その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

『フェルメールの女性たち展 (Vermeer's Women: Secrets and Silence)』@フィッツウイリアム博物館

2012-01-06 17:51:01 | 旅行 海外
 う~ん、まだまだアンテナが低いなあ~。終了2週間前に気付きいたケンブリッジのフィッツウイリアム博物館(こちら→)で実施中のフェルメールに関連する展覧会に行ってきました。



 フェルメールとその時代(17世紀)のオランダ人画家たち(Gerard ter Borch、Jan Steen、Pieter de Hoochら)が描いた、様々な生活シーンの中の女性像の作品を集めています。フェルメールの作品は、ルーブルからの借り物のThe Lacemakerを筆頭に、ナショナル・ギャラリーの作品1点、ロイヤル・コレクションの作品1点、個人蔵の作品1点の計4点が展示してあります。(展覧会の紹介HP→

(展示のフェルメール作品) 
 

 


 総展示作品は30点程で決して多くはありませんが、その日常生活の中の女性を描くというテーマや繊細かつ優しいタッチの作品群は、私にはたまらない展覧会で、食い入るように一枚一枚を見ていました。日本では、とかく希少価値からか、フェルメールに話題が集中しますが、この時期のオランダ絵画は素晴らしい作品が多く、素人目にはフェルメールと区別がつかなかったり、むしろフェルメールよりも良いと思うような作品もあります。

 1月15日で終了のせいか、そう広くはない会場内は、日本の展覧会並みに混雑していました。ギリギリのご紹介になって申し訳ないですが、ロンドン在住の方には、おススメです。企画展ではありますが、入場無料です。



 ※今回、初めて知りました(以前は車で行ったので)が、ケンブリッジにはキングスクロスから列車で45分で行くことが出来ます。
コメント (4)
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