その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

台北観光(最終回): あれこれ雑記

2014-08-23 08:50:42 | 日記 (2012.8~)
 2年連続の訪台だったのですが、それでもいくつか変化を感じました。

 まずは、市内のMRT(地下鉄)がますます便利になってました。中山駅近くに宿を取ったのですが、昨年は台北のランドマークである超高層ビル台北101(2007年までは世界一高い完成建築物)に行くには、地下鉄を乗り継いでその上15分ぐらい歩く必要があったのですが、信義線というのが延長開通していて、乗り換えなしでビルの地下まで行くことができるようになっていました。また、市内にある超便利な松山空港までもMRTが伸びていて、タクシーを使わずに市内のどこからでもアクセス可能になってます。松山空港は、東京言えば羽田どころか品川に空港があるようなものですから、タクシーでも東京のワンメーター値段で市内中心部に出られるのですが、更に便利になった感じです。

 あと、ロンドンやパリで見かけた無料(2時間)の公共自転車に多くの人が乗っているのを目にしました。車、オートバイがあふれる台北の街に自転車は少々危険ではないかと思ったのですが、主要道路には自転車専用道路が側道にしっかり用意されていて、安全かつシステマティックに利用できるようになっています。昔、台北で育った友人が「私は自転車に乗ったことがない。台北は危なくて自転車になんか乗れないから・・・」と語っていたのがウソのようです。台北はコンパクトにまとまった都会なので、自転車を駆使すれば、相当機動力のある観光ができるはずです(ただ、今回のような真夏に自転車を乗り回すのは相当根性がいりますが)。

 地下鉄の整備や自転車の普及のせいもあるのでしょうか、10年前に初めて訪れた時、台北と言えば交差点に3重、4重になって信号待ちするオートバイとその爆音が印象的だったのですが、そのオートバイがずいぶん減った気がします。確かに交差点前にオートバイは並んでいますが、昔のような重なりあってという感じではありませんでした。街中のエンジン音が小さくなって、少し落ち着いてきた印象です。


≪アジア的な通りの風情は変わってませんが、オートバイは減った気が≫

 一方で、変わらないものと言えば夜市。今回は、定番の士林夜市ではなく寧夏夜市という中山駅近くのB級グルメが売りの夜市に足を運びました。規模は士林夜市に比べると小さいですが、賑わいはこちらも負けていません。夜9時前後でもムンムンする夏の夜の蒸し暑さと市場の熱気に、観光客といえどもそれなりの覚悟がないと、負けてしまいます。事前リサーチが十分でなかったので、特に目当てもなく、お店に入りましたが、美味しい牛肉麺を頂きました。やっぱり、夜市は台北一の観光資源ですね。


≪食べ物の露店がひたすら並びます≫

 身近で、都市化への変化を遂げつつ、なお昭和的な雰囲気を残す台湾はお奨めです。


≪今回の一押し「薬膳スープ」≫


≪小龍包は欠かせませんね≫
 
コメント (2)
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