IRカジノ私案②

昨日の続き。

いきなり「丁半博打」「花札」での賭け事が強烈だったら、その場所に疑似体験できるテーマパークを作ればいいのではないか？
そこで体験してもらって、心身ともに免疫を作ってもらい、それ以上チャレンジしたかったら、本格的な賭博場に進めばいいのだ。
テーマパークなら子どもでも楽しめるし、日本文化に関連したものを体験できる所にすれば、体験型観光（地として）の魅力は増すように思える。

そうすることで、地元の人たちの（新規も含めて）雇用は確保できるし、日本古来の文化の伝承もできる。
可能ならば、温泉地などに期限を設けて「特区」として展開すればいい。
年限としては、3～5年くらいがベターだろう。
そのための「期限付き特区」にすればいいのではないか？

そして、数年ごとに入札させて、全国各地を巡回するような仕掛けにすればいい。
もちろん地域特性を鑑みた展開も求められる。
場所（土地）によっては、闘鶏や闘犬が行われる場所もあるだろう。
地域に根付いた文化の伝承、そしてそのことを通じた地域振興・経済振興にもつながるはず。

そのためには、国や地方公共団体は法律などの仕切りの部分のみ行い、運営等の実務面は民間に開放する方がいい。
行政が運営すると、極めて面白くなくなる。
頭が固いというか、無難というか…。
私のような企画屋からすれば、びっくりするくらい面白くないのだ。

やはりびっくりさせるような演出がなきゃ。
言うまでもないが、アミューズメントは杓子定規な展開では、顧客満足度も高まらないだろうし、持続可能性は期待できない。

ノウハウを有した民間業者、たとえばパチンコなどのアミューズメント産業やホテルなどのサービス業が参入すればいい。
またプロダクション会社の参入があっても面白いだろう。

加えて、一定の人口を有した都市圏では、他の産業もあるし、カジノでの地域復興の必要が少ないので、当初から参入できないことにする。
あくまでも地方都市や過疎の町村が望ましい。
さっきも記したが、過疎の山間にある温泉地などがベターじゃないだろうか？

日本でしかできないことを訴求すべきだろう。
ラスベガスやマカオ、シンガポールの日本版（二番煎じ）では意味がないし、魅力も乏しくなる。

いずれにしても、お客さんの側に立った発想じゃないと話にならない。
もう少し、議論を見つめていく必要があると思われるが、やり方次第ではとても面白いことになるのでないか？

要はアイディア勝負ですよ！
監督官庁である役人の柔軟発想（民間開放）が、勝負の分かれ目だと思っています。