さらば痛みと言おう

　朝から歯痛だ。
　厳密に言うと、入れ歯だから歯茎痛だ。

　何かの雑菌が入ったのか、アゴの下のリンパも腫れている。
　鈍痛なのでなんとか我慢はできるが、五十肩の痛みと首の付け根あたりで合流して痛気持ち悪い。

　そのせいか、熱はないが、頭も重く、時々、頭のあちこちにピンポイントで、神経痛みたいな痛みが走る。
　そんな時はそのポイントの髪の毛を引っ張る。そうすると、種類の違う痛み同士がぶつかり合い、痛痒い快感が訪れる。

　まあ、いずれにしても経験上、一晩寝たら治りそうな痛みだ。
　しかし、身体のあちこちの凝りや張りが相変わらずだ。

　これは睡眠時凝り張り症なので、寝ても治らない。
　起床時のストレッチでほぐすしかない。
　

狙いは読後感。読めばわかる、あるいは読んでもわからないかもしれないが、なんとなく心の片隅に残る奇妙な違和感。ありきたりで普通を装った妙な安心感。　そんな小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
　読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

３でアホになる

「3の倍数と3が付く数字のときだけアホになる」は世界のナベアツ、現在の桂三度のネタだが、3という数字、特に漢数字は高尚な意味を持つ。

　まずは三拍子だ。
　音楽におけるワルツではなく、野球でいうところの走攻守の三拍子、相撲なら心技体の三拍子だ。
　野球の走攻守は野手限定だが、投手なら球速、制球、変化球の三拍子か。
　
　次が、両雄でも四天王でもなく、三冠だ。
　野球の三冠が有名だが、2004年の松中以来出ていないので、競馬の三冠のほうが通りがよさそうだ。
　他のスポーツや囲碁将棋の世界にも三冠はあったが、それらは四冠、五冠、七冠と冠の数が増えているので、この際除外だ。

　三種の神器、三位一体、三本の矢、三銃士、三国志、三つ巴、三すくみ、三度目の正直など、三は数字の中でも一に次ぐ高位の数字だ。

　もちろん負のイメージもある。
　三角関係、三重苦、三バカトリオ、仏の顔も三度までなどだ。
　しかし、よくよく考えると、そんな言葉の三の中にも、そこはかとなく威厳や深淵のようなものが感じられる。

狙いは読後感。読めばわかる、あるいは読んでもわからないかもしれないが、なんとなく心の片隅に残る奇妙な違和感。ありきたりで普通を装った妙な安心感。　そんな小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
　読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

木を見よ、森を見るな

　サラリーマン時代はちょっとでも不調を感じると、病院に行っていた。
　眼鏡の度数が合わなくなると、迷わず買い換えた。

　定年退職後の現在は、不調は気の持ちようで克服し、視力の低下は、遠くが見えなくても大勢に影響はないと諦観している。
　病は気からという信念もあるが、要は年金生活になったという、経済的な理由からだ。

　考えてみれば、過去の不調のための通院は、なんの効果ももたらしていない。
　放っておけば、日にち薬で治ったものばかりだ。

　サラリーマン時代は年に一度、会社負担で受けていた定期検診も、退職後4年間受診していない。
　幸い、今のところ生活に支障を来たすような身体的な不調はない。
　何年か先にはそのツケがまわってくるかもしれないが、その時はその時だ。

　歳をとったら、物事を巨視的に見るより、近視眼的に考えるほうがいいのかもしれない。
　木を見て森を見ず、ではなく、木を見よ、森を見るなだ。

狙いは読後感。読めばわかる、あるいは読んでもわからないかもしれないが、なんとなく心の片隅に残る奇妙な違和感。ありきたりで普通を装った妙な安心感。　そんな小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
　読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。