のレベル差 ・ 朝日とNHKは双子の兄弟 ・ 中丸啓議員フィリピン視察報告 

2014年09月26日 | 政治
 
【国連演説】安倍晋三と朴槿惠のレベル差[桜H26/9/26]



【ニュースの読み方】朝日とNHKは双子の兄弟[桜H26/9/26]


今、日本のジャーナリズムは大きく揺れている、転機となるだろう。
文芸春秋増刊号で「朝日新聞は日本に必要なのか」というタイトルで出している。
今、朝日新聞は購読者に減り、電話はパンク状態、
NHKも朝日と同じ、GHQがどのように言論統制していったか、日本人の戦争罪悪感をどのように植え付けていったか、「ジャパンデビュー問題」「受信料問題」、
NHKの歴史を見たとき、終戦の勅令を放送したあとの「空白の5年間」とは?
GUQの検閲を全メディアが受けていた時である。(話の概要)


【中丸啓】フィリピン視察と沖縄・米軍基地問題の実状[桜H26/9/25]

2014/09/26 に公開
安全保障や軍事装備品などについても明るい衆議院議員の中丸啓氏をお迎えし、超党派国­際議員連盟の結成を視野にアジア諸国と連携を深めるべく、南シナ海・スプラトリー諸島­領有問題などの懸念を抱えるフィリピンを訪問して現地の実状と声に接し、今後、構築す­べき安全保障について模索なさった視察の模様についてお話しいただきます。 また、同じく視察なさった沖縄の米軍基地問題に関連し、下地島空港滑走路の活用や、辺­野古で移設反対派が繰り広げている抗議行動の違法状態についても、ご見解や今後の取り­組みをお伺いします。(動画の解説)
・・・「心の中に日の丸を」をモットーに、広島出身の愛国議員です。

中丸議員の著作のご紹介

次世代の大和魂たちへ 心の中に日の丸を / 中丸啓 」〔単行本〕税込1080円 青林社出版
内容紹介

石原慎太郎が太鼓判を押す、次世代の党 衆議院議員 中丸啓(ひろむ)が
次世代を担う若者たちにエールを送る!

第一章 日本維新の会の分党の舞台裏
第二章 国会議員になるまでの中丸啓
第三章 当選して芽生えた覚悟
第四章 危機的な日本の軍事・安全保障の現状
第五章 集団的自衛権の行使容認を巡る闘い
第六章 沖縄が危ない!
第七章 弱腰な日本から強い日本に
第八章 這い上がれ、次世代の大和魂!


「異色の政治家」中丸議員、働きながら定時制高校を卒業し、勉強を続けていく生活、
 そして、いつも活力に溢れ、たくましく生きる姿、おおいに感動しました。
 「維新の会」分党の時のいきさつも感動して読みました。
 初めて広島の原爆碑に異論を言い、大変な威圧を受け、はねかえしてきたこと、絶対に屈しないこと、
 熱い思いが本に書かれていました。 



★ 本日、土曜日、夜遅くなりますが、「討論」番組をUPします。

テーマ:恐怖大陸中国の実態

 パネリスト(50音順):
  有本香(ジャーナリスト)
  澁谷司(拓殖大学海外事情研究所教授)
  坂東忠信(元刑事・一般社団法人全国防犯啓蒙推進機構理事)
  廣瀬勝(中国投資を警告する日台共闘の会代表)
  福島香織(ジャーナリスト)
  宮崎正弘(作家・評論家)
  渡邉哲也(経済評論家)

 司会進行:水島総

・・・夜食の準備を。

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クライン孝子氏と水島聡氏の「言いたい放談」安倍外交と戦後保守 (付・世界の「君が代」演奏)

2014年09月26日 | 政治
 
【言いたい放談】安倍外交と戦後保守[桜H26/9/26]


★ 本日も大切な情報と判断、待ちかねておりました。
  イスラムISISのテロ、これは恐ろしい、そして本日のニュースでイギリスも支持。
  「帰国テロ」になれば目もあてられません。



英議会、ISIS空爆を承認 支持50カ国超に
CNN.co.jp 9月27日(土)11時11分配信

(CNN) オバマ米大統領が今月10日にイスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の壊滅を目指して広範な連合を主導すると演説して以来、戦いへの支持を表明した国が27日までに50カ国を超えた。

英国、ベルギー、デンマークの3カ国はこのほど、イラク政府と米国のISISに対する軍事作戦を支援するため、イラクへの戦闘機の派遣を決めた。

英議会は26日、米国が主導するISISに対する空爆への参加を圧倒的多数で承認した。採決に先立ちキャメロン首相は、ISISを世界に類を見ない残酷さで、資金力があり高度に組織化された勢力と表現し、世界はそれを包囲する責任があると述べた。

またキャメロン首相は「このテロ組織は、英国や英国民を攻撃する意志を表明し、すでにそれを証明済みであり、このまま放置すれば、地中海沿岸や隣接する北大西洋条約機構(NATO)加盟国でこのテロ組織と向き合うことになる」と付け加えた。

シリア情勢への対応などをめぐり米政府と衝突を繰り返してきたロシアのラブロフ外相も26日、ISISなどのテロリストとの戦いでイラクを支援する用意があることを示唆した。

米国防総省当局者は、米東部時間26日午後8時時点で、シリアとイラクで軍事作戦を実施中だと明らかにした。作戦の詳細は示さなかった。


 

★ 「朝日新聞を許さないデモ」、若い人たちがすすんで企画・呼びかけ。
  これですね。



2014年9月21日(日)開催「朝日新聞を許さないデモ!」予告映像

2014/09/18 に公開
勝手に作った。拡散、転載自由です。音声なし。(今、発見!! 


【朝日追撃】9.21 朝日新聞を許さないデモ!in銀座[桜H26/9/24]

2014/09/24 に公開
ネットを中心に、朝日新聞への抗議が盛り上がる中、9月21日には、日曜日の銀座で4­00名以上の若者が抗議のデモ行進を繰り広げた。朝日新聞自身が「報道しない自由」を­行使するその抗議の模様を、ダイジェストでお送りします。(動画の解説)


★ 「朝日新聞を糺す国民会議」署名をよろしくお願い申し上げます。


「朝日新聞を糺す(ただす)国民会議」結成への呼びかけ

 私たちは慰安婦問題等に如実に示された朝日新聞のねつ造歪曲報道を徹底的に糺すべく、全国民的な運動組織、「朝日新聞を糺す国民会議」結成を呼びかけています。
 私たちは全国民の力で、この反日朝日新聞を廃刊にまで追い込んでいくことを目指します。
 朝日新聞は、敗戦後、一貫して反日報道を続け、日本と日本国民を貶め、本来の日本を取り戻そうとする国民運動への妨害報道機関の役割を果たしてきました。その結果として、外国勢力の謀略宣伝機関の手先となって来たのも、まぎれもない事実です。のみならず、朝日新聞は「左」の側から戦後体制を擁護してきた中心組織でもあります。朝日新聞打倒は、戦後体制脱却への大きな第一歩となります。

 そのためには、日本国民が大同団結して、朝日新聞打倒への一大国民運動を展開しなければなりません。
 私たちは、東京高裁で勝利したNHK一万人集団訴訟を踏襲した戦後日本最大の集団訴訟、全国民的な朝日新聞不買運動、朝日新聞スポンサーへの働きかけ、朝日新聞集団訴訟への「証拠類」となる朝日新聞抗議糾弾百万人署名運動、朝日新聞不買・契約中止を呼びかける日本全国一千万世帯ポスティング運動・街頭宣伝活動・デモ行進・「朝日新聞読まない、買わないTシャツ電車ラリー」等々を全国民規模で展開していく予定です。
 私たちは呼びかけます。今こそ、草の根国民が起ち上がり、この運動を全国的な朝日新聞打倒ムーブメントにすることを。また結成大会を平成26年10月25日に砂防会館にて開催する予定です。
 そのためにも、是非「朝日新聞を糺す国民会議」にご登録いただくようお願い申し上げます。ご登録いただいた方には、様々な国民運動の情報や現在の状況の御説明等をお送りさせていただきます。皆様のご登録をいただき、文字通りの「草莽崛起」を実現していきたいと考えております。
朝日新聞を糺す国民会議   結成準備事務局
事務局長 水島 総

http://www.asahi-tadasukai.jp/
(申し込み方法は↑)


「朝日新聞を糺す国民会議」代表呼びかけ人

平成26年9月26日現在 50音順敬称略
井尻千男 (拓殖大学名誉教授)
小田村四郎 (元拓殖大学総長)
加瀬英明 (外交評論家)
クライン孝子 (ノンフィクション作家)
日下公人 (評論家・社会貢献支援財団会長)
小堀桂一郎 (東京大学名誉教授)
杉原誠四郎 (新しい歴史教科書をつくる会 会長)
すぎやまこういち (作曲家)
高池勝彦 (弁護士)
高山正之 (ジャーナリスト)
中西輝政 (京都大学名誉教授)
西尾幹二 (評論家)
西村幸祐 (作家・ジャーナリスト)
藤岡信勝 (拓殖大学客員教授)
水間政憲 (ジャーナリスト)
宮崎正弘 (作家・評論家)
三輪和雄 (「日本世論の会」会長・「正論の会」代表)
八木秀次 (麗澤大学教授)
渡部昇一 (上智大学名誉教授)

「朝日新聞を糺す国会議員の会」

平成26年9月26日現在 50音順敬称略

代表 中山成彬 (衆議院議員)
杉田水脈 (衆議院議員)
田沼たかし (衆議院議員)
中丸 啓 (衆議院議員)
西野弘一 (衆議院議員)
西村眞悟 (衆議院議員)
三宅 博 (衆議院議員)

「朝日新聞を糺す地方議員の会」

平成26年9月26日現在 50音順敬称略

代表 植松和子 (静岡県函南町議会議員)
犬伏秀一 (前東京都大田区議会議員)
石田昭夫 (静岡県焼津市議会議員)
小礒 明 (東京都議会議員)
小島健一 (神奈川県議会議員)
小菅基司 (神奈川県秦野市議会議員)
桜井秀三 (千葉県松戸市議会議員)
鈴木正人 (埼玉県議会議員)
松浦芳子 (東京都杉並区議会議員)
三井田孝欧 (新潟県柏崎市議会議員)
吉田あい (東京都杉並区議会議員)
相澤宗一 (新潟県柏崎市議会議員)
荒城彦一 (新潟県柏崎市議会議員)
佐藤和典 (新潟県柏崎市議会議員)

「朝日新聞を糺す国民会議」 賛同人

平成26年9月26日現在 50音順敬称略
荒木田修 (弁護士)
潮 匡人 (評論家)
梅原克彦 (前仙台市長)
大高未貴 (ジャーナリスト)
尾崎幸廣 (弁護士)
葛城奈海 (女優・予備三等陸曹)
川村純彦 (元海将補)
佐藤 守 (元空将)
鈴木邦子 (外交・安全保障研究家)
関岡英之 (ノンフィクション作家)
石 平  (評論家)
高清水有子 (皇室ジャーナリスト)
田中禎人 (弁護士)
永山英樹 (「台湾研究フォーラム」会長)
松浦光修 (皇学館大学教授)
三浦小太郎 (評論家)
溝呂木雄浩 (弁護士)
三橋貴明 (「経世論研究所」所長・中小企業診断士)
村田春樹 (「自治基本条例に反対する市民の会」会長)
山本皓一 (フォトジャーナリスト)
柚原正敬 (「日本李登輝友の会」常務理事)



★ 貴重な録音、巨匠ベーム指揮、ウイーンフィルハーモニーによる「君が代」

カール・ベームの「君が代」

20世紀を代表する指揮者と、世界最高のオーケストラによる「君が代」
カール・ベーム指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団


【動画に寄せられたコメントより】

・私、このとき、NHKホールの一番後ろにいました。 泣きました。

・3小節目からのTimのロールが夜明けを連想させますね

・この時NHKホールで聴きました。涙が出ましたよ。
ウインナワルツでマエストロが「いつまでも」と客席に振り向いて言ったのも覚えていますよ。(後に関係者からマエストロが何度も何度もこの日本語を練習されたという話しを聞きました)


★ シャルル・ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団の「君が代」です。
  最初からビックリ!!

日本国歌 『君が代』  シャルル・ミュンシュ

・・・ドイツ生まれのミュンシュはフランスで活躍し帰化した指揮者で、「原始林の聖者」シュヴァイツアー博士とは親戚関係。

★ 大変古い録音ですが、近衛秀麿指揮の「君が代」、これが伝統の演奏です。
新交響楽団   君が代 指揮 近衛秀麿

・・・戦前、近衛秀麿氏はベルリンフィルも指揮、世界的な指揮者でした。NHKテレビもこの奏法を遵守して「君が代」を流していました。
   近衛氏はオペラも多く指揮しました。

・日本国万歳
  



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青山繁晴 ・ 有本香氏、そして朝鮮総連本部ビルと朝銀の件で三宅博議員の国会質疑を。

2014年09月26日 | 政治
 
【青山繁晴】ザ・ボイス そこまで言うか!H26/09/25【対外交渉と軍事力】


青山繁晴ザボイスそこまで言うか!_2014年09月25日


★ 有本香氏の「アンカー」も発見、ぜひお聴きください。

【有本香】 日本人拉致問題は解決するのか? 2014/09/16 スーパーニュ



★ 5月の国会質疑ですが、再度この動画をUPします。

三宅博『日本の血税1兆4千億が北朝鮮に流れた!!許しがたい!!』2 平成26年5月22日


これは再びお聞きいただきたい、三宅博議員の国会質疑です。(当時は「日本維新の会」、現在は「次世代の党」所属)

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宮崎正弘氏からメルマガが届きました。・ 佐々淳行先生の本とインタビュー

2014年09月26日 | 政治

★ 宮崎正弘氏からメルマガ、高山正之氏の本「プーチンよ、悪は米国に学べ」の書評もあります。

李登輝総統、日本での視察日程すべてこなし、帰国
  「安倍政権は『日台関係法』の制定を考慮するべき」と記者会見

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六度目の来日を果たした李登輝元台湾総統は「2014日本訪問の旅」を無事に終えられ、「台湾関係法の制定を日本は検討すべきだ。必要があれば何度でも来ますよ」と記者会見して、新千歳空港から直接、台湾へ帰国した。

李元総統は19日に大阪に入り、講演会、工場見学などハードな日程をこなしたあと、北海道入り、24日には一時体調を崩されたため小樽訪問を中止された。同日夜には体調を回復、李登輝総統の家族水入らずで札幌の寿司レストランへ行かれたとか。

今回の来日は大きく三つの目的があり、最先端の癌治療法、代替エネルギー、肉牛飼育の現状視察。これらの視察目的はつつがなくすべて終了された。
札幌市では同行記者団と会見し、「年はとったが必要があったら、また来たい」と再来日に意欲を示した。

また安倍首相が11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)で、中国の習近平国家主席との会談に意欲を示していることについて、「集団的自衛権の行使容認を決めたことで中国にプレッシャーがかかり、習近平主席の方が(安倍首相に)会う必要性が出てきている」との分析を示す一方、「日台間に外交関係がないため、経済や人的往来など関係強化の法的根拠となる『台湾関係法』制定の必要性」を改めて強調された。
      
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(休刊のお知らせ)小誌、書き下ろし作業が追い込みのため明日、明後日休刊します
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 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ 
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 一番悪いのは米国の野望、覇権そして民族分断支配
  イラク、リビア、イランの近代化を阻止したイスラム過激派の裏側

  ♪
高山正之『プーチンよ、悪は米国に学べ』(新潮社)
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 辛口の世界情勢分析と批判の本、「変見自在」シリーズも本巻で第九弾となる。なにしろ『週刊新潮』を買うと最終ページの高山さんのコラムから読むという人が多い。
 この本には世界史の裏でうごめく米国の野望、その表面的な報道の裏側に潜む覇権のいかがわしさなどがうんと詰め込まれている。イラン情勢にも詳しいのは、氏自身がテヘラン支局長の経験があるからだが、米国の訴訟事情に詳しいのも、ロサンジェルス支局長の経験による。
 とくに面白かったのは、イランの宗教革命とかいう全体主義の体制は、第二世代に移行しており、まさに中国の太子党に酷似するというコラムだ。
だから中国の奥の院で「共青団」vs「太子党」の権力闘争があるようにイランでもいま、おなじ対立が先鋭化していると分析される。
しかし、近代化を急いだパーレビを打倒したイスラム革命の背後には欧米の工作があり、フランスはホメイニ師を匿っていた。
イスラム革命が成功すると、旧権力者と軍幹部を根こそぎ処刑し、宗教警察という秘密警察を敷いて国民を監視し、身動きのできない全体主義国家に陥れ、あげくに彼らは暴走して米国大使館を占拠した。のちに大統領となるアハマドネジャットは、当時、その暴走組の一人だったという。
イランが暴れては困るし、過激派の跳梁跋扈はおっかない。だからサウジなど王政の産油国は恐怖のあまり、米国の兵器にたよる。

おおきく歴史の展望を広げて植民地時代の原理原則を振り返れば、アジア各地で英国が何をしたか?
ミャンマー国王夫妻をインドへ強制移住させ、王女はインド兵にあたえ、王子たちは処刑した。旧ビルマから王制は消えた。
そのうえでムスリム(イスラム教徒)を60万人、ミャンマーへ移住させて、仏教のくにと対立するイスラムを入れ、北部のマンダレーには大量の華僑をいれ、少数民族を山からおろしてキリスト教徒に回収させ、要するに民族対立を常態化させて植民地支配を円滑化したのだ。
ベトナムでフランスが同じ事をやり、インドネシアでオランダがそれを真似、インドにも英国は民族の永続的対立の種をまいた。
つまり言語と宗教の対立をさらに根深いものとして意図的に残し、あるいは強化し、インド支配を永続化させようと狙った。インドの紙幣には十五もの言語の表現があり、統一のインド語のかわりに英語が共通語となった。
この箇所で評者は保管していたインド紙幣を取り出してみたが、たしかに十五の文字で表記されている(以前はたしか十六の言語表記だった記憶があるが、そのことは措く)。

 飜って、こうした高山史観に立脚すれば、イスラム国(IS)が中東で大暴れし、ついに米国が空爆を始めるに至って背景も一貫して同じではないかと思った。

すなわちアルカイィーダというテロリストのお化けはなぜ生まれたのか。
冷戦時代のソ連のアフガニスタン侵攻で、ムジャヒデンという武装ゲリラの武器援助を続けたのはどこのどいつだったか? 
パキスタンを経由してステンガーミサイルなどの高度な武器が供与され、結果、ソ連の武装ヘリは追撃された。
やがてソ連軍は去り、かわってアフガニスタンを支配していたタリバンは、アルカィーダの秘密軍事基地を提供し、テロリストが世界に輸出された。
タンザニアなどの米大使館がかれらに攻撃を受け、クリントン時代の米国はアフガニスタンのタリバン基地に50発のトマホークミサイルをお見舞いした。かれらはしかし生き残り2001年9月11日、NY貿易センタービルを破壊した。

この結果、ブッシュジュニア時代に『対テロ戦争』が開始され、イラクへ、アフガニスタンへ大量の兵士と武器が送られた。
政権がオバマになるや、イラクから撤退し、アフガニスタンからも逃げる準備ができた。
こうした状況に過激派アルカイィーダは世界の主要拠点を築いて外国人戦闘員も養成し、そのアルカィーダ残党から分派してできたのが『イスラム国』(もとはISIL<イラクとレパントノイスラム圏>と名乗った)である。

かれらは混乱するシリアに拠点を構築し、銀行強盗、誘拐身代金強奪など残虐さと荒っぽさでたちまちにして肥大化した。
フランケンシュタインのようなイスラム過激派のお化けを産んだのは、結局のところ、英国などの植民地支配の残滓、米国の無邪気ともいえる介入と無惨な敗退ではないか。

しかし、もっと大局的な文明観にたてば、欧米はキリスト教文明圏であり、イスラム文明圏が結束して対抗する勢力となることを警戒するのだ。
したがってシリアなども、イラクがそうであったように欧米が軍事介入すればするほどに紛争が悪質化するのだが、イスラム全体がまとまらず、恒常的に内訌と紛争を繰り返せば、それは欧米に裨益するからではないのか。

だからこそNATOの一員ではあってもEUからはじかれるイスラム世俗国家のトルコは産油国が加わっての「有志連合」の空爆には関与せず、シーア派のイランは形式的に空爆を非難した。
チェチェンなどイスラム過激派との内戦に痛い目にあっているロシアは静観し、中国も知らぬが仏という態度だが、どの紛争地域にも鵺的に武器供与を続けて死の商人ぶりを発揮している。
イスラム国にとって米国はサターンだが、イスラム同胞を弾圧し続ける中国の新彊ウィグル自治区のムスリムには深い同情を抱いており、いずれ彼らは攻撃目標に中国を加えるであろう。

いささか当該書籍からは逸脱した書評となった。
        ◎□◎ □○◇ ○ □○△
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊予告)小誌は海外取材のため10月2日から7日が休刊となります。

★ 読むべき本が大量にツンドク、でもこの本は昨日から読み始めています。

★ 「次世代の党」の結束大会の会場で、佐々先生にお会いしました。
   「尖閣」事件で、毎日佐々先生の事務所に「一色さんを助けてください」と電話し「ご安心ください」と優しくおっしゃってくださったことを思います。
佐々先生のこの本が今、大変な話題です。テレビでも話題になりました。

私を通り過ぎた政治家たち 前編 佐々淳行 H26 09 13


私を通り過ぎた政治家たち 後編 佐々淳行 H26 09 13


★ 河野洋平は「金権」とズバリ!! 佐々先生、どうかずっとお元気で。
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【鍛冶俊樹】米国の転換~シリア空爆が意味するもの[桜H26/9/24]

2014年09月26日 | 政治
 
【鍛冶俊樹】米国の転換~シリア空爆が意味するもの[桜H26/9/24]

2014/09/25 に公開
軍事ジャーナリストの鍛冶俊樹氏をお迎えし、今年6月以降、シリアとイラク両国の国境­を越えて急速に勢力を拡大し、周辺諸国のクルド民族情勢などにも多大な影響を与えてい­るイスラム国に対し、ついにイラクでの空爆を開始した米国にとって、特にオバマ政権以­降の中東政策を転換せざるを得なかった背景とはどのようなものなのか、かつての米国と­中東との関わりなどを振り返りながら、今後の展望も含め、お話を伺います。
(動画の解説)

★ もうひとつ気になる動画です。ぜひご覧ください。


【白人世界秩序への挑戦】イスラム国の隠された本質、外交の多面性[桜H26/9/25]

2014/09/25 に公開
アメリカが空爆に踏み切ったことで、情勢が流動的になってきた中東情勢や、日露の首脳­会談を牽制するアメリカの横やり、不誠実が基本の北朝鮮など、外交問題関連ニュースに­ついて論評していくと共に、消費税再増税やTPPなど、経済政策でも見られる「二面性­」について考えていきます。(動画の解説)


★ 福田元首相、無責任ではないでしょうか!!!

福田元首相、中韓との歴史認識問題に「過去の話、きりがない」
2014.9.25 18:16

 福田康夫元首相は25日、都内で講演し、中国や韓国との歴史認識問題に関し「過去の話をいつまでしていてもきりがない。過去のことは多少時間をかけて静かに交渉していけばいい」と述べ、両国との関係改善を優先すべきだとの考えを示した。

 同時に「リーダーたちは前を向いて歩いていくという合意をすべきだ」とも語り、首脳会談の早期実現を改めて求めた。

★ 「首脳会談の早期実現」は、「過去の話、きりがない」ですすめるのですか?
  こういうのが自民党名で多いのです。
  北朝鮮の拉致問題もそうです。こういう姿勢が自民党の無責任さなのです。

  では自民党の輝ける「若獅子」山田けんじ議員のお話をどうぞ~「人権」という言葉を左翼から取り戻そう。


【山田賢司】本来の意味での「平和」と「人権」を取り戻すために[桜H26/9/18]

2014/09/18 に公開
国を想う国会議員達が、国会中継だけでは伝えられない政治の動きを、ビデオレターで国­民の皆様にお伝えするシリーズ。今回は山田賢司衆議院議員から、本来の意味での「平和­」と「人権」、そして本当に必要な担い手についてお話しさせて戴きます。
(動画の解説)

★ 自民党の希望の星、山田賢司(やまだけんじ)議員です。
  西田議員とは盟友で、共同で講演会も開いています。
  「ヘイトスピーチ」法案も、疑問を呈していましたし、正々堂々と筋を通します。









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