★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

"Now And Then" by Beatles

2023年11月03日 18時27分38秒 | 音楽
 鳴り物入りでリリースされた、ビートルズ最後の曲『Now And Then』。
 生前のジョンのピアノ弾き語りを録音したカセットテープから、音源分離操作でボーカルとピアノを分け、そこに、これもジョージの生前録音されていたサイドギター、そして新たにポールのベース&スライドギター、リンゴのドラム、オーケストラの弦楽器を入れたという。 

 この曲を聴いて感涙にむせぶ、イギリスの往年のビートルズファンのニュースを見た。
 嘘でしょう。
 ビートルズ世代の私も、満を持して聴いたが、とてもそんな気にはなれない。
 これがビートルズの曲?

 期待が大きいほど失望も大きい。
 録音技術的に無理やり作った感満載の、ビートルズらしからぬモッサリ感は、期待外れもいいとこだ。
 時々(Now and then)感はあっても、ドキドキ感はない。

 この曲のメリットといえるのは、ジョンのボーカルが聴けたことと、曲がりなりにもビートルズの4人が一緒に演奏したことだ。
 耳慣れてくると、いい曲に思えてくるかも知らんけど、第一印象はサッパリだ。
 ビートルズの名前や曲の背景を知らずに聴くと、ほとんどの人が聴き流してしまいそうだ。

 ビートルズに先行する形で、ローリング・ストーンズも新曲『Sweet Sounds of heaven』をリリースしている。
 こちらのほうは、レディ・ガガをフィーチャーした意欲作で、出だしのスローバラード風から、迫力のある盛り上がりはストーンズならではだ。

 特徴のあるミックのボーカルは、知らずに聴いてもすぐにストーンズだとわかる。
『Now And Then』に比べ、退役と現役の違いは歴然だ。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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カラオケスナックの夜は更けて

2023年11月03日 09時38分30秒 | 徒然(つれづれ)
 昨夜は定例のたそがれオヤジ飲み会。
 毎月やっているので、そんなに新しい話題もないのだが、毎度集えば、知り合いの噂話や、病気、音楽、昔話で座は盛り上がる。
 店も創作居酒屋で、お値段少々高めだが、料理、雰囲気は文句なしで酒が進む。

 10時くらいに店を出て、女将の口利きで、先輩とふたりで近所のカラオケスナックに突入。
 九州出身の、いろいろと訳ありの70代のママがやっている店で、顧客も我々と同年配の男女が半々で満席状態。

 客はみんな歌が上手く、最初は気後れしたが、アットホームな雰囲気に促され、昭和歌謡を次々に熱唱。
 結局、1時過ぎまで長居してしまった。

 驚くことに、飲み放題、歌い放題で、ひとり3,000円ポッキリの激安料金。
 今後の二次会の行きつけになりそうな予感。

 今月下旬にはフルメンバーでの飲み会、来月はいろんな集まりの忘年会と、年末飲み会が増えてきそうだ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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歴史は繰り返すのか、時代は変わるのか

2023年11月02日 12時03分15秒 | 徒然(つれづれ)
「歴史は繰り返す」とは、諸説あるが、「資本論」のカール・マルクスの言葉という説が一般的だ。
 過去にあった出来事は、同じような経緯をたどって、何度でも繰り返される、という意味だ。
 過去の(現在もだが)戦争などがそのいい例だろう。

「時代は変わる」とはボブ・ディランの曲のタイトルだ。
 意味は説明するまでもなくそのままだ。

 歴史と時代、主語は異なるが、ふたつは逆の見解だ。
 そしてどちらの説も、過去の出来事や経験に依存している。
 悲観論者は前者だろうし、現実論者は後者だろう。

 どちらもまさに正論だ。 
 歴史という壮大な観点から言うと、それは繰り返されているし、時代という観点から見ると、それは日々変わりつつあると言えるだろう。

 大多数の人間は、「時代は変わる」のほうに軍配を上げるだろう。
 時代のほうがより身近で、自身の生活環境や考えにシンクロする。
 歴史というスパンで物事を考える人間は、たぶんほとんどいないだろう。

 しかし、老い先短い、引きこもり年金生活の私は、どちらにも賛同しかねる。
 過去に歴史が繰り返されたとしても、時代が変わったとしても、将来、同じことが起きるとは限らない。
「歴史は繰り返すかもしれない」、「時代は変わるかもしれない」が正解だろう。

 いずれにしても、歴史が繰り返そうと、時代が変わろうと、私の日常生活に与える影響は軽微だ。
 

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「宝島」でタイムトリップ

2023年11月02日 10時47分58秒 | 徒然(つれづれ)
 今日はたそがれオヤジ飲み会が控えているので、朝のウォーキングは取りやめ、近所のマクドでブランチ。
 お供は1970年代のサブカル雑誌「宝島」。
 50年近く前の雑誌は、当時のサブカル記事が満載で、私の郷愁をそそる。

 しかし、如何せん、50年も前、それも第一次オイルショック直後の混沌の時代ゆえに、印刷は質の悪い紙にモノクロ、広告はほとんど手書きだ。
 それはグラビア印刷を使えない、弱小出版社の弱小雑誌ならではの、体裁より情報の質と量という矜持だろう。

 インターネットの影も形もない当時は、欲しい情報を集めるのに苦労したものだ。
 当時の最新の情報源はテレビやラジオ、そして雑誌だった。

「宝島」は若い私にとっての、持って来いの"ソッチ方面"の情報源だった。
 記事の投稿者は、いわゆるカジュアル・インテリと言うか、似非インテリともいうべき、ちょっと変わっている人間が多かった。

 狭い分野のオーソリティ気取りと、広く浅い知識のオールラウンダー が双璧をなしていた。
 その文章は、どちらも権威主義に対抗するような、時にシニカルで、時にオチャラケで、当時の私たちには概ね好評だった。
 それが「宝島」の特色だった。

 その広範な、あるいは専門的な情報収集力や軽妙な文章表現には、思わずニヤリとさせられる。
 小難しいことを、面白おかしく、かつ、わかりやすく解説する文章は、「宝島」ならではだ。
 当時の流行りや風俗も的確に捉え、あの時代のサブカルの先端を行っていたのがわかる。

 そんな「宝島」から得た知識や情報をひけらかす連中も、私のまわりにも少なからずいた。
 筆者の独特な言いまわしを真似た文章を書く者もいた。
 恥ずかしながら私もそんなひとりだった。
 
 しかし、今、読み返していると、不思議なもので、タイムトリップしたように当時の感覚が甦ってくる。
 当時誌面に登場していた、私より少しばかり上の世代の彼らは、老境の今、どうしているのだろう。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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