★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

給食雑感

2022年05月27日 20時47分54秒 | 徒然(つれづれ)
 今でこそ、食卓に出てきたものはなんでも食べるが、子供の頃は偏食が激しく、家では、特に野菜は全く食べなかった。
 親もそれを黙認し、厳しく咎めることはなかった。

 そんな私も小学校の給食は、吐き気を堪えながら残さずに食べていた。
 当時の小学校の給食は、刑務所飯や病院食と並ぶ、三大不味い飯のひとつだった。

 しかし、給食は残さず食べる、というのが当時の厳然たるルールだった。
 ひどいクラスになると、全部食べ終わるまで、午後の授業中も食べさせられている子もいた。
 私は子供ながらにルールは遵守するほうだったので、嫌々ながらも食べていた。

 今にして思うと、そんな学校給食が、育ち盛りの子供の栄養バランスを保ったのだろう。
 不味いのは否めないが、栄養学的にはちゃんと考えられていたのだろう。

 今の学校給食は、当時とは比べものにならないほど美味いらしい。

 病院食もそうだ。
 股関節の手術で2ヵ月の入院経験があるので、それは実感レベルで保証できる。
 刑務所は入ったことがないし、経験者談もないのでわからないが、昔ほどではないはずだ。

 在籍していた会社も、上場する前は、給食制だった。
 社食ではなく給食だ。
 厨房で作られる昼食弁当や味噌汁を、各部署の当番が車で運んでいた。

 会社が大きくなるとともに、社員食堂ができ、給食は賄いのオッチャンやオバちゃんと共に消えていった。
 
 

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