誰しもいくつかの人生の岐路というものがあるだろう。
ここでいうところの人生の岐路とは、複数ある選択肢のうち、自ら意識的に決断した人生の方向性だ。
私の最初の人生の岐路は、京都の某大学に進学し、九州の親元を離れて独り暮らしを始めた時だ。
青春の入り口の多感な時期で、好奇心や知識欲が旺盛な年頃で、私の人格形成に大きな影響があった。
その時期に知り合った友人とは、定年退職後の現在も付き合いがある。
2番目の岐路は、大学を1年留年後にかろうじて就職した石油製品の販売会社で、私の社会人生活はそこから始まった。
5年半在籍したが、そこで現在の家内と巡り合った。
3番目の岐路は、2年ほどの同棲期間を経て、その家内と結婚したことだ。
少なくない諍いはあったものの、67歳の今でも夫婦生活が続いているということは、一応、正解だったということだろう。
4番目の岐路は転職だ。
最初の会社は名も知れぬ小さな会社で、そこでサラリーマン生活を全うすることには、多大な違和感があった。
要するに、自分の人生こんなはずじゃない、という思いからだ。
転職活動の末、30倍の競争率を勝ち抜き、某通販会社に中途採用された。
一次試験前には、会場に行こうか行くまいか、近くの喫茶店で迷いに迷った挙句、会場を訪れたという経緯がある。
入社後、その会社は時流に乗り、瞬く間に東証一部にまで駆け上った。
その会社で管理職の末席の課長まで昇進し、晩年は子会社に転籍し、めでたく定年退職を迎えた。
果たして5番目の岐路はあるのだろうか。
ここでいうところの人生の岐路とは、複数ある選択肢のうち、自ら意識的に決断した人生の方向性だ。
私の最初の人生の岐路は、京都の某大学に進学し、九州の親元を離れて独り暮らしを始めた時だ。
青春の入り口の多感な時期で、好奇心や知識欲が旺盛な年頃で、私の人格形成に大きな影響があった。
その時期に知り合った友人とは、定年退職後の現在も付き合いがある。
2番目の岐路は、大学を1年留年後にかろうじて就職した石油製品の販売会社で、私の社会人生活はそこから始まった。
5年半在籍したが、そこで現在の家内と巡り合った。
3番目の岐路は、2年ほどの同棲期間を経て、その家内と結婚したことだ。
少なくない諍いはあったものの、67歳の今でも夫婦生活が続いているということは、一応、正解だったということだろう。
4番目の岐路は転職だ。
最初の会社は名も知れぬ小さな会社で、そこでサラリーマン生活を全うすることには、多大な違和感があった。
要するに、自分の人生こんなはずじゃない、という思いからだ。
転職活動の末、30倍の競争率を勝ち抜き、某通販会社に中途採用された。
一次試験前には、会場に行こうか行くまいか、近くの喫茶店で迷いに迷った挙句、会場を訪れたという経緯がある。
入社後、その会社は時流に乗り、瞬く間に東証一部にまで駆け上った。
その会社で管理職の末席の課長まで昇進し、晩年は子会社に転籍し、めでたく定年退職を迎えた。
果たして5番目の岐路はあるのだろうか。
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