岩松院の後はバスで北斎館へ移動。
バス停から風情ある小径を通って北斎館へ。北斎は80歳代の半ばに、小布施の豪農商・高井鴻山に招かれて来町・逗留し、岩松院の天井絵や祭り屋台の天井絵を描いたそうです。80歳代で江戸から小布施まで来るって、北斎ちょっと凄すぎます。北斎館は、その北斎の肉筆画や版本、錦絵などが鑑賞できる美術館。
〈栗の角材を敷き詰めた栗の小径〉
〈栗の小径沿いにある個人邸のお庭も立ち寄りOK〉
期待以上の充実した展示でした。企画展では「読本が結ぶ縁 -馬琴と種彦-」の最終日。北斎と挿絵を手掛けた曲亭馬琴と柳亭種彦の読本を紹介されていました。常設展は北斎の肉筆画を中心とした展示。浮世絵では有名な「神奈川沖浪裏」の制作プロセスの展示が、私のような素人には版画のできるまでが分って興味深いです。
〈北斎館入り口〉
〈「椿説弓張月」から「為朝を誘惑する美女たち」〉
〈二美人〉
更に、北斎の天井絵が描かれた祭り屋台の展示は迫力満点。(2つの屋台のうち、東町祭屋台天井絵「龍」「鳳凰」は貸出し中でレプリカでしたが)見ているだけで、祭りの喧騒が感じ取れるほどでした。
〈東町祭屋台「龍」「鳳凰」〉
〈上町祭り屋台「男浪」「女浪」〉
以上でタイムオーバー。これ以外にも、まだ興味深い美術館や観光スポットがありましたが、土産買ったところで、再訪を期して、長野への帰路につきました。
嬉しかったのは、復路の長野電鉄で特急を利用したところ、往年の小田急ロマンスカーが登場。最後列のパノラマ席で、長野盆地の車窓を楽しみました。鉄分多めの私には痺れる30分弱の帰路でした。
〈おっとびっくり、こんなところにロマンスカーが〉
長野では、長野の祇園祭が開催中で沢山の人で賑わっていました。丁度1時間前に見ていた祭り屋台を振り返り、江戸時代当時の祭り風景を想像するのも楽しい旅の一幕でした。
2022年6月12日