ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

与党と野党の対決よりも「日本の為に」考えるべき。 自民党も支持者も「真実の声」を挙げよ!!

2017年02月09日 | 政治

★ 稲田防衛大臣だけの問題か? この問題は「自衛隊員が命をかけている」ことに誠実に向き合うことが最も大切で当然のことではないか。
軽々しい党利党略のさまざまな「言い合い」では納得できない。
今は左右の「言い分」よりも、南スーダンで一分一秒危険にさらされている自衛隊を帰国させることが最も大事である。
自衛隊の犠牲を一瞥もしない政府に未来はない。
また、これほど醜いことはない。本当にこれが「日本政府」か?

冷たい政府政党、党利党略のこんな政治、一方南スーダンの戦場で過ごす自衛隊はどれほど長い時間か・・・。
「国を護る」のが自衛隊であり、直接関係ない南スーダンに行かされたことについて、私は許せないものを感じていた。
総理をはじめとして「人間」として、どうなのか。これが「政治」といえるか・・・。

稲田さんのお父様は「草莽運動」の立派な方と思うが、果たして娘はどうなのか。
奇抜な服装など早くも批判を浴びていたが、私自身は以前からこの方の話し方に「覚悟」など感じられず、政治家には向いていないように思えた。
安倍さんは自分の持つ能力だけでなく部下の「向き不向き」もわからないようだ。
特に下記のようなとんでもない答弁をするなんて、政治家としての良識を疑う。(動画では稲田さんだけを叩いているようだ)



【政治】「南スーダン、永田町よりはるかに危険」 10月12日衆議院 安倍首相答弁
「南スーダンは、たとえばわれわれがいまいる永田町と比べればはるかに危険、危険な場所であってですね。危険な場所であるからこそ自衛隊が任務を負って、武器も携行して現地でPKOを行っているところでございます」

【PKO】安倍首相「戦闘行為ではなく衝突」 ジュバの市民数百人やPKO隊員が死亡した大規模戦闘についての認識を示す
自衛隊が国連平和維持活動(PKO)に従事する南スーダン・ジュバで7月に起きた大規模な戦闘について、安倍晋三首相は11日の参院予算委員会で、「『戦闘行為』ではなかった」という認識を示した。民進党の大野元裕氏への答弁。

ジュバでは7月に大規模な戦闘が発生し、市民数百人や中国のPKO隊員が死亡した。
首相答弁に先立ち、稲田朋美防衛相は「法的な意味における戦闘行為ではなく、衝突だ」「戦闘行為とは、国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷しまたはモノを破壊する行為だ。こういった意味における戦闘行為ではないと思う」と述べた。
 「戦闘ではなかったのか」と再三問うた大野氏に対して、首相は「武器をつかって殺傷、あるいはモノを破壊する行為はあった。大野さんの解釈として『戦闘』で捉えられるだろうと思うが、我々はいわば勢力と勢力がぶつかったという表現を使っている」と説明した。



民主党が「尖閣」で中国船の襲来に対し醜態を見せたが、安倍政権になってから「小笠原」の海はどうだった?
全くの放置だったではないか。

日本の事は「見ない・言わない・聴かない」
住民を護る意識などどこにあったか?

安倍総理は「日本」に敬意と愛情を持っていないのでは? 「日本」を「保身と政権維持」の為に使い捨てにするのか?
この調子では何処かで読んだ「お殿様のお履物暖めました」総理だ。
どうか自民党内部から声をもっともっと挙げてほしい。
「日本」の為にも安倍さん支持者から総理に対しお叱りの声も挙げてほしい。


もうこの政権は誰がどうかばおうと既に腐っているのだ。
そしてこんなバカバカしい答弁しかできない稲田防衛大臣はもはや降りるべきだろう。
この人も「宣伝」が先行したようだ。このままではいけない、と日本人は顔色をかえなければいけないのに、テレビはこのニュースは大きく取り扱っていない。「日本」はこのまま沈没するのか・・・。


稲田氏がまだ見ぬ南スーダン日報“びっくり”な中身(17/02/08)

2017/02/07 に公開
「廃棄した」としていた南スーダンPKO(国連平和維持活動)の日報が見つかった問題に関連して、稲田防衛大臣は8日午前、「日報は見ていない」などと発言し、野党は批判を強めています。


南スーダン日報の公表、一カ月遅れ 野党、稲田朋美防衛相に辞任要求
産経新聞 2/9(木) 23:04配信

 稲田朋美防衛相は9日の衆院予算委員会で、当初は存在しないとされた南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報が、再調査で発見されてから6日の公表までに1カ月以上もかかったことを明らかにした。日報に「戦闘」との文言があったことに関しては「法的な意味での戦闘はなかった」と重ねて強調。野党からは稲田氏の辞任を求める声が出た。

 民進党の後藤祐一衆院議員の質問に答えた。稲田氏によると日報は昨年12月、情報公開請求を受けた防衛省が「不存在」と回答した後の再調査で、同月26日に統合幕僚監部で見つかった。稲田氏への報告は1月27日。稲田氏は「一度破棄したと説明した資料が発見され、私に説明するにも一定の準備は必要だったと思う」と述べて隠蔽の意図を否定したが、菅義偉官房長官は9日の記者会見で「速やかに報告が上がるべきだった。(事務方は)厳重注意に値する」と非難した。

 一方、日報が作成された昨年7月当時、南スーダンでは政府軍と反政府勢力との間で大規模な衝突が起きていたが、稲田氏はPKO参加5原則に抵触する「法的な意味での戦闘」には当たらないと繰り返し、議論は平行線をたどった。

 これに対して後藤氏は稲田氏の答弁が不誠実だとして辞任を要求。民進党の蓮舫代表も「大臣の任に値しない」と非難したほか、共産党の志位和夫委員長は「真相と責任の徹底究明の中で資質の問題も出てくる」と述べた。(以上、産経新聞)



ブログのティータイム



★ ヴァーグナーの思いは自作のオペラのヒーローに「たぐいまれな強さ」と「避けられぬ悲劇」の両方を与えた。
心重い日はヴァーグナーで思い切り「悲劇」に浸っている。

ヴァーグナーのオペラ「ヴァルキューレ」から・・・全知全能の神ヴォータンの庶子であるジークムントは見知らぬ父を慕い、誰も引き抜いたことがないというトネリコの大木に刺さった剣を見事に引き抜く。
ジークムントが愛するジークリンデは幼い時に離れ離れになった実の双子の兄妹だった。

ジークムント役に評判の歌手ヨナス・カウフマン・・・ベルリン出身のこのテノーレは50歳を過ぎた。このころが全盛期だった。
名前からしてユダヤ系か?ドイツ語では「商人」という意味だが。
驚異的な強さを誇る英雄ジークムントが引き抜いた名剣はやがて父である神のヴォータンに砕かれる。


Jonas Kaufmann - Siegmund  (ドイツ語歌唱、字幕はフランス語)





実の父である全知全能の神ヴォータンの怒りをかい、逃避行の途中で倒れた妻で実の妹のジークリンデに寄り添うジークムント、

異母兄妹の「女戦士」ブリュンヒルデに助けられ、ブリュンヒルデは父である神ヴォータンに逆らっても二人を助けようとする。

ブリュンヒルデはジークムントに語る・・・「ジークリンデは生きます。そして、ともにジークムントも!
そう決めました・・・戦場の運命を変えました・・・
ジークムント!あなたに勝利がもたらされるようにしたのです!
(舞台の奥からホルンの音が聞こえてくる)

あの音が聞こえますか?さあ、勇者よ、戦の支度を!
剣の力を信じ、落ち着いて振るうのです・・・
この剣があなたに誠実である如く、
ヴァルキューレの私も、誠実にあなたを守ります!
ご武運を・・・ジークムント・・・幸多き勇者!
また戦場でお目にかかりましょう!」


Wagner - Deborah Voigt & Jonas Kaufmann (Die Walkure 2011)


しかし「女戦士」ブリュンヒルデの力及ばず、ジークムントは父である神ヴォータンによって討たれ、その息子がやがて「ジークフリート」として最強の英雄になるのだが・・・
そして「神々のたそがれ」を迎える。
悲劇のヴァーグナー

・・・「滅びの美学」か? 三島由紀夫が愛したヴァーグナー。

私自身はやはりヴェルディである。また次にでも。

コメント (6)
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