ウォーキング途上にペットショップがある。
犬に特化したショップで、その店名も、犬のデパート空港ドッグセンターだ。
ペットホテルも併設していて、各地にチェーン展開しているようだ。
横を通ると犬の鳴き声が喧しく、数人の若い店員が朝早くから世話をしている。
ペットはおろか畜生嫌いの私ゆえ、その店になんの興味もないのだが、ひとつだけ大いに気になることがある。
4階建ての細長いビルの屋上に、横の高速道路を通る車や、離着陸する飛行機から見えるように、デカい看板が設置されている。
商魂逞しいのは、見習うべきところだが、その看板の画像が犬ではなく、な、なんと、猫なのだ。
NOT DOG BUT CAT !
可愛い仔猫のデカデカとした画像が、天空から下界を見下ろしているのだ。
これは一体どういうことなのだろう。
奇をてらうにしては的外れだし、なんらかの意味があるとしたら、それは全く伝わっていない。
違和感だけが残る看板だ。
その違和感の原因を確かめに立ち寄る客がいるのだろうか。
犬に特化したショップで、その店名も、犬のデパート空港ドッグセンターだ。
ペットホテルも併設していて、各地にチェーン展開しているようだ。
横を通ると犬の鳴き声が喧しく、数人の若い店員が朝早くから世話をしている。
ペットはおろか畜生嫌いの私ゆえ、その店になんの興味もないのだが、ひとつだけ大いに気になることがある。
4階建ての細長いビルの屋上に、横の高速道路を通る車や、離着陸する飛行機から見えるように、デカい看板が設置されている。
商魂逞しいのは、見習うべきところだが、その看板の画像が犬ではなく、な、なんと、猫なのだ。
NOT DOG BUT CAT !
可愛い仔猫のデカデカとした画像が、天空から下界を見下ろしているのだ。
これは一体どういうことなのだろう。
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違和感だけが残る看板だ。
その違和感の原因を確かめに立ち寄る客がいるのだろうか。
狙いは読後感。読めばわかる、あるいは読んでもわからないかもしれないが、なんとなく心の片隅に残る奇妙な違和感。ありきたりで普通を装った妙な安心感。 そんな小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。