★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

思い出の三部作

2022年05月11日 14時27分40秒 | 徒然(つれづれ)
 誰しも思い出の曲というのがあるだろう。
 私にも思い出の曲、三部作がある。

 チューリップの「心の旅」と太田裕美の「木綿のハンカチーフ」、イルカの「なごり雪」だ。
 どれも私の大学時代にヒットした曲だ。

 どの曲にも故郷と都会の対比が通奏低音のように流れている。
 我々の時代は、大学入学や就職で、田舎から都会へと旅立ち、そして結局帰ってくる者が多かった。

「心の旅」の、明日の今頃は僕は汽車の中、というフレーズは、チューリップの面々が、メジャーデビューを目指し、上京する時の期待感と悲壮感が入り混じったようなものが、ひしひしと伝わってくる。
 それが大学入学のために、九州から京都へ旅立つ前夜の、私の心境と見事にシンクロしていた。

「木綿のハンカチーフ」の、恋人よ僕は旅立つ東へと向かう列車で、という件は、まさに九州から京都へ向かうと置き換えられる。
 地元に恋人はいなかったが、都会の絵の具に染まらないで、スーツ着た僕の写真、毎日愉快に過ごす街角、など故郷を忘れていく私の心境の変化と一致する。
 余談だが、東とは東京を象徴しているはずで、東京より東の人間はどう解釈していたのだろう。

「なごり雪」の、東京で見る雪はこれが最後ね、という歌詞は、夢破れて、都会から故郷へ戻る主人公の心情が、楽しかった大学生活が終わり、社会人になることへの不安とどことなく似ている。

 今もYouTubeでこの3曲を続けて聴くと、曲調はメジャーだが、あの頃のほろ苦く、甘く切ない情景が浮かんでくる。
 

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感動をもう一度

2022年05月11日 13時30分22秒 | 徒然(つれづれ)
 加齢によるものなのか、よくも悪くも感動することがなくなってきた。

 喜びにせよ、悲しみにせよ、あるいは驚きにせよ、多少のことでは、心が揺れることはない。
 人生経験的なものか、感受性が鈍くなってきたのかはわからないが、現実に起こる物事が、想像の域を超えることがなくなってきた。

 朝のウォーキング途中では、空港が近いこともあり、着陸態勢に入った巨大な飛行機が何機も間近に見える。
 しばしば思うのは、その飛行機が爆発しないかということだ。
 夢の中ではたびたびあるが、これはさすがの私でも驚くに違いない。

 また、ディザスター映画で観るような、大地震が起こり、高速道路の高架が崩落したり、巨大な地割れが発生しないか、山をも越える大津波が襲ってこないか、想像を逞しくする。
 それより突飛な、巨大なUFOが現れて、地上を攻撃してくる場面など想像は尽きない。

 それくらいの出来事でないと、私は感動しないだろう。

 

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気合いだ ! 気合いだ !

2022年05月11日 13時19分00秒 | 徒然(つれづれ)
 気合いだ ! 気合いだ ! 気合いだ !・・・。
 かのアニマル浜口氏が、ひとつ覚えで咆哮する常套句だ。

 精神論、根性論のプロレスの世界で育ってきた氏だが、一般社会ではその考えには批判的な人間も多い。
 気合いだ ! も一種のギャグとしてとらえられている。

 しかし案外、的を射ている面もある。
 理論や現実論ではおよそ達成が難しい事でも、それを超えた、言うところの気合いや精神力で、達成できるケースも否定できない。
 それは他者から強制されるものではなく、自身の意識の中から湧き出てくるものに限る。

 厳密に言うと、精神論や根性論などという使い古された、あるいは誤解を招くような言葉ではなく、言うなれば、自己催眠的なものだ。
 平易な言葉にすると、プラス思考、楽観主義とでも言えばいいだろうか。

 私のモットーであるところの、病は気からもその類いかもしれない。
 少々の心身的な不調は、気合いのアドレナリンで好転するものだ。
 
 気合いのアドレナリンとは、要するに我慢だ。
 私はそれでやってきた。
 何事も我慢が肝心だ。
 

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