虹色仮面 通信

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新球場?

2016-05-26 05:48:39 | スポーツ
数日前の北海道新聞より。

プロ野球北海道日本ハムが新球場を建設し、札幌ドームから本拠地を移す構想を進めていることが23日、関係者への取材で分かった。
北海道大学構内(札幌市北区)、北広島市が整備を検討している「きたひろしま総合運動公園」予定地、札幌市の真駒内地区(南区)などが候補に挙がる。
札幌ドームでは実現できていない球場と球団の経営を一体化させて収益力を強化する狙いがある。
本年度中にも候補地を決め、2023年の開場を目指す。

構想によると、新球場は天然芝グラウンドの野球専用で3万人を収容。
周辺にフットサルコートなどスポーツ施設を造り、大型商業施設も誘致して「ボールパーク」に発展させる。
大規模な国際イベントを開く会議場を併設する案もある。
4月の日本ハム本社(大阪市)役員会で説明し、候補地の関係者や不動産開発大手に打診している。

新球場の総工費は開閉式屋根を用いるかどうかで200億~500億円と幅を持たせる。
自己資金のほか日本ハム本社からの借り入れ、計画に賛同する企業、個人からの出資や寄付など幅広い調達方法を検討している。

候補地の北大では北西部の野球場の一帯を想定。
札幌駅に近い半面、用地は狭く、歴史ある大学の商業開発には反発もありそうだ。
きたひろしま総合運動公園の予定地は広いが札幌中心部から遠く、JR北広島駅からも離れている。
札幌市の真駒内地区は用地が限られ、同市が26年の招致を目指す冬季五輪・パラリンピックの会場整備との調整が必要となる。
道立産業共進会場跡地(札幌市豊平区)も候補に含まれているもようだ。<了>

以前からくすぶっていた球団(ファイターズ)と施設(ドーム)の微妙な関係。
こういう形で表面化したかぁというのが正直な印象でした。

個人的に新球場構想は大賛成!
昨日のハマスタの話題じゃないですが、やはり自由度のある各種展開は資金面の見通しがつけば望ましいですからね。
そして、ファイターズの場合、かなり金額を札幌ドームに支払っており、ここは懸案要素になるのは明らか。

球団と施設の双方が歩み寄って、建設的に進められるのならいいのだが、ドーム側が頑として受け付けない(と聞く)
札幌ドーム(法人)にとって、北海道日本ハムファイターズは最大の顧客であり、彼らがいることが前提の運営なはず。
なのに、そこを勘違いしているのか、移転などしないと高をくくっているのか知らないが、あまりに高慢であり、柔軟性に欠ける。

私も間接的ではありますが、札幌ドーム関連の仕事をさせてもらっているが、どこかに「仕事させてやっている」的な雰囲気があり、明らかに見下されている。
正直、あまりいい気はしませんね。
昔ならそれでも通用したかもしれないが、現代は「持ちつ持たれつ」でやっていかねばならないはず。

もしファイターズがドームから新球場へ移ったら、ドームの経営そのものが揺らぐに違いない。
間違いなく、札幌ドームにとっては死活問題になるだろう。
今までの殿様商売的な姿勢を根本から見直さないと…。

ps、ファイターズ側も新球場の運営に関しては、課題(不透明さ)があるのは事実。とくに通年での稼働率と資金的な目安がどうなのだろうか?今後の推移を注目したいと思う。