トランプ大統領の誕生をどうみるか?伊藤貫×西部邁が日本のいわゆる保守派とは異なる考察!「歴史感覚乏しき国家アメリカ」の現状めぐり
2017/02/17 に公開
米国第一主義を掲げて誕生したトランプ大統領をどうみるか?伊藤貫×西部邁が日本のいわゆる保守派のオピニオンとは異なる「歴史・感覚乏しい国家アメリカ」めぐる本質論。
【ゲスト】伊藤貫〔評論家・ワシントンD.C.在住〕
西部・・・もともと歴史感覚が乏しいアメリカ。
伊藤・・・他の国に押し付けている。
西部・・・日本のメディアでは報道されていない。トランプは面白い人物ですね~。
伊藤・・・日本のマスコミはアメリカの報道を鵜呑み。ところがトランプ支持は多い。
トランプはデタラメをやっているのではない。
日本のマスコミは自分の頭で考えない。なぜ半分の人がトランプを支持しているんだろうとは考えない。
ここで雑誌「表現者」のCMが入る・・・国民主義なくして国際社会はない。
西部・・・やはり株の取り引きは未来がどうなるかということでするが、トランプの言っていることは「アメリカに秩序を取り戻そうとしている」のではないか。でないと株は博打の取引になる。
伊藤・・・ウオール街の連中は数週間先のことしか考えていない。(大笑い)
ただしトランプはトップの1パーセントにおカネがいくのは変えないですね。
サンダースがよかった。寄附していたのに。
西部・・・自由、自由と言っていたら必ず無秩序になる。無秩序の間と専制政治の間に振り子のように揺れる。
集団の歴史的な道徳的感情・情操が必要だが移民国家なので歴史感覚が乏しい。
伊藤・・・歴史感覚に乏しいだけだったらいいのだけれど、他の国に自分の考えを押し付ける。
ウクライナがその例。ウクライナ、イラク、シリアなどをぶっ壊している、
日本の民族主義的な歴史解説には反対、日本のホシュの人とは違うのだけれど、マッカーサーのようなのに歴史を教えられてたまるかと思う。
「走り書き」はここまで・・・あとはお時間のある時にご覧ください。
★ 「南スーダン」「金正男氏暗殺」など心に重くて疲れてしまいます。
実際にどうなっているのかわからない。移民は綺麗ごとでふたをしてはいけない、と西部先生が仰っている。
★ 亡き母が美味しそうな出汁巻卵を作っていた夢を見た。幸せそうで優しい声、昔のように若くて綺麗だった。
私はまた音楽に没頭して楽譜を読んでいる。 気管支炎が治ったら歌う。
ブログのティールーム
ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」より~全盛期のパヴァロッティ、ペテン師ドゥルカマーラ役はカラスやデル・モナコの時代に活躍したバリトンのタッデイ。
この録音をした1989年は73歳、声の威力や輝きは衰えているが、表現はさすが絶妙。
とびっきり楽しい名場面!!
Luciano Pavarotti in L`ELISIR D`AMORE 1989 - 2.wmv (イタリア語歌唱)
農夫ネモリーノが飲んだだけでモテるという薬をペテン師から買ったプロセス・・・です。
憧れの女性、アディーナに振り向いてもらおうと願って「愛の妙薬」なるものを買う農夫ネモリーノ、
これを飲んだら女性はみんな自分にポッとなるという薬。「でも僕はアディーナだけの為に」と。
「薬屋」とは真っ赤な嘘のペテン師ドゥルカマーラは、あまりにも信じやすいネモリーノにあきれて安いワインを騙して売る。
大喜びするネモリーノ、ペテン師のドゥルカマーラはネモリーノのお人よしにビックリ!!
ドゥルカマーラを「ドットーレ」(ドクターの意味)と呼ぶ。
私が回って来たところでは 必ずひとり以上のバカがいた 。
だがこれほどのバカは見たことないし、これからもいないだろう
とあきれてしまうが商売は商売、「これは誰にも言うな」と言って喜んで帰っていく。
(この続きだが、薬の効き目がないと悲しむネモリーノはもう一本買いたいと思うがおカネがない。
そこで「傭兵」になればおカネが入る、ときいて軍隊に入ろうとする。
ドゥルカマーラはあまりのことに、アディーナに会ってネモリーノの純情な気持ちを説いてハッピーエンド。)