★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

さらば平成

2019年04月30日 15時25分19秒 | 徒然(つれづれ)
 平成最後の日だ。
 平成の初日の事は昨日のように覚えている。
 昭和天皇の崩御で自粛ムードの中、会社も休みで家で1日中テレビを見ていた。

 その時は時代が変わるという感慨もあったが、今回の改元においては何の感慨もない。
 歳を取って感受性も衰えたのだろうか。

 平成という時代は、大地震が2度もあったにもかかわらず、近代日本が形作られた激動の昭和に比べると、インパクトに欠ける、時代のエアポケットのようだった。
 裏を返せば平和な時代だったということだろう。
 
 私のサラリーマン生活もそのほとんどは平成だったが、頭の中では絶えず昭和を引きずっていた。
 今後令和の世になっても、それは変わることはないだろう。
 
 我々昭和の人間においては、生まれて、人格形成を経て、就職し、家庭を持ち、子供が生まれた昭和が我々の時代で、平成も令和も付け足しのような時代に過ぎない。
 いつだって思いは懐かしい昭和に遡っていく。
 要は時代おくれの人間になってしまったのだ。

 もう元号には何の意味もなく、今や古い慣習のようなもので、若い世代には西暦のほうがしっくり来るはずだ。
 令和という時代も、それに輪をかけて印象の薄い時代になると思われる。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする