ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

『思い通りの死に方』

2013-05-16 17:08:43 | 最近読んだ本
中村仁一、久坂部羊『思い通りの死に方』(幻冬舎新書)

またまたこんな本、読みました。
図書館で予約を入れてから何カ月も待って。

前にも紹介している中村仁一先生(これ)、
京都の講演会にも参加していますが()、
その中村先生が、やはり似た「路線」の医師である
久坂部羊先生と対談して、
思いっ切り語っています。

といっても、基本は前に紹介した
本や講演会の内容と変わっていません。

対談となっている分、読みやすくなっています。
するするっと2日で読めました。

久坂部先生もおっしゃっています。

明日死ぬかもしれないと思えば、
今日を充実させようという気になる。
いかに満足して暮らすか。

いまある状況に満足して暮らしていれば、
何歳で死のうが問題ではない。
たとえ40歳で死んだとしても
充実した人生を送れた人もいるだろうし、
100歳まで生きてもまだ足りないと思う人もいる。
長さよりも、良い人生を送ることが重要。

思い通りの死に方、というタイトルをつけてはいても、
そう都合良くいくものではない、
だから、どこかで人生の棚卸しをして
いい人生だったと振り返りそれなりに満足し、
そのあとは気楽に好きなように生きる、
やりたいことはやっておき、
死を視野に入れながらも、
結果は気にしない。

何にしてもすべて自分自身のこと。

何よりも大切なのは、
納得のいく生き方をすること。

世間では、元気な高齢者「スーパー老人」が登場し、
アンチ・エイジングと称して、
とにかく若々しいことが素晴らしい
という風潮になっているが、
現実はそんなものではない。

高齢者医療に携わるお二人の言葉は重いです。

中村先生の講演会に参加したことで、
こういった話はますます身近に感じています。
コメント
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