その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

NHK音楽祭2022 NHK交響楽団 指揮:パブロ・エラス・カサド マーラー 交響曲第5番ほか

2022-11-01 21:45:12 | 演奏会・オペラ・バレエ(2012.8~)

私にとっては、久方ぶりのNHK音楽祭。今年のオーケストラ公演はN響と都響のみで、外国オケの来日は無しでした。マーラーの5番の演目に魅かれ、N響の演奏会に脚を運びました。

前半のラヴェルは、楽章の間にトランペットの菊本さんが退場し、暫し時間を置いて、お戻りになったところで再開。公演後の菊本氏のツイートには、「クープランの墓の途中でスタンドに楽器を立てていたところ、スタンド先端のゴムが楽器の中に詰まってしまい一切音が出なくなってしまいました。曲の流れを断ち切ることになってしまい申し訳ありませんでした。」とのこと。こんなこともあるのですね。N響の演奏自体に特に影響することもなく、繊細かつ軽妙な演奏に満足。

後半はマーラー交響曲第5番。カサドさんの指揮はスケール大きく、密度濃い演奏でした。ホルン隊の活躍が光ってましたね。

前週までのブロム翁祭りの余韻に浸る間もなく、次から次へと演奏会で、プロと言えども奏者さん達も大変だなあ~と思いました。

余談ですが、お隣席のおじさん、風体は相当クラシック好きにお見受けしましたが、マーラー第5楽章途中まで爆睡。よっぽどお疲れなのねと同情する一方、上向いて寝てるので、鼾掻き始めないか気が気でなし。幸い静かにお休みで、終演後におもむろにスマフォでステージ写真撮って、お帰りになりました。かなり面白いビヘイビアでしたね。

<3階席は変わりませんが、センターブロックで定期演奏会とは違った角度です>

2022年10月31日
NHKホール

指揮:パブロ・エラス・カサド

曲目
ラヴェル「クープランの墓」
マーラー 交響曲第5番

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする