夕刻は天気予報通り凄まじい雷雨。幸運にもホテルのサウナ・大浴場で一休み中で難を逃れました。部屋に戻って、観光チラシを眺めていたら、夜9時まで回向柱のライトアップがあるとの情報を発見。「これは行かねばならぬ」、ということで夕食を早めに済ませ、再び善光寺へ。幸運にも、雨は一時休止中。
仁王門まで来ると、ライトアップされた仁王像の美しさに立ちすくみます。光効果で仁王様が怖い怖い。仁王像の裏にある三面大黒天、三宝荒神も目茶リアルです。仲見世通りに入ると、雨に濡れた石畳の道がライトに反射して美しさが増します。疎らな人通りは、お昼の喧騒が嘘のよう。
〈仁王門と奥が仲見世通り〉
仁王像 阿形【あぎょう】
仁王像 吽形【うんぎょう】
〈三面大黒天〉
〈三宝荒神〉
〈雨で濡れた参道に提灯ライトが反射して綺麗〉
そして、山門をくぐり、ライトアップされた回向柱と本堂の美しさはまさに息を飲むという表現がぴったり。幻想的で、厳粛で、荘厳です。訪れた人の小さな会話の音がするだけの静寂な世界でもあります。ライトアップという人工的な環境ではあるのですが、宗教的なパワーを感じさせるものでした。
〈山門〉
〈空き空きの回向柱。触り放題〉
〈本堂。私の写真ではなかなか雰囲気が伝わらず残念〉
昼間は断念した、今年の回向柱を触っての「仏様との結縁」も十分な時間をかけます。不思議な力が体にみなぎる感覚です。
〈本堂に掲げられた提灯〉
この回向柱のライトアップ、御開帳期間の実施のこと。御開帳中の参拝予定の方は、見逃すなかれです。間違いなく、素晴らしい体験ができると思います。