仕事上の必要性から読みました。
思いのほか良い本でした(かなりの上から目線は自認してます)。グローバルな経営管理について幅広く網羅的にカバーされています。概説書であるため、切り込みの深さには不満が残るところもありますが、入門書としては必要な知識をしっかりと抑えており、好著だと思いました。著者が東芝の中国総代表(執行役常務)を務めた経験もある方でもあり、理論と実践のバランスが良く取れています。
海外ビジネス従事者の入門書として、職場の若手にも奨めたいとおもいます。
目次
第1章:グローバルプロフェッショナルの条件
第2章:グローバル化の経営課題
第3章:海外子会社の経営管理
第4章:海外子会社の組織管理
第5章:海外子会社の人的資源管理
第6章:リーダーシップの発揮
第7章:異文化適応とコミュニケーション
第8章:企業統治
第9章:海外進出とM&A
第10章:経営の現地化
第11章:母国本社と海外子会社の課題