アマゾンプライム会員の人は、是非、一話で良いので見て欲しい。私が勝手に思うこれぞイギリス(?)のシチュエーション・コメディです。
2001年の放映なのでもう20年も前の作品なのですが、当時イギリスでは大旋風を巻き起こしたらしいです。アメリカでリメーク版が制作されていて、それを飛行機の中で見たことがあるのですが、ツイッターで脳学者の茂木健一郎さんがイギリスのオリジナル版を絶賛お勧めしていました。そんなこともあり、コロナ騒動のStay Homeを活用して見始めたら、シーズン1,2の12話を一気に見てしまいました。
ロンドン近郊のスラウ(ロンドン駐在中に仕事で何度か訪れたことありますが、イメージは首都圏で言えば、八王子、川口、昔の川崎といったイメージかな?)にある紙の卸会社が舞台です。ドラマは、そこの「史上最低の」マネジャー、デイビッドとこちらもあまりいけてない部下社員たちの職場風景を淡々とドキュメンタリー風に追った作りになっています。
この作品の面白さを説明するのは、ちょっと私の表現力では難しいです。ですが、デイビッドのとんでもなさは、「いたいた、こういう管理者!」と思うところもあるし、「流石にこんな管理者いないだろう」とあきれるところありですが、地なのか演技なのか、わからないリッキー・ジャーヴェイスの「怪演」が神がかっています。
また、社員たちの呆れた言動ややりとりもリアリティと非現実性がスレスレで絶妙のバランスです。ここまで緊張感無い職場では無かったですが、私が務めていたオフィスにも通じた緩い雰囲気はあって「あるある」の連続でした。
ジョークはかなりブラックだし、(イギリスのテレビではあまり珍しくなかった気がしますが)今の日本なら完全アウトでしょというようなハラスメント、差別発言も満載なので、不快に思う人もいるでしょうし、合わない人には全く受け付けられないコメディだと思います。なので、まずとりあえず一話を見て頂ければと思います。宜しければ、感想教えてください。
(出演)
リッキー・ジャーヴェイス
マーティン・フリーマン
ルーシー・デイヴィス