フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

ご近所のソシンロウバイが蝋細工のような花を咲かせています

2011年01月23日 19時24分10秒 | 花の和名
ご近所のロウバイがふくいくたる香りを漂わせて咲いている。今年は一段と花が多い。たまたま通りかかった一昨年たくさんの花をつけた木はくすんだ赤や黄色の葉だけだった。

03年に冬一番に蝋細工のような花を咲かせるのを見、04年には長瀞の宝登山(ほどさん)の蝋梅園を訪ねて独特の花の色と香りにすっかり魅了された。


雄しべ(車軸状)は5~6個、雌しべは中心の壺状の花床に多数

ロウバイは江戸初期に渡来した中国原産の落葉低木でバラ科の梅とは別種。今咲いているのは花の中心も同じ薄黄色のソシンロウバイ(素心蝋梅)でロウバイの変種。
学名(属名+種小名+変種名)はChimonanthus praecox var.concolorで属名のChimonanthusはcheimon(冬)+anthos(花)、種小名のpraecoxは早咲きの意味、変種名のconcolorは同色の意でそれぞれが花の性質を表し分かり易い。


長さ5cmくらいの蓑虫状の偽果には5以上の痩果が入っているという

名の由来は花弁が蝋細工のように半透明で、梅の咲く頃に開花し香りも梅に似ているから蝋梅という説と、旧暦の12月から花をつけるのでその異称の臘月から臘梅という説があるが、現在では前者の説が一般的のようだ。英名はWinter sweetでスマートだ。

長瀞・宝登山(ほどさん)の蝋梅園の開花情報


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