★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

物言えば唇寒しコロナの風

2020年04月23日 12時53分01秒 | 徒然(つれづれ)
 巷に溢れる国民の主張はコロナ禍一色の様相だ。
 マスメディアはもちろん、お手軽メディアのSNSでも、ピンは政治家や専門家、キリは芸能人や一般庶民まで、異常なまでの盛り上がりだ。

 誰かが意見を言うと、それに対する反論や異説、批判や非難、またそれらに対する再反論や批判、あげく、批判や非難はやめましょうと取りまとめるつもりが、またまた賛否両論、反論、批判、非難、その繰り返しだ。
 要は物言えば唇寒し、口は禍の門状態だ。

 人それぞれに立場も考えも異なるがゆえに、その主張や意見も様々だ。
 コロナ禍という大きな問題に、国民の関心が集中し、それに関する、あるいは付随する問題について、玉石混淆の意見が飛び交い、議論が白熱するのは、民主主義にとっては健全な姿だ。
 言論の自由が保障され、極端な話、法に触れない限り、何を言ってもいいのが民主主義国家だ。

 人それぞれに正義があり、それを守らんがための主張は時として暴走しがちだ。
 平時であれば、規範や節度、倫理や常識の緩衝も利くが、コロナ禍という有事の今は、物言いが過激に、露骨に、あるいは挑発的に、露悪的になるのも、民主主義国家の言論の自由だから仕方がない。

 結局、いろんな意見の中から自分が賛同する意見を、取捨選択、ピックアップしながら、自身の思考や行動の参考にするしかない。


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