虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

西宮球場

2010-06-14 08:28:04 | スポーツ
写真は、今はなき「西宮球場」(模型)である。
おそらく、1970年代後半~1980年代前半のものだろう。
外野に敷かれた人工芝(1976年~)とラッキーゾーン(懐かしい)があることから、この時代だと判別できる。

子どもの頃は、テレビでプロ野球中継といえば巨人戦が当たり前だったが、へそ曲がりの私はプロ野球ニュースなどでパ・リーグの試合を見るのがなぜか好きだった。
当時はひっそりしたスタンドで、セ・リーグに負けない熱い戦いが繰り広げられていた。
そのパ・リーグがここまで隆盛を極めるとは…感慨深いものがある。

特に、この「西宮球場」の印象が強い。
当時にしては、最新鋭の人工芝球場(70年代後半は、後楽園と西宮だけ)で、それだけで目を惹かれた。
また、本拠地にしていた阪急ブレーブスがかなり強かったこともあり、印象を濃くしていたのだろう。

当時の阪急は、山田・福本・加藤などが活躍し、1976~1978年は上田監督でリーグ3連覇を達成。黄金期を迎えていた。
その10年後(1988年)阪急球団はオリエンタルリース(現オリックス)に譲渡され、やがて本拠地は神戸へ。

その頃、西宮球場のある場所に赴いたことがあるが、主に競輪場として使われており、そのギャップにガッカリしたのを昨日のことのように覚えている。
同様に、南海ホークスの本拠地だった大阪球場が住宅展示場として使われていた時にも心底落胆した。ここは「江夏の21球」の舞台だったのに…。

その後「西宮球場」は2002年末に閉鎖。
2004年に解体され、今は阪急西宮ガーデンズというショッピングセンターが建っている。

「西宮球場」が解体された後、現地に行ってはいないが、どんな気持ちになるのだろうか?
おそらく、なんともいえない気持ちになるんだろうなぁ。