夏休みを使って台北を訪れました。東京以上に暑いですが、日本から近くて、食事がおいしくて、親日的な国である台湾は、手軽な海外旅行先としてお勧めです。
今回は3度目の訪台なので、観光というよりものんびりリラックスモードの滞在ですが、初めて京劇なるものを見に行きましたのでご紹介します。中山公路にあるTaipei Eye(台北戯棚)という劇場で、観光客向けに週に3-4回公演が行われています。観光客向けということで、さほど大きな期待はしていなかったのですが、これが期待以上に楽しめました。
夜の8時半の開演で、8時に開場となりますが、なるべく開場時間に合わせて行かれる事をお勧めします。公演前に役者さんのお化粧するプロセスや琵琶の開演前演奏があったりして楽しめます。会場は、300名余りの収容スペースがある、中ホールです。
この日の演目は、「白蛇伝」と言う、人間の女性に姿を変えた妖怪「白蛇」と人間の男性が恋に落ちるお話です。舞台袖に琵琶や横笛、パーカーッション等の演奏者が位置取り演奏します。台詞はもちろん中国語ですが、中国語、英語、日本語、ハングルの字幕が出るので、内容は容易にわかります。
〈舞台模様。フラッシュを焚かなければ、撮影もOKです〉
前半は、妖怪「白蛇」と人間「許仙」の出会いから恋に落ちる過程が淡々と演じられます。優美ではあるものの動きが少ないので、多少忍耐が要りますが、後半になってがらっとペースが変わります。神様と妖怪の戦いが繰り広げられ、見事な殺陣やオリンピックの床運動顔負けのアクロバット・パフォーマンスが次々と繰り広げられ、目が離せません。美しく、色彩豊かな衣装や役者が見栄を切るところなどは、歌舞伎との共通性も伺われ、楽しめました。
〈カーテンコール〉
夏休みシーズンということもあって、ホールは日本人、中国人、韓国人などのアジア人観光客でほぼ満員でしたが、大きな拍手の中で幕を閉じました。終演後は、フロアで役者さんたちとの記念撮影もでき、観光客を楽しませることに徹底しています。今回の公演がどれだけ観光向けに作られたものであるのか、現代の台湾人がどのような演劇を楽しんでいるのかまでは、全く知るところではありませんでしたが、公演は非常に楽しめましたし、また違う演目も見てみたいと思います。
夜市だけでない、台北の夜の楽しみを、是非一度お試しください。
※ホームページはこちら→
20:30-21:30 京劇テーマショー
白蛇伝(白蛇の恋の物語) -金山寺
主演:台北新劇団
今回は3度目の訪台なので、観光というよりものんびりリラックスモードの滞在ですが、初めて京劇なるものを見に行きましたのでご紹介します。中山公路にあるTaipei Eye(台北戯棚)という劇場で、観光客向けに週に3-4回公演が行われています。観光客向けということで、さほど大きな期待はしていなかったのですが、これが期待以上に楽しめました。
夜の8時半の開演で、8時に開場となりますが、なるべく開場時間に合わせて行かれる事をお勧めします。公演前に役者さんのお化粧するプロセスや琵琶の開演前演奏があったりして楽しめます。会場は、300名余りの収容スペースがある、中ホールです。
この日の演目は、「白蛇伝」と言う、人間の女性に姿を変えた妖怪「白蛇」と人間の男性が恋に落ちるお話です。舞台袖に琵琶や横笛、パーカーッション等の演奏者が位置取り演奏します。台詞はもちろん中国語ですが、中国語、英語、日本語、ハングルの字幕が出るので、内容は容易にわかります。
〈舞台模様。フラッシュを焚かなければ、撮影もOKです〉
前半は、妖怪「白蛇」と人間「許仙」の出会いから恋に落ちる過程が淡々と演じられます。優美ではあるものの動きが少ないので、多少忍耐が要りますが、後半になってがらっとペースが変わります。神様と妖怪の戦いが繰り広げられ、見事な殺陣やオリンピックの床運動顔負けのアクロバット・パフォーマンスが次々と繰り広げられ、目が離せません。美しく、色彩豊かな衣装や役者が見栄を切るところなどは、歌舞伎との共通性も伺われ、楽しめました。
〈カーテンコール〉
夏休みシーズンということもあって、ホールは日本人、中国人、韓国人などのアジア人観光客でほぼ満員でしたが、大きな拍手の中で幕を閉じました。終演後は、フロアで役者さんたちとの記念撮影もでき、観光客を楽しませることに徹底しています。今回の公演がどれだけ観光向けに作られたものであるのか、現代の台湾人がどのような演劇を楽しんでいるのかまでは、全く知るところではありませんでしたが、公演は非常に楽しめましたし、また違う演目も見てみたいと思います。
夜市だけでない、台北の夜の楽しみを、是非一度お試しください。
※ホームページはこちら→
20:30-21:30 京劇テーマショー
白蛇伝(白蛇の恋の物語) -金山寺
主演:台北新劇団