虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

小学生以下リフト無料

2012-09-03 08:35:50 | スポーツ
プリンスホテルは、富良野や苗場などの国内9スキー場で、今冬小学生以下のリフト料金を無料にすると発表した。
http://www.princehotels.co.jp/press/120829_02.html/

近年スキー離れに歯止めがかからない中での判断だろうが、もっと厳しい状況になることも予想される。
それでも、何かしなくてはジリ貧になると踏んでの施策なんでしょう。
それだけスキーの業界は厳しい状況なのです。
約20年前のスキーブームはバブルの恩恵もあったのですが、愛好者はあの時代の「8分の1」とも「10分の1」とも言われています。

そもそも、なぜスキー離れが止まらないのだろうか?
いくつか理由は考えられる。
・娯楽やスポーツの多様化によりスキーの優先順位が低くなった。
・他のスポーツに比べコストがかかり、経済不況化ではやりにくい。
・スキー場へ行くこと、道具を持っていくこと等、何かと面倒くさい。
~最近では宅配してくれる業者もあるが、コスト増になってしまう。

個人的には、面倒くさいことがスキーを遠ざける大きな理由ではないかと思っています。また若者のクルマ離れも遠因になっているような気もします。

現代はとても便利になりました。
ちょっと行き過ぎの感もあります。
スキーも然りで、聞いたところによると、学校のスキー授業で、スキーやブーツを宅配業者に運搬させているところもあるんだとか。
そして、子どもたちは手ぶらに近い状態で、スキー場へ行くそうです。

このような状況が教育現場で行われているのも、直接的ではないけれど、スキー離れを加速させる要因だといえるのではないでしょうか?
恐らくスキーをしたいのではなく、仕方なくさせられているのでしょうね。

やはり、スキーの楽しさを体験させることが最も大事なことです。
ゲレンデスキーにこだわる必要はないと思います。
歩くスキー(クロスカントリースキー)でも、スキーの楽しさを満喫できますし、気軽に取り組めることにおいてはかなり優れています。
札幌であれば、中島公園で楽しめます(冬季&降雪時限定)

私が暮らす北海道でも、スキー離れが顕著です。
スキーが滑れない道産子が増えていくのは、忍びない気持ちです。