新型コロナワクチン、副反応の危険性
2021/01/13
アメリカは米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンに加えて、米製薬会社モデルナが単独開発したワクチンも12月8日、緊急使用を許可した。いずれもmRNAという種類のワクチンで、これまでの生ワクチンや不活化ワクチンとは製造方法が異なる。
生ワクチンは、ウイルスの毒性を弱めたものが原材料。不活化ワクチンは、ウイルスの感染能力を失わせたものが原材料。いずれもワクチンの製造にウイルスそのものが必要になる。一方、mRNAワクチンは、ウイルスの遺伝子から免疫効果を誘導する遺伝子配列を探し、その遺伝子配列をもとにワクチン用遺伝子を設計し、ワクチンを生産する。
米ファイザーと独ビオンテックが開発したワクチンと、米モデルナが開発したワクチンを比較すると、接種回数はいずれも2回だが、接種の間隔が異なる。治験方法は、どちらもワクチン群とプラセボ(偽薬)群をくじ引き同様に割り振る無作為化比較対照試験を採用しており、2つの治験結果は単純比較できる。
(下記の表はファイザーとモデルナの比較)
ワクチン群とプラセボ群の新型コロナ発生率は、両ワクチンともほぼ変わらなかった。したがって、ワクチン群の発生率をプラセボ群の発生率で割った相対危険度、予防効果も同等だった。ワクチン間の相対危険度、予防効果に差はなく、いずれも重篤な副反応(副作用)はなかったとされる。
ワクチン間の大きな違いは、ワクチンを凍結して保存する冷凍保存温度と、人体に投与する前に解凍して冷蔵庫で保存できる期間の違いである。これはワクチンの加工方法の違いによるものと考えられるが、ワクチンに関する情報が限られている現状では、その優劣を判断することはできない。
新型コロナのワクチン接種で先行するイギリスでは、ワクチン接種の優先順位が決められている。【3】(表2)この優先順位は、ワクチンの接種によって恩恵が大きい順番とされているが、言い換えれば、ワクチン接種の優先順位は新型コロナのリスクが高い順番とも言える。
新型コロナワクチン、副反応の危険性 | 公益社団法人 日本経済研究センター:Japan Center for Economic Research (jcer.or.jp)
医学に詳しい環境にいらっしゃるさらりんさまから貴重なコメントを頂きました。さっそく私もモデルナ社のワクチンを検索、モデルナとかロッシという名前がイタリア系のものであることも、アメリカの会社や人物でありながら何か調べたくなったという単純な考えです。
(それに余計な妄想かもしれませんが、フィレンツェの名家「メディチ」家はメディシン(薬屋)だったことなど・・・笑われそうですが・・・)
安全保障から作成したモデルナワクチン
モデルナ社のワクチン参入は2014年。
創業者のロッシ氏は昨年の段階で既に
鳥インフルエンザなど7つの感染症のmRNAワクチンで、
臨床実験に入っていると話していたと思います。
阪大の遺伝子研究の森下教授のお話の記事では
mRNAワクチンは軍が大きく関与して開発されてきた経緯があり、
流行がなければ赤字となるワクチン開発企業には、
軍から多額の補助金が投入されている。
それを元に臨床実験を進めて確保さえしておけば、
パンデミックが起きたときに種の近いワクチンを
応用して最短で大量生産、投入ができる。
これは科学者の差ではなく、
国の安全保障投資の差なのだとお話されていました。
こうしたワクチンは軍の援助でまさかの「生物兵器」に対抗するための「安全保障」であること、これは日本など絶対に必要なことです。
モデルナ社とは
正式名称 :Moderna inc.
創業日 :2010年
創業者 :デリック・ロッシ/ロバート・ランガー/ケネス・チェン
社長(CEO):ステファン・バンセル ※2021年2月23日現在
本社 :ケンブリッジ/アメリカ
事業内容 :製薬業
新型コロナウイルスDNAワクチンの作製に着手 大阪大学の研究グループ
中国湖北省の武漢市で発生した新型コロナウイルスは、中国を中心に拡大し感染防御ができないまま海外に流失し、わが国でも広がりつつあるのが現状だ。その致死率は2%程度(中国以外は約0.2%)で、潜伏期間はおおよそ10日前後とみられている。風邪の症状や37.5℃以上の発熱、倦怠感、呼吸困難の症状を特徴としており、感染力は高いが約8割が軽症であるものの、治療方法が確定されていないため社会不安が高まっている。感染者には対症療法を講じながら、また感染の疑いがある場合は、迅速な感染防御策をもっての感染拡大阻止が極めて重要である。
こうした中、森下氏らが開発に着手した新型コロナDNAワクチンは、新型コロナウイルスの遺伝子をプラスミドに挿入して作製するもの。もともと鳥インフルエンザウイルスのパンデミック用に構築されたDNAプラスミド法が活用される。
DNAプラスミド法の特徴について森下氏は、「抗原特異的な抗体産生及びTリンパ球活性を惹起」、「様々な抗原に対し、容易に対応できる」、「良好な安全性を確認済」を挙げる。安全性の確認に関しては、「鳥インフルエンザ、エボラ、炭疽菌などの臨床試験が実施されており、良好な安全性が示されている」(森下氏)。
製造関連のメリットとしては、「製造期間が短い(6~8週間)」、「病原ウイルスを扱う必要がない」、「抗原蛋白質の遺伝子配列さえ分かれば製造可能」、「原薬(プラスミドDNA)生産には一般的な培養、精製施設で製造可」、「製剤の安定性に優れる」、「長期備蓄が可能」などがある。
DNAプラスミド法と従来の鶏卵法のワクチン製造法の比較では、製造期間は前者の6~8週間に対して、後者は6~8カ月要する。新型コロナウイルスなど、異なるウイルスにすぐに対応できるのもDNAプラスミド法の特徴だ。
森下氏は、「米国では、鳥インフルエンザウイルスに対する水際対策としてDNAワクチンを活用して発生した変異型の強毒ウイルスに世界最速で対応した」と説明する。その上で、「わが国でも、新型コロナウイルスプラスミドDNAワクチンによる迅速な対応策が重要になると考えている」と強調する。
新型コロナウイルスDNAワクチンの作製に着手 大阪大学の研究グループ | 医薬通信社 (iyakutsushinsha.com)