7年に一度の御開帳の機を捉え、善光寺参拝をメインに据えた週末弾丸信州旅行に行ってきました。
善光寺のホームページでは混雑予想カレンダーもあり、情報提供も充実しているのですが、私の予想をはるかに超える賑わいでした。コロナで久しく経験していなかった大混雑に戸惑い半分、昔なら一生に一度の大イベントであったはずの貴重な行事に参加できた高揚感が半分の初日となりました。
〈長野駅から2キロ弱ある参道には綺麗な花束が飾り付けられていました〉
東京駅を8時半過ぎに出発し、11時頃に善光寺着。長野駅周辺の盛り上がりや旅行客らしき人々の多さを見て、これはただ事で無いのだな、と段々と覚悟は決めつつあったものの、いざ到着してみると、自分の見通しの甘さを思い知る結果に。まずは回向柱触れるための待ち行列がどう見ても300m以上。待ち時間の予想はなんと2時間弱とか。まずは5分ほど並んでみたものの、2時間はとても自分には耐えられんと早々に諦め、行列離脱。境内に入って、周りから回向柱を眺めるのに留めました。
〈列の最後尾は仁王門(重要文化財)の外!〉
〈この列に並んで、2時間で本当に回向柱までたどり着けるのか?!〉
〈行列は離脱して山門(重要文化財)〉
〈山門から〉
回向柱がこの状態ですから、7年に一度公開の前立本尊の参拝も2時間待ち。本堂を囲むように待ち列ができていて、これも残念ながら諦めるしかなし。本堂の外陣からの参拝に留めました。
〈回向柱と本堂(国宝)〉
境内のあらゆるところに、所狭しと参拝者が居ますが、耳に入ってくる言葉、団体ツアーの旗や札などから全国各地からこの長野に人が集結しているのが、よくわかります。御開帳の意味合いを初めて身をもって理解した気がしました。
〈経蔵(重要文化財)〉
良かったのは、過去の御開帳時の回向柱が移されているエリア。1本7年で9本があったので、少なくとも63年分の回向柱ということになります。仏さまとのつながりは過去の柱でも大丈夫とのことでしたので、しっかりと結縁してきました。
〈過去の回向柱〉
(つづく)