オカマバー・スナックひばりに集うスポーツクラブ仲間達の夫々の人生の一幕が、オムニバス形式で、マッチョなゴンママとの交流と併せて描かれる人情小説。ほんわか心が温まる。
人それぞれ、いろんな悩みを抱えて生きているのだよな~という、至極当たり前のことに気づかせてくれる。
ゴンママの人への優しさや思いやり、コミュニケーションの取り方なども、とても私には真似できない包容力、懐の深さで尊敬だ。とっても良い言葉が会話相手にかけられる。
数カ月前に図書館で予約したものがようやく廻って来て、どこで本書を知ったのか、何故予約したのか、全く覚えてなかったのだが、普段あまり読まないジャンルの小説が読めて良かった。(今知ったのだが、先月から本書を映画化されたものが公開されているようだ)